木走日記

場末の時事評論

くだらん言葉狩りはもうたくさん!〜少子化対策は古き因習の放棄『ふりんの党』で決まりだ!!

 今回は小ネタです。

 自民党山東昭子議員が21日、党役員連絡会で「子どもを4人以上産んだ女性を厚労省で表彰してはどうか」と発言、それを朝日新聞に記事にされ、いっきに炎上、批判の声が上がっています。

 21日付け朝日新聞記事。

自民の山東氏「4人以上産んだ女性、厚労省で表彰を」
2017年11月21日18時46分
http://www.asahi.com/articles/ASKCP5RL8KCPUTFK017.html

 キャリコネニュースによれば教育評論家の尾木直樹氏もお怒りとのことです。

 尾木ママ「発想だけでも批判されるべき」

(参考記事)

キャリコネニュース2017年11月22日 13:53「4人以上産んだ女性表彰」自民党山東氏の発言が大炎上 ナチス「母親十字章」やソ連「母親英雄」思い出す人も
http://blogos.com/article/260655/

 記事より批判部分。

多産の女性を表彰する動きは、極めて全体主義的でもある。ナチスドイツでは1938年、子どもをたくさん産んだ女性への勲章として「母親十字章」が制定され、4人以上から人数に応じて銅、銀、金章を送られている。

ソ連も1944年に、10人以上出産した女性を表彰する「母親英雄」制度を設けていた。その後廃止されたものの、人口減少に歯止めをかけるため、プーチン大統領は、子どもの多い家庭を表彰する制度として2008年から同様の制度を運営し始めた。山東氏の発言から「ナチスの母親十字章と同じ発想じゃんヤバすぎ」「母親英雄かな?」と思い起こす人もいるようだ。

日本でも戦時中、10人以上の子供を産み、戦死や天災以外の理由で死なせていない家庭を表彰する「優良多子家庭表彰制度」があったことが分かっている。

 ナチスドイツの「母親十字章」、スターリンソ連の「母親英雄」制度、大日本帝国の「優良多子家庭表彰制度」でありますか。

 うむ、こう並べちゃうと今回の山東昭子発言、確かに全体主義的ですなあ(苦笑

 しかしなあ、この種の『言葉狩り』には辟易してしまいます。

 さて、少子化対策として自民の山東氏の「4人以上産んだ女性を厚労省で表彰を」案を越えるアイディアを当ブログとしてこの場を借りてご提示させていただきましょう。

 最近、年のせいか怒りやすい人、お時間があまりなく無駄な愚論に時間を割くわけにはいかない人、そもそも木走など馬鹿者の意見など無視したい人は、ここで読むのやめてください、よろしくお願い致します。

 さてと。

 ここからは当『木走日記』の暴論にお付き合いしていただける心広き読者だけを対象にお話してまいります。

 少子化対策に女性だけ表彰するなどと言うから『山東昭子発言は全体主義的』などと炎上しちゃうわけです。

 今日日男女平等でなければなりません。

 少子化対策成功国と言えばフランスであります。

 フランスの合計特殊出生率は2015年で2.0を超えています、すばらしいです。

 対して直近の日本のそれは1.44に低下しています。

(参考サイト・関連記事)

フランスの合計特殊出生率の推移
http://ecodb.net/country/FR/fertility.html

出生数 初の100万人割れ 16年、出生率も低下1.44
https://www.nikkei.com/article/DGXLZO17267750T00C17A6MM8000/
2017/6/3 1:54

 うむ、日本もフランス並みに合計特殊出生率を向上し、なおかつその策に男女の性による区別を廃す、かつ現在の多様な価値観と多様なライフスタイルに適応した少子化対策、そのカギはただひとつ、


 社会として『婚外子』の存在を認めることであります。

 フランス(2008年)では、婚外子の割合=52.6%、母子・父子世帯=19.8%です。

 フランスで2006年に生まれた子供のうち、両親が正式な結婚を していない婚外子の割合が初めて半数を超えたことが分かったとき、仏国立統計経済研究所が発表したのですが、「正式な結婚にとらわれないフランス人の考え」が強くフランスの合計特殊出生率の向上に相関していることが推測されたのであります。

 『出産は正式な婚姻関係を前提としないでいい』
 『出産は個々の夫婦関係のイベントではなくせばいい』
 この開放的な考え方を社会全体で受け入れれば、必ずやこの日本でも出生率が向上することでありましょう。
 この科学的な統計に裏付けられた対策をより日本らしく発展させましょう。

 出産にこだわることはない。

 そうです、社会習慣としての『一夫一妻制度の廃止』であります。(なぜ、そっちへ行く(苦笑)?
 古き因習の放棄であります。

 男女ともにセックスパートナーの選択を、法的に縛ることをなくすのです。

 これにより確実に日本の少子化は歯止めがかかることでしょう。

 もちろん、これには多くの法律を改正しなければなりません。

 超党派の政治家集団『ふりんの党』創設を提案します。
 代表に山尾志桜里氏、副代表に宮崎謙介、今井絵理子両氏、幹事長に中川郁子氏、副幹事長に中川俊直氏、広報担当に細野豪志氏、特別顧問に山崎拓氏を推挙いたします。

 この集団は世間の好奇の目にさらされることでしょう。

 しかし「むき出しの好奇心に屈しない」のです。

 読者のみなさん。

 山尾志桜里氏代表の『ふりんの党』、いかがでしょうか。

 どうせならこれくらい開き直ってくれたら、断固支持いたしますのに。

 ふう。

 で、何が言いたいかって?

 くだらん言葉狩りはもうたくさん、ということであります。



(木走まさみず)