木走日記

場末の時事評論

日本の感染者数は4月中に10000人を突破し韓国感染者数を抜くと予測(by 『木走日記』)

当ブログでは、3月14日にモデルを用いて2ヶ月後の我が国の感染者数を、3つのシナリオで予測しておりました。

2020-03-14
2ヶ月後の我が国の感染者数を、3つのシナリオで予測〜安倍政権は極めて難しい政治判断を求められる
https://kibashiri.hatenablog.com/entry/2020/03/14/210811

当時の3つの予測シナリオのグラフです。

■図1:日本国内の感染者数予測(3月13日現在)【発生数累計】
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※『木走日記』データ収集・作成

3つの予測シナリオのモデルの詳細は上記エントリーにて説明しておりますので省略しますが、下からシナリオ1、シナリオ2、シナリオ3であります。

で、現在4月5日までの感染者数推移が確定していますので、各シナリオと実際の感染者推移を重ねて、どのシナリオ予測が近かったか検証しておきます。

■図2:感染者の予測数(3月13日)と実数(4月5日)現在【発生数累計】
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※『木走日記』データ収集・作成

ご覧のとおり、実測値の推移はシナリオ3に近いのですが、実はシナリオ3は感染者発生数のピークを3月27日に設定したモデルなので、おそらくは実測値が今の増加率からシナリオ3を抜いていくと残念ながら推測いたします。

いずれにせよ実際の推移がぎりぎり予測内に入っていますので、そこそこの精度を保った予測であったと自己評価いたします。

そこでさて、今現在の再度3つのシナリオで感染者数の将来予測を試みます。

厳しい現実を検証しておきます。

まず直近10日間(3月27日〜4月5日)の日本国内の発生者数を確認します。

■図3:直近10日間(3月27日〜4月5日)の日本国内の感染者数推移【発生数日別】
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※『木走日記』データ収集・作成

直近3日間で1000人を超えるペースで感染者が発生していることがわかります。

このペースが維持されれば、30日つまり1月で1万人を超えるペースであることをご理解ください。

残念ながらこれが現在の日本の感染者数発生数の実態なのです。

この事実を前提に3つのシナリオを用意しました。

シナリオ1 日別発生者数ピーク: 360人(今がピーク)
シナリオ2 日別発生者数ピーク: 700人
シナリオ3 日別発生者数ピーク:1000人

予測グラフをご覧ください。

■図4:日本国内の感染者数予測(4月5日現在)【発生数累計】
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※『木走日記』データ収集・作成

5月末時点で、最もおとなしい予測のシナリオ1で約16000人、シナリオ2で約32000人、日別発生者数ピークを1000人に設定したシナリオ3で約45000人となりました。

ここで指摘したいのは、どのシナリオであっても、4月中に日本の感染者数は10000人を突破が予測されることです。

■図5:日本国内の感染者数予測(4月5日現在)【発生数累計】
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※『木走日記』データ収集・作成

つまり日本国内感染者数は、韓国の感染者数10000人を今月中に超えてしまうのはかなりの高い確率で起こると思われます。

しかし人口5000万の韓国が10000人なのですから、人口1億2600万の日本では、韓国と同等の感染者比率だとして2万5000人となります。

ですので、日本の感染者数がたとえ10000人を超えたとしても、なにも不自然ではないのです。

もちろん、ここでお示しした3つのシナリオは、無限にあるシナリオから当ブログが勝手に設定ピックアップしたものであり、ひとつの目安に過ぎないことに、十分に留意してくださいませ。

読者の皆様の参考になればと、エントリーさせていただきました。



(木走まさみず)