学生時代からの剽窃常習犯である小保方晴子さんは完全にアウト
12日付け産経新聞電子版記事から。
小保方氏の博士論文 20ページが米NIHサイトとほぼ同じ
2014.3.12 00:54万能細胞「STAP細胞」の論文を執筆した理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、博士号を得るため早稲田大に提出した英語の博士論文の冒頭部分が、米国立衛生研究所(NIH)のサイトの文章とほぼ同じだったことが11日、分かった。
博士論文にはこれまでも不適切な画像の操作があるとの指摘がインターネット上で広がっており早稲田大が調査している。
博士論文は、骨髄から採取した細胞がさまざまな細胞に変化できることなどを示したもので、平成23年2月に発行された。約100ページの論文のうち、冒頭の26ページを割いて幹細胞研究の意義や背景を説明しているが、うち20ページはNIHの「幹細胞の基礎」というサイトとほぼ同じ記述だった。
このサイトは、幹細胞の一般的な知識を分かりやすく解説しており、胚性幹細胞(ES細胞)と人工多能性幹細胞(iPS細胞)の違いなども説明している。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140312/trd14031200550000-n1.htm
うむ、小保方晴子さんの、博士号を得るため早稲田大に提出した英語の博士論文の冒頭部分が、米国立衛生研究所(NIH)のサイトの文章とほぼ同じだったことが11日判明しました。
20ページがほぼ同じ記述ということは、これは完全に剽窃(ひょうせつ,Plagiarism)であります、他人の技術的成果物をクレジット表示することなく論文に取り込むという、学術論文では絶対にあってはならない禁じ手であります。
ネット上ではこの冒頭部分以外でも論文本体や写真、background(引用論文一覧)など多数の箇所に剽窃やデータ偽造が疑われています。
下のまとめサイトが技術的にもよくまとめられていますのでご紹介。
小保方晴子の博士論文の疑惑まとめ
http://stapcells.blogspot.jp/2014/02/blog-post_2064.html
私は工学系大学などで講師をしている関係で主に工学系ですが学生の論文を読む機会が多いのですが、剽窃チェッカーでコピペはチェックしています。
ほっとくと課題レポートなどコピペの巣窟(そうくつ)になってしまうので、最初にしっかりとチェックし学生に突き返し、コピペはバレることを知らしめるのです。
たとえばこのようなのです。
剽窃チェッカー:レポートなどの文がコピペかどうかチェックします
http://plagiarism.strud.net/
早稲田大学は博士論文に引用剽窃チェッカーをかけなかったのでしょうか、初歩的な疑問なのです。
いずれにしても私の経験上の印象では、小保方晴子さんは学生時代からの剽窃常習犯であると思われます。
学生時代からの剽窃手法を今回のSTAP細胞論文でも犯していたのならば、完全にアウトです。
技術的内容の正誤の以前の哲学・マナーの問題で、科学者としてアウトです。
早稲田大学の調査を待たなければなりませんが、STAP細胞論文の取り消しどころか博士号の取り消しも視野に入っていることでしょう。
(木走まさみず)