日本で感染者発生が二極化していることを検証〜北海道、関東、関西の3ブロックで、94%が集中
さて、5月6日までの発表によれば、東京の感染者発生数は38人、日本全体では105人となっています。
断定的なことは言えませんが、明らかに日別の感染者数は、東京、日本全体共に減少傾向にあると言えそうです。
今回は47都道府県の直近(5月6日 )の発生者数の状況について分析したいと思います。
都道府県別のデータはNHKのサイトが大変よくまとまっています。
NHK「新型コロナウイルス」特設サイト
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
さっそく、このサイトのデータを情報ソースとして、5月6日の都道府県別発生者数を表にまとめます。
※上記サイトのデータを情報ソースに『木走日記』作成
少し驚きましたが、発生者数の有無で47都道府県がきれいに二極化しています。
ご覧いただいて一目瞭然ですが、47都道府県の感染者発生数は13都道府県に集中しており、残りの34県は5月6日の発生者数がゼロを記録しています。
さらにこの13都道府県の地理的ポジションを分析すると、局所的に発生していることがわかります。
※上記サイトのデータを情報ソースに『木走日記』作成
これは各地域で顕著な傾向があらわれています。
北海道ブロックは23人と第二波が収まっていません。
東北ブロックは6県で、関東に隣接する福島県の一人だけです。
関東ブロックは1都6県で、東京38、埼玉9、神奈川7、千葉2、群馬1の57人におよびます。
中部地方ブロックは9県で、石川3,長野1の4人です。
関西地方ブロックは2府5県で、大阪12、京都3、兵庫3の18人です。
中国・四国ブロックは9県で0人です。
最後に九州ブロックは7県で1人となります。
グラフで確認します。
※上記サイトのデータを情報ソースに『木走日記』作成
北海道、関東、関西の3ブロックで、94%が集中していることがみてとれます。
感染者の新たな発生で明らかに二極化が見られる日本列島なのであります。
このマップで確認できることは、関東(東京)、関西(大阪)、北海道の発生がいまだ収まらない3地域と他地域との、不要不急の移動(双方向)を極力抑えることが重要なことだとわかります。
断定的なことは言えませんが、明らかに日別の感染者数は、東京、日本全体共に減少傾向にあると言えそうです。
今少しの私たちの辛抱が、非常事態宣言の終了を早めることになるかもしれません。
本エントリーが、読者の皆様の少しでも参考になれば幸いです。
(木走まさみず)