木走日記

場末の時事評論

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

民主党はワンイシュー選挙に持ち込め!〜民主党の取るべき3つの選挙戦術

プチリベラルのナショナリストと意味不明の立ち位置を自称する不肖・木走ですが、自らを穏健保守派と自認しております。 あまり党派性の強い主張は控えてきましたが、今回は自民は下野すべき、そして健全な保守政党再生のため猛省すべき、との立場をとってお…

民主党の5つの約束の3つの矛盾

民主党のマニフェストが発表されました。 堂々と、かつ、一生懸命にその工程と財源を明示しようと努力したことは肯定的に評価したいです。 麻生首相はさっそく「財源が無責任、極めてあいまいだ。ばらまきの話は、極めて危ない」などと批判しておりますが、…

なぜ日本のマスメディアは、経営革新するダイナミズムを示せないのか〜日経トップ記事から考察する

●フィルム市場の事実上の「蒸発」を生き残った企業たちの強(したた)かさ 26日(日曜)付け日経新聞紙面トップ記事から。 有力企業の「稼ぎ頭」交代 富士フイルムは複写機から医療・液晶 有力企業で主力事業の交代が相次いでいる。富士フイルムホールディ…

バカ丸出しの民主党、携帯で「政権交代ゲーム」〜いっそ『民主くん肉離れ!』で3部作ってどうよ(苦笑

朝日新聞電子版速報記事から。 「官邸キター!」 民主、携帯で「政権交代ゲーム」配信2009年7月24日10時50分 民主党は24日午後3時から、党公式携帯サイトで、党のキャラクター「民主くん」が、困難を乗り越えながら首相官邸を目指してダッシュする「政権…

政権政党として「暗黙知」がない民主党と負の「暗黙知」しか認知されない自民党

●「暗黙知」と「形式知」〜「形式知」しか共有化できないKMS(ナレッジ・マネジメント・システム)の限界性 先週17日(金曜)ですが、日経新聞で「暗黙知」と「形式知」についての経済記事が掲載(残念ながらネットでは公開されていないようです)して…

自民党はすでに『チェックメイト』だ〜反麻生勢力は時勢を俯瞰できていない

●「 自民党よ、負けるなら潔く負けよ 民主党と議論を戦わせて 」〜保守派評論家の論説の一部に顕著な変化 いずれにしても衆議院議員の任期は9月までであり、近々の選挙は避けられない。そんなときに総裁を代えるのは無意味だと、総裁選挙を主張する人たちは…

武部の麻生人格攻撃で表出する自民党のパーティー・ガバナンス劣化は見るに耐えない

14日付朝日新聞電子版記事から。 衆院、内閣不信任案を否決 自民議員に造反なし2009年7月14日14時54分 衆院は14日午後の本会議で、民主、共産、社民、国民新の野党4党が共同提出した内閣不信任決議案を与党の反対多数で否決した。首相に批判的な自民党…

「なあに民主政権など1年も持たない」(自民党関係者)〜現実味を帯びてきた「政権交代」話

14日付け朝日新聞電子版速報記事から。 自民・古賀氏、選対委員長を辞任へ 地方選敗北を引責2009年7月14日12時10分 自民党の古賀誠選挙対策委員長は14日の党総務会で、静岡県知事選や東京都議会議員選挙などでの与党敗北の責任を取り、委員長を辞任する…

産経新聞の不憫(ふびん)で悲しき選挙分析〜”惨敗は首相が靖国神社に参拝しないから”

13日付け毎日新聞記事から。 都議選:自公過半数割れ 民主54議席を獲得、初の第1党東京都議選の当選確実者が続々と決まるなか、昭島市の星氏の当選確実を大喜びする民主党都連広報委員長の蓮★(舟へんに方)参院議員(左)と都連幹事長の鈴木寛参院議員…

東京都議会選挙〜投票日15分前の最終直前予測を試みる

7月12日投票の前日23:45に読者のみなさまに送るホットな東京都議会選挙最終直前予測であります。 ※某党選対関係者より聞き取りした戦況情報に、独自の判断を加えて算出してみましたが、前提は投票率が50%以上であるとします。 では、全選挙区の予…

都議選も風は吹くのか民主党〜練馬選挙区で分析してみる

●驚異の16.57ポイントアップ〜静岡県知事選投票率 6日付け毎日新聞記事から。 選挙:静岡県知事選 民主系・川勝氏が初当選 自公系・坂本氏に小差 ◇強まる解散先送り論 与野党が次期衆院選の「前哨戦」と位置づけた静岡県知事選が5日投開票され、民主…

鳩山さん、今はあなたと握手はできない

7月3日金曜日、降ったりやんだりという曇天の梅雨空の下、東京は永田町の参議院議員会館の中に私はおりました。 以前から約束の打ち合わせのために民主党参議院議員の政策秘書氏と会館の食堂でランチをとっておりました。 誤解なきよう先に補足しておきま…

ダメ議員は容赦なく落とそう、今度の衆議院選挙は修羅場と化すべき!

●今改めて問われる小泉構造改革路線の是非 今改めて問われているのは、小泉政権の5年間における郵政民営化に代表されるいわゆる構造改革路線の是非であります。 『経済の活動は民間企業や個人に任せて、政府による介入はできるだけしないことが、結果的に一…