木走日記

場末の時事評論

「むき出しの好奇心には屈しない」がリスク管理能力が欠落している政治家の件

 さて、不倫疑惑の山尾志桜里氏が交際疑惑弁護士の政策顧問起用でございます。

山尾志桜里衆院議員「むき出しの好奇心には屈しない」 交際疑惑弁護士の政策顧問起用、事務所が認める
http://www.sankei.com/politics/news/171107/plt1711070038-n1.html

 うむ、世間の「むき出しの好奇心には屈しない」のだと宣言です。

 で、案の定世間の「むき出しの好奇心」の集中砲火と相成りました、ハイ。

不倫相手を顧問に迎えメディアを猛批判した山尾議員に大バッシング
http://npn.co.jp/article/detail/78704491/

 うーん。

 ドロドロでございます(苦笑)

 本件では東国原英夫氏もなぜかお怒りでございます。

東国原氏、不倫疑惑弁護士を政策顧問起用の山尾氏に潔白主張なら「なぜ証明しない」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171108-00000067-sph-soci

 これが「そこまで強く「潔白」を主張するのならなぜ報道した週刊誌を名誉毀損で訴えないのか」といたくかっこいい「正論」なのだもの、「ハニーそのまんま東」さんに言われると、読んでるこちらが照れてしまいます、ハイ。

 記事より東国原氏の発言部分を抜粋、ご紹介。

 僕が疑問に思うのは、そこまで強く「潔白」を主張するのなら、何故それを証明しないのか。報道した週刊誌を名誉毀損で訴えないのか。元検事なら「法と証拠」に基づいて潔白を立証すべきである。一般的に、不倫裁判の場合、男女が夜、ホテルの同じ部屋に入ったら、裁判には負ける。不倫と見なされる。まぁ、そういう事は十分承知でホテルの部屋に入ったのだろう。「一線は越えていない」が問題では無い「ホテルの同じ部屋に入ったか」が問題なのである。「法と証拠」に基づいて、自らの潔白を証明出来ない政治家(法律家)が「憲法改正」について論ずるらしい。残念ながら、何の説得力も信憑性も無い」と持論を展開していた。

 本件では一人小林よしのり氏が山尾氏を応援しております。

小林よしのり
2017年11月07日 14:47
山尾志桜里、倉持氏を顧問にする件
http://blogos.com/article/257446/

 山尾志桜里氏の対応は「完璧」であると絶賛であります。

山尾志桜里氏が神奈川新聞で、倉持麟太郎氏を政策顧問にすることを発表している。
そのインタビュー記事を読むとまったく舌を巻くほどの完璧さだ。
「むき出しの好奇心になど『屈しない』」と宣言している。

 なるほど山尾氏には「憲法問題」という大目標があり、それがためには「倉持をブレーンとして必要」なのだそうです。

山尾志桜里は特別だ。本来、政治家はこういう人物ばかりならいいのだが滅多にいない。
男の政治家も見習ってほしいくらい、信念を持っている。
「待機児童問題」と「憲法問題」、山尾志桜里はこの2つを3期目の大目標にしている。
使命があるから山尾氏は一直線に邁進する。

山尾氏が倉持をブレーンとして必要なのも、わしは傍にいて知っている。確かに必要だとわしが保証する。

 いやよくわかりました。

 がんばっていただきたいです。

 ・・・

 さてと。

 少し論点を変えてこの問題を論じたいのです。

 当ブログのかねてよりの持論を開陳させていただきます。

 さて、政治家というものは、本来プライベートなことは関係なく、メディアの報道としては、その人の仕事の中身でもって評価・批判すべきじゃないでしょうか。

 政治家の下半身の問題などはっきり言ってどうでもよろしい、国民には関係ないのです。

 不倫は法的にもアウト?

 そんなことわかっています、問題があるならばそれぞれのご家族など関係者が法的対処をすればいいだけです。

 メディアで大騒ぎすることではないでしょう。

 不倫・愛人・隠し子などの政治家の下ネタなどどうでもよろしい。

 私は政治家の上半身には強い倫理意識を求めますが、彼らの下半身には倫理意識など何も求めません。

 不問です。

 政治家は上半身の仕事内容で評価・批判すべきです。

 だがしかし山尾志桜里氏が要職失格者であるのは同意するものであります。

 だって、私は彼女らがどこで不倫しようが関係ないですが、家族持ちのマスコミで面が割れてる弁護士と、今まさに野党第一党の要職に指名されんとした話題の女性国会議員とが、天下の公道や新幹線やレストランでベタベタするという、その彼女のリスク管理意識の低さだけで彼女は要職失格者と断定いたします。

 さらにひと騒動起こした後で、「むき出しの好奇心には屈しない」と、交際疑惑弁護士の政策顧問起用でございます。

 馬鹿か?

 火にガソリンまいてどうするのだ?

 こりゃだめです。

 下半身暴走させるんならマスコミ対策せんかい!(怒
 隠し通さんかい!!(怒 
 どうせ不倫するなら、もっと上手にせんかい!(怒
 ということでございます。

 こんなリスク管理能力が欠落している政治家に憲法を扱わせるわけにはいかんのです。

 これは以前よりの当ブログの持論です。

 今日日、不倫も隠し通せん奴は危機管理能力欠落者だから政治家失格だっちゅうの!!



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2015-03-08政治家は上半身の仕事内容で評価・批判すべき〜だがしかし、隠し通さんかい!!どうせ不倫するなら、もっと上手にせんかい!
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2017-09-07 前原氏の人を見る目の無さが悲しすぎる件
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(木走まさみず)