木走日記

場末の時事評論

ルールを破って利敵行為をした組織員を罰することができない組織って!?〜民主党は菅直人、有田芳生の両名を党籍剥奪・除名すべきだろうが!!

 党の方針を裏切って無所属候補を勝手に応援、応援した候補のみならず民主党公認候補まで共倒れ、今回民主党大敗北の流れにとどめを刺したであろう、菅直人元首相のこの狼藉に対し、民主党の重鎮である江田五月氏がBLOGOSにて意見を出しています。

菅さんら処分、常幹、記者懇、北岡さん、意見交換
http://blogos.com/article/66938/

 エントリーの結語より。

 菅さんの件については、活発で真剣な議論が続きました。私は、党勢下降局面で個別のケースへのけじめ論議にエネルギーを消耗することは賢明でないこと、民主党に対する国民の批判は稚拙な政権運営から総選挙、都議選と今回の参院選の中で継続して示されているものであり、さらに全野党勢力の失望状況につき民主党が野党代表として批判されているので、これら全体を俯瞰した総括と今後の野党勢力再構築の努力を示していく中で個別のケースを論じるべきであること、その再構築に際して次代の担い手が創成期のリーダーを乗り越える営為として旧世代に退場を迫るべきものであって、処分の提起は成果に繋がらないことなどを主張しました。結局、提起された処分案は撤回され、代表と幹事長が再考の上で改めて提案することとなりました。

 「党勢下降局面で個別のケースへのけじめ論議にエネルギーを消耗することは賢明でない」

 「民主党に対する国民の批判は稚拙な政権運営から総選挙、都議選と今回の参院選の中で継続して示されているものであり、さらに全野党勢力の失望状況につき民主党が野党代表として批判されているので、これら全体を俯瞰した総括と今後の野党勢力再構築の努力を示していく中で個別のケースを論じるべきである」

 「その再構築に際して次代の担い手が創成期のリーダーを乗り越える営為として旧世代に退場を迫るべきものであって、処分の提起は成果に繋がらない」

 ごめんなさい、ご高名な江田五月さんがここでだらだら何を言っているのかさっぱり理解できませんのですが、でもその情けない結論だけは理解できました。

 「結局、提起された処分案は撤回され、代表と幹事長が再考の上で改めて提案することとなりました。」

 ほうほう、党籍剥奪とか議員辞職勧告とかペナルティは無しですか。

 大変汚い言葉遣いをさせていただきますが、お許しくださいませ。

 民主党というのは本当にどうしようもないクソ組織であることが見事に証明されました。

 クソ組織員であるガバナビリティ(被統治能力)が完全に欠落した元首相の悪行に対し、つまり民主党公認候補に反旗を翻し無所属候補を応援し結果両者共倒れを招いた、組織のルールを破り公然と「利敵行為」した菅直人という組織員に対し、その処罰すらできない、統治能力・リーダーシップの完全失墜しているクソ組織が民主党であるということです。

 組織に対し致命的なルール破りした者達が堂々と組織構成員として生き残る、こんなこと一般社会では絶対にあってはならない、選挙で選ばれた公党がこの体たらくです、「他人様に迷惑を掛けてはいけないよ、法を犯したり悪いことしたら警察に捕まるのだよ」と教育すべき子供達にこんなこと見せられませんよ、社会全体のモラルの崩壊をまねいてしまいます、ありえないでしょう。

 少なくともです。

 東京選挙区において、公然と民主党公認候補に反旗を翻し無所属候補を応援した、確信犯民主党国会議員は党籍剥奪・除名すべきです。

 特にネット上で無所属議員の支持を繰り返し表明していた菅直人有田芳生の両名です。

追記:
 無所属候補を応援した民主党議員として、地味ですが大河原陣営の選対本部長の小川敏夫元法相もいましたので追記しておきます。



(木走まさみず)