木走日記

場末の時事評論

2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

日本経済「実は失われた25年」〜過去50年平均株価推移から検証

欧米では、1980年代をエイティーズ、1990年代をナインティーズと、ディケード(decade)10年単位でひとまとまりの時代として論説されることが普通であります。 日本では例えば「懐かしき昭和30年代」といったように「昭和」、「平成」といった元…

米国政府が厳しく中国を非難する中、共産国家中国に何も言えない鳩山チキン政権

今回は、なぜか日本ではあまり大きく報道されていない、しかし極めて重要な中国の裁判について取り上げたいです。 中国情報局サーチナニュース25日付け記事から。 中国:反体制作家に政権転覆煽動罪を適用、「懲役11年」の判決 新浪香港などによると、北…

普天間問題:「見得」の切り方のスケールが小さい鳩山首相

越年必至となった普天間問題でありますが、鳩山首相の指導力が厳しく問われているわけですが、今回は本件で新聞の社説がいったい誰の「目線」「立場」で論説されているのか、この興味深いテーマから触れてまいりましょう。 24日付け産経新聞社説。 【主張…

鳩山政権はフィリピン・アキノ政権の蹉跌を思い出せ

外交というものは原理原則を重んじつつも国益を守るためには、私は政治家というものは、ときにはしたたかに現実主義者として妥協したり譲歩したり振る舞うべきだと考えますが、暗礁に乗り上げてしまっている普天間基地問題に代表される日米同盟関係における…

予言しましょう、一月以内に政権支持率は50%割れするでしょう〜このままでは穏健保守派層が鳩山政権を見限る

14日付け産経新聞電子版記事から2題。 小沢氏、宮内庁長官は「辞表出してから言うべき」特例会見問題で 2009.12.14 17:40 民主党の小沢一郎幹事長は14日の記者会見で、天皇陛下と中国の習近平副主席の会見をめぐり、政治利用にあたるのではないかとの懸…

暗愚な傀儡と傲慢な帝王〜できの悪いマンガみたいにショー化してきた民主党政権

暗愚。 一ヶ月前、鳩山由紀夫首相は、シンガポールでブルネイのボルキア国王と会談し、「国民に税金が課されていないと聞いた。日本国民もブルネイに移住したいと考えるだろう」と、「所得税は無税」(国王)という同国の税制をうらやむような発言をしていま…

連帯保証人制度見直し検討〜中小零細企業にとって亀井氏こそ政策実現力を備えた真の「友愛」政治家である

9日付け朝日新聞記事から。 連帯保証人制、見直し検討 中小企業融資時 亀井金融相2009年12月9日20時11分 亀井静香金融相は9日の会見で、金融機関が中小企業に融資する際に経営者の連帯保証を求めることについて、「非常に弊害が出てきているので、金融庁で…

“下半身OB”を伝える産経記事も"OB”という与太話

堅い話が続いたので今回は与太話的メディアリテラシーであります。 でお題にさせていただきますのは産経新聞のこの記事。 次から次へ“大女優”まで…ウッズに「第8、第9の女」 http://sankei.jp.msn.com/sports/golf/091208/glf0912080852001-n1.htm http://…

「累進消費税」のススメ

7日付けの朝日新聞社説。 2010年度予算編成―「公約」より大局を見よ http://www.asahi.com/paper/editorial.html この論説ですが、タイトルは「2010年度予算編成―「公約」より大局を見よ」と教科書的正論なわけですが、内容はというとご一読いただ…

「事業仕分け」改善案〜ひとつのシステムとして進化させよう

今回の民主党の行った事業仕分けについて、メディアやネット上で賛否両論その評価が割れていますが、当ブログとして現段階で総括しておきたいです。 私は今回の事業仕分けは手法として欠陥が少なくなかったしそのジャッジメント・判断は適切さにかけているも…

ハトミミ・ドットコム〜民主党政権のこの無邪気さが少し怖い

2日付けの朝日新聞記事から。 耳大きくして行政のムダ聴きます ハトミミ・ドットコム2009年12月2日1時13分 鳩山内閣は1日、インターネットや郵送で、行政の無駄を国民や国家公務員から直接聞き取るための仕組みを新設することを閣議決定した。ハトミミ・ド…

実効性のあるデフレ対策を講じるための民主党の懸念材料〜中小零細業の事情を熟知した叩き上げの実業家がいない

『子ども手当』を公約にして政権交代を成し遂げた鳩山首相自らが、実は母親から11億円の『子ども手当』を受けていたという間抜けな構図にドッチラケな庶民なわけですが、首相の億円単位の『子ども手当』が報じられるその中で、皮肉にも庶民の間には10円…