木走日記

場末の時事評論

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

日本のマスメディアは「官憲の犬」〜今回のメディアスクラム状態の犯罪報道は報道の名を借りた犯罪だ

そういうことだったのか。 前回、「日本のマスメディアの人権意識の希薄さが怖い」ということで芸能人の父親の犯罪で時事通信の報道タイトルが芸能人の名前を晒していることを批判したわけですが、場末のブログとはいえタイトルからは固有名詞をはずす配慮を…

25日付け時事通信の報道タイトルは犯罪的だと思う〜「芸能人父を国際手配=詐欺容疑」(時事通信)

日本のマスメディアの人権意識の希薄さが怖いです。 これまでも日本のマスメディアの犯罪報道では、情け容赦の無い報道により痛ましい犠牲者を出しています。 犯罪を犯した者の親族に対して、実名で報道する、昼夜区別無くインタビューを試みる、あること無…

ひとつの選挙区で10万票が蒸発した壊滅的大敗北の民主〜都議選結果をマンモス選挙区練馬区(定数6)で徹底検証

さて都議選の結果ですが自公圧勝という大方の予想通りの結果でありました。 数字を検証しつつ都議選の結果を簡単に総括しておきます。 アベノミクス経済効果もあり各世論調査で6割を超える高支持率を保ったままの安倍政権、国政の勢いをそのまま都議選に持…

この局面で「終わったね、この人」と背後から仲間を撃つ石原慎太郎発言の大局観の無さに驚く

19日付けスポーツ報知記事から。 慎太郎氏から“三下り半”の橋下氏、都議選負けたら維新共同代表辞任 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)は19日、今月23日投開票の東京都議選について「支持を受けられなかったら共同代表を継続するわけには…

完全なる選挙戦術ミスで悲壮感すら漂う橋下維新〜「従軍慰安婦問題」で「正義の袋小路」にはまってしまった

悲壮感すら漂い始めた橋下維新なのであります。 16日付けスポーツ報知記事から。 橋下維新“支持率”3% 巻き返しへ必死の街頭演説 参院選の前哨戦として注目される東京都議選(23日投開票、定数127)について、共同通信社は15、16の両日、都内の…

いろいろな意味で残念な政治家のブログ〜「汚れた」政治家の主張は「汚れた」主張になってしまう件

6年前になりますが当ブログにて、「○○は好きだが○○を好きな人々は嫌い」という香ばしい論法について考察したことがあります。 2007-03-15 「○○は好きだが○○を好きな人々は嫌い」という香ばしい論法 http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070315 当時私がアニ…

アングロサクソンは手を汚さない〜エシュロン・シギント(SIGINT; signal intelligence)を独占している5カ国について

米国家安全保障局(NSA)などの極秘の情報収集活動を内部告発したのは中央情報局(CIA)の元技術支援職員エドワード・スノーデン氏(29)だったことが明らかになりました。 ・・・ 海外の5つのサイトをまずご紹介します。 The National Security Ag…

少子高齢化で世界の先駆をなす日本〜「30年後の日本『人口激減時代』の衝撃」(文藝春秋記事)を徹底検証

電車の中刷り広告でセンセーショナルな見出しを見て思わず今月号の文藝春秋を購入してしまいました。 市区町村別予測データを徹底分析30年後の日本「人口激減時代」の衝撃 藻谷浩介+取材チーム20402100万人の日本人が消失する! 大都市全体が老人ホーム化す…

政権与党、自由民主党に幸あれ!!〜片山さつき先生の並外れたレベルの高さに驚く

今回は小ネタですので、くつろいでななめ読みして下さいませ。 さて、いやはやこれはどうしたことなのでしょうか? 双方なぜこのような「内輪もめ」をわざわざネットで公開するのでしょうか? この「体を横に震わせて、目つきもおかしく、はっきり言って怖か…

田原総一朗氏とファフィントン・ポストの限界性について〜『木走日記』が朝日新聞批判を止めない理由

当ブログでは一連の従軍慰安婦問題で朝日新聞批判を繰り返していますが、メールなどで「木走はこんなポジションだったのか」とご批判をいただいています。 当ブログが批判されても朝日新聞批判を止めない理由をまとめておきたいです。 ・・・ あまり得意では…

アングロサクソンは「歴史のダーク・サイド」を否定していいのか?〜国際連合(United Nations)における正義の議論の非対称性について検証

国連の拷問禁止委員会の見解は、旧日本軍の慰安婦をめぐって「強制連行を示す証拠はなかった」という政治家らの発言を問題視し、日本政府に明快な対応を求めています。 橋下発言批判、日本批判の急先鋒は同委員会のギアー副委員長、アメリカ人です。 国連の…

自ら放った火が国際的に大炎上、それを社説で嘆いてみせる朝日新聞〜もはやここまで、朝日を国会へ召喚せよ

朝日新聞だけではないのですが、ときに大新聞が読者をある方向に誘導したい場合に使用する報道テクニックのひとつに、『トップ、社説、社会面の三段波状誘導作戦』があります。 一面記事で大きく取り上げ読者の関心を誘い、関連する新聞社の主張を社説で掲げ…