[与太話][雑談]コンビーフの日にコンビーフ缶詰について真剣に考察する
3月8日でサンバの日なんてのもありましたが、
●失速ホリエモンとサンバの日
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20050309
今日4月6日はコンビーフの日だそうです。
?/365:きょうはコンビーフの日
子ども諸君、コンビーフの缶を開けたことありますか?
缶切りの溝にツメのように飛び出した部分を、引っかけて巻き取ります。力とコツが必要で、初めて出来た時は、ちょっと大人になった気がしますね。
1875(明治8)年の今日、この缶が特許登録されました。えっ脂っこいから嫌い? 昔はビーフは高級品。開けるだけでドキドキしたのに。【浜田和子】
毎日新聞 2005年4月6日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/04/06/20050406ddm013070011000c.html
不肖・木走はコンビーフが大好きであります。夜コンビニで夜食なぞを買うときにもよくコンビーフを1ケ混ぜて買ったりしています。お酒のおつまみとして最高なんですよ。
買うのはいつも知る人ゾ知る「ノザキのコンビーフ」でありまして、てゆうかノザキ以外のコンビーフ缶詰見たことありません。で、ニューコンビーフという馬肉入りの安い方もいいのですが、やはり少し高いけど牛肉のみの純正コンビーフのがおいしゅうございます。はい。
それはそうと、あのコンビーフ缶の独特の跳び箱みたいな台形状の形状と付属缶切りですが、やはりそれなりの歴史があるようですね。
コンビーフの日(4.6)
1875年4月6日アメリカのArthur A. Libby と William J. Wilson が
コンビーフ缶のあの台形状の缶の形に関する特許を取りました。コンビーフとは corned beef なのですがこの corn というのはとうもろこし
ではなく、ここでは塩粒という意味で、元々粒塩をまぶして牛肉を長期保存用
にしたものをいいます。昔は冷蔵庫などというものがありませんので、肉は
一般に corned または brined (塩水を染みこませる) して保存していました。
(現代のコンビーフはだいたいcornedせずにbrinedしたものが多いらしい)1825年にKensettという人が缶詰の技術を開発するのですが、当時は今のよう
に衛生的な設備の中で食材を詰めるわけではないので、保存期間はさほど長い
ものではありませんでした。LibbyとWilsonが1875年に特許を取ったこのコンビーフ缶には次の2つの利点
がありました。(1)底が狭い所に広い方から肉を詰めることで、できるだけ隙間なく押し込む
ことが可能である。従って空気が入り込まないので保存性が良い。(2)取り出す時は大きい方を開けることで容易に取り出せる。
このためコンビーフ缶はあの形状となり、その優秀さによって130年たった
今でもその方式がずっと踏襲されているのです。『コンビーフの日』
http://www.ffortune.net/calen/kinenbi/04/cornedbeef.htm
へええ、で実際にコンビーフ自体は1961年南北戦争中に命名されたようです。
日本でコンビーフといえばノザキなわけで野崎産業さんのHPに、さっそくアクセス・・・
野崎産業株式会社
大空を駆ける夢の世界へ!こんにちはコンビーフのノザキです。
こんな挨拶でおなじみの野崎産業は、食品のみならず
機械・航空機を扱う商社です。
米国、ヨーロッパではあたりまえとなっている自家用航
空機。子供の頃一度は夢見た小型飛行機を、日本で最初
に紹介したのが何を隠そう弊社でした。「セスナ」でおなじみの小型飛行機や「ヘリコプター」
を企業や個人にもっと身近に接してもらう。そんな夢を
現実にする企業。それが野崎産業です。移動の手段としての小型航空機は、その利便性、経済性
から欧米諸国では日常の道具として利用されています。
その利用例から、購入、運航にいたるまでの総合的なご
案内をいたしております。
あいやあ、めちゃくちゃ地味!!・・・・・・(失礼しました)
「こんにちはコンビーフのノザキです。」って、ごあいさつがまたほのぼのとしていい感じですね。(爆
小型航空機や自家用ヘリコプター売ってる会社さんなんですねえ。商品紹介のページにも飛行機やヘリコプターばっかしでコンビーフなんてないんですけど、これってありでしょうか?
釈然としない木走はもうすこしネット上で調べてみましたら、おお、からくりが見えてきましたぞ。
現在「ノザキのコンビーフ」を商権持って販売しているのは別会社なのでした。
川商フーズ株式会社
事業紹介
缶詰
「ノザキのコンビーフ」は誕生から半世紀たった今も変わらぬ定番の味で、多くの皆様に愛されています。コンビーフは、身体をつくるのに必要な蛋白質の成分であるアミノ酸の含有量が多い食品のひとつで、そのまま食べても美味しく、また肉の素材缶としてサラダやサンドウイッチなどいろいろな料理に利用して頂いております。
主要品目/コンビーフ、ニューコンビーフ
厳選された原料をていねいに煮込み、醤油漬けにした伝統の味の牛肉大和煮をはじめ、おつまみやお弁当用に手軽に食べられ、持ち運びに便利なポケット4号缶シリーズなど、種類も豊富に取り揃えております。
主要品目/ 牛肉大和煮、さくら肉大和煮、ピリ辛焼肉、ピリ辛ソーセージ、肉すきやき、ウインナーソーセージ
http://www.kawasho-foods.co.jp/business/index.html
この川商フーズさんって、旧川崎製鉄グループ会社で、合併後の現在は、あのJFEグループなんであります。
げ、思いっきり親会社は『鉄屋』なんですけど、なんでコンビーフ売ってるの?
う〜ん、製造元が『飛行機』売ってて、販売元は『鉄』売ってて・・・
『ノザキのコンビーフ』って、おもいっきり、片手間じゃないですか!(爆笑)
そういえばコンビーフの缶って、アルミじゃなくて今時珍しい、鉄というかブリキ缶でしたよね。で、鉄つながりで、川商さんが売っているのかも・・・
で、コンビーフの缶について調べたらこんなことがわかりました。
コンビーフの缶は、一般的な缶詰に使用されているブリキが0.2〜0.3ミリの厚さなのに対して、0.1ミリ程度の極薄を使っている。
もちろん、あの備え付けの缶切りで缶の真ん中部をムキムキッと開けるためにその薄さになっている。ちなみに、備え付け缶切りを引っかけるために缶からポチッと飛び出しているツメの部分を「ノッチ」と呼ぶ。ブリキとは錫(すず)をメッキ処理した銅板の事ですが、実はこのままでは肉の蛋白質と化学反応を起こして色が悪くなってしまうので、それを防止するため、缶の内側にフェノール系樹脂でコーティングされています。
ふうーん、コンビーフの缶は一般的な缶詰に対して0.1ミリ程度の極薄を使っているのかあ。
私達の知らないところで技術者達は苦労しているのですよね。感心、感心。
え、なんですか? たいした技術じゃないだろうって?
わかりました。それではコンビーフに命を賭けたコンビーフ屋の苦労話をご紹介しましょう。
食えば食うほど腹の減るコンビーフのお話です。
↓
『コンビーフ』
http://www.swany.ne.jp/minba/konbiihu.html
・・・
読者のみなさん、いかがでしたか?
・・・(汗
ゴホンッ、今日はコンビーフの日ということで、コンビーフ缶について真剣に考察してまいりました。(爆)
けっこう時間かけて調べたから今日は疲れました。
そうだ、夜晩酌用の「ノザキのコンビーフ」と「スーパードライ」、買いに行ってまいります。(汗
(木走まさみず)