木走日記

場末の時事評論

江田憲司よ、お〜い、出てこ〜い!!〜一人の政治家としていや男としての”生き様”(いきざま)について問いてみたい

 さて維新の分裂騒動であります。

 当ブログとしては部外者ですし、メディア報道で知る以外の情報も持ち合わせていませんので、法理論や手続き論での両者の主張には踏み込みません、というか、能力的(苦笑)に踏み込めません。

 そこで今回は、一人の政治家としていや男としての”生き様”(いきざま)について問いてみたいのです。

 江田憲司氏であります。

 江田憲司さん、あなたです。

 あなた、5月17日の記者会見で何と発言されたのか、覚えていらっしゃいますか。

 橋下市長を「大阪の宝であり、日本の宝。あんなに突破力のある政治家はいない。いつかまた必ず必要にされる」「法律顧問として橋下さんをこき使いたい」と讃え、市長を支えきれなかった責任を取ると宣ってらっしゃいますよね。

大阪都構想は、大阪維新の会の原点中の原点というだけでなく、国政政党たる維新の党の原点中の原点の政策であるということは党代表として繰り返し申し上げてまいりました。

 原点中の原点が民意で否定された以上、党代表としてその責任を痛感をしております。さらに言えば、稀有な政治家である橋下さんという方を引退に追い込んだ、そのサポートとが全く不十分だった、その責任も痛感しております。従いまして、先ほど松野幹事長には、"党代表を辞任したい"と私の思いを伝えさせていただきました。

 党代表としての不甲斐なさ、不行き届き、サポートができなかった責任、しっかりけじめを付けなければいけないと思っています。その思いはしっかり松野幹事長にお伝えしましたので、あとは等の手続きをすすめていただきたいと思います。政治家の出処進退は自らが決するべきです。

 これからも維新の党は残りますし、私も一兵卒として執行部を支えていきます。」と述べた。

 「大阪の宝であり、日本の宝」である橋下氏を守りきれなかった、責任とって辞任するとおっしゃっていましたよね。

(参考記事)

BLOGOS編集部
2015年05月18日 01:17
【速報】「明日から一兵卒として執行部を支えていく」〜江田憲司氏が維新の党代表の辞任を表明
http://blogos.com/article/112316/

 それがあなた、今回の分裂騒動では、「影の実力者」として水面下で暗躍されておるわけですよね。

 14日付けの産経記事によれば、合意寸前の両陣営に対しちゃぶ台返ししたそうじゃないですか。

両陣営は14日、大阪系議員に限り「分党」を認める案で合意する寸前だった。そこに立ちはだかったのが、新党組とそりが合わない江田憲司前代表だった

「これは戦争だ。何を恐れているのか」と松野氏らを叱咤(しった)したそうじゃないですか。

(参考記事)

「これは戦争だ!」 橋下市長に対抗心燃やす江田憲司氏 分裂、泥沼化
http://www.sankei.com/politics/news/151015/plt1510150051-n1.html

 この泥沼の局面で、あなたのお陰で矢面に立たされている松野氏や柿沢氏はある意味で気の毒であります。

 彼らにこの局面を打開するガバナンス能力が欠落しているのは明らかです。

 柿沢氏に至っては、ストレスからか、「明治23年の第一回帝国議会」にまで歴史を遡り、一人「坂の上の雲」状態(苦笑)です、何を訴えたいのかもはや理解できません。

柿沢未途
何者にも邪魔はさせない。そして口汚い低次元の者と同じレベルに落ちる事はない。
http://blogos.com/article/141023/

 ・・・

 江田憲司さん、あなたです。

 こと事態がここに至ったのであれば、あなたの政治家としての、いや一人の男としての”生き様”を、堂々と示すべきです。

 「一兵卒」だかなんだか知りませんがそんな小沢一郎的責任転嫁で無事に過ごせる局面ではもはやないのです。

 こそこそ隠れていないで、堂々と出てきて、矢面に立ち、東の”大将”として自己の主張をすべきです。

 江田憲司氏よ、お〜い、出てこ〜い!!

 ここで出てこないなら、政治家としていや一人の人間としていやひとりの男として、”卑怯者”の烙印が国民から押されることでしょう。



(木走まさみず)