木走日記

場末の時事評論

でっちあげ記事で始まりでっち上げ記事で終わった朝日新聞ジャーナリスト宣言

kibashiri2007-02-09




 朝日新聞ジャーナリスト宣言

言葉は



感情的で、



残酷で、



ときに無力だ。



それでも



私たちは信じている、



言葉のチカラを。



ジャーナリスト宣言



朝日新聞
http://www.asahi.com/information/release/sengen.html

 ・・・

 ふう。

 で、2月2日の朝日新聞お詫び記事から・・・

本社記者が記事盗用 読売新聞のHPから

 このたび、風物スケッチ写真につく記事で本社員による記事表現の盗用が明らかになり2月1日、本社内で記者会見を開き、事案の概要説明と関係者の皆様にご迷惑をかけたことをお詫びいたしました。

 記者会見の概要は以下の通りです。

               ◇

 富山県立山町の特産品「かんもち」に関して、本社が1月30日付夕刊(東京本社版)の社会面やインターネットのホームページ「アサヒ・コム」などに掲載した記事が、読売新聞の記事に酷似していることがわかりました。記事を書いた記者は本社の調査に対し、読売新聞のホームページに同月27日付で掲載された記事を参考にしたと説明し、「盗用」にあたると認めています。本社はこの記者を1日付で管理本部付としました。調査を尽くしたうえで、記者と関係者を厳正に処分します。

 記事は最盛期を迎えたかんもち作りの様子をとらえた写真に付けられた約20行のものです。写真撮影、原稿執筆とも丹羽敏通・写真センター員(新潟駐在)が担当しました。丹羽センター員は84年に入社したカメラマンで46歳。06年4月に新潟総局の駐在になり、北陸・信越地方での写真取材をしていました。

 ニュースサイト運営会社からの指摘で本社は調査を開始しました。丹羽センター員は1月29日にかんもちを生産している農事組合法人で、その様子を撮影。同日夜、いったん原稿を書いた後、読売の写真の図柄が気になってホームページを閲覧、記事の方も見て自分の原稿の表現を合わせた、としています。

 同センター員は「自分の原稿を書き終えた後、読売新聞のホームページを見て表現がうまいなと思い、参考にして書き直した」と説明しています。

朝日新聞の記事

 赤、黄、緑など色とりどりのもちを北アルプス立山連峰から吹き下ろす寒風にさらす「かんもち」作りが、富山県立山町で最盛期を迎えている。

 富山湾特産のシロエビや昆布を練り込んだり、赤カブやクチナシなどで染めたりしたもちを短冊状に切り、ひもでつないで室内につるす。1カ月ほどさらすと豊かな風味が引き出されるという。(後略)

●読売新聞の記事

 黄、赤、緑など色とりどりのもちのカーテンを北アルプス立山連峰からの寒風にさらす「かんもち」作りが、立山町で最盛期を迎えている。

 富山湾特産のシロエビや昆布を練り込み、クチナシや赤カブなどで黄や赤に染めたもちを、長さ10センチ、幅4・5センチほどの短冊状に切り、ひもでつないで窓を開けた室内につるす。1か月ほど寒風で乾燥させると、もちの豊かな風味と色が引き出され、サクサクとした食感が生まれるという。(後略)

◆読者の皆さまに深くおわびいたします 朝日新聞社編集担当・三浦昭彦

 季節の風物のスケッチ写真に添える文章を書いた記者が、読売新聞社のホームページを見て、情景描写などの表現を盗用していたことが分かりました。記者倫理に著しく反する行為であり、読者の皆さまの信頼を裏切ったこと、読売新聞社や関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたことを深くおわびいたします。二度とこのような事態を招くことがないよう、早急に体制を立て直す所存です。

http://www.asahi.com/information/release/20070202.html

 ・・・

 ふう。

 古くは平成元年の四月二十日に起きた朝日新聞による自作自演事件である、朝日新聞記者が沖縄にある珊瑚礁にK・Yという落書きを発見、夕刊一面で報じたが、その後の調査の結果、朝日新聞記者自身が傷をつけて記事として書いた自作自演捏造報道

 最近では、長野総局N記者(28)=懲戒解雇処分=が取材しないで虚偽のメモを作り、それに基づく誤った記事を掲載、言ってもいないことを取材したとして記事捏造した「虚偽のメモ」田中知事発言捏造報道

 この「虚偽のメモ」捏造記事により、朝日新聞は社長以下幹部が全面謝罪会見をし、「解体的出直し」を約束したのであります。

 朝日新聞「信頼される報道のために」

「解体的出直し」へ決意 虚偽メモ問題で本社社長らおわび (2005/09/08)

 虚偽のメモによる選挙報道問題で、秋山耿太郎朝日新聞社社長は7日、箱島信一・日本新聞協会会長(本社取締役相談役)が協会長の辞意を表明したのを受けて、謝罪の会見を開いた。秋山社長の冒頭発言と、会見の一問一答は次の通り。

http://www.asahi.com/information/release/

 そして「解体的出直し」の決意を胸に、朝日新聞は昨年1月から、今後もジャーナリズムの原点に立とうという思いを、力強い言葉に込め「ジャーナリスト宣言。」キャンペーンを展開し始めたのでした。

ジャーナリスト宣言。」キャンペーンを展開

 本社は、1月25日の127周年創刊記念日から「ジャーナリスト宣言。」キャンペーンを展開しています。今後もジャーナリズムの原点に立とうという思いを、力強い言葉に込めました。さまざまな改革に着手し、テレビ・ラジオCMや交通広告などでアピールしていきます。

 朝日新聞は1879年(明治12)年に大阪で創刊号を発行してから、長年にわたり読者の皆さまに支えられてきました。

 「不偏不党の地に立って言論の自由を貫き…」「一切の不法と暴力を排して腐敗と闘う」……。朝日新聞綱領の一節です。「ジャーナリスト宣言。」は、その原点を今一度見つめ直し、調査報道の充実、時代のニーズに合わせた柔軟な取材組織への変革などに取り組む姿勢を示しています。

 「言葉は感情的で、残酷で、ときに無力だ。それでも私たちは信じている、言葉のチカラを。ジャーナリスト宣言朝日新聞

 こんなコピーにメッセージを託しました。ペンを握り、言葉を組み合わせ、文をつむぎ出し、真実を伝え続ける。きっと何かが変えられる。そんな思いを込めています。

http://www.asahi.com/information/release/sengen.html

 捏造でっち上げ報道の反省の上に「解体的出直し」の決意を胸に、「ジャーナリスト宣言。」キャンペーンを展開してきたはずの朝日新聞であります。

 「ペンを握り、言葉を組み合わせ、文をつむぎ出し、真実を伝え続ける。きっと何かが変えられる。」そんなジャーナリストとしての思いを込めて展開してきた「ジャーナリスト宣言。」キャンペーンなのであります。

 「真実を伝え続ける」ですか。

 で、今回は読売記事を完全パクリ盗用しておきながら堂々と1月30日付夕刊(東京本社版)に掲載した読売記事パクリ捏造報道ですか。

 ・・・

 ふう。

 で、本日(9日)の毎日新聞記事から。

朝日新聞:「ジャーナリスト宣言」の広告自粛 記事盗用で

 元写真記者による記事盗用問題を受け、朝日新聞社は、昨年1月からテレビCMや駅広告などで展開してきた「ジャーナリスト宣言。」と題した広告キャンペーンを自粛した。同社によると、社員の不祥事による広告自粛は初めてだという。

 このキャンペーンは、05年に取材内容の漏えいなど社員の不祥事が相次いだことから、「ジャーナリズムの原点に立ち、真実を追求する姿勢をなおいっそう強めていく」(広報部)としてスタート。テレビやラジオのほか、駅のホームなどで広告活動を展開していた。

 同社広報部は「報道機関として広告自粛が妥当と考えた」と話している。

毎日新聞 2007年2月9日 12時00分 (最終更新時間 2月9日 14時12分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070209k0000e040053000c.html

 「ジャーナリスト宣言」キャンペーン自粛ですか(苦笑

 ふう。

 ・・・

 朝日のでっちあげ報道ではじめた朝日のキャンペーンが朝日のでっち上げ報道で自粛ですか(苦笑

 ・・・

 いっそ自粛なんて止めてネガティブキャンペーンしちゃったらどうですかね。

 私たちの捏造体質はいつまでたっても変わりませんってことで・・・

 ジャーナリスト宣言よりも、フォージャー(でっちあげ屋)宣言とかしたほうが早いんじゃないですかね。

 ・・・



 朝日新聞フォージャー宣言。

でっち上げは



感情的で、



残酷で、



ときに無力だ。



それでも



私たちは信じている、



でっちあげのチカラを。



フォージャー宣言。



朝日新聞

  フォージャー朝日・・・

 かっこよさげじゃないスか?(爆)

 ・・・

 でっちあげ報道ではじまりでっち上げ報道で終わった朝日新聞ジャーナリスト宣言なのでした。

 笑止。



(木走まさみず)