木走日記

場末の時事評論

阿倍首相のニートな若者達へのアツイメッセージ〜「今年の漢字一字は「責任」です」(爆

 もう今年もあと2週間あまりなのですね。

 13日のフジサンケイビジネスアイ記事から・・・

今年の漢字は「命」 清水寺で揮毫 漢字能力検定協会が発表
FujiSankei Business i. 2006/12/13

いじめや自殺で絶たれる命、秋篠宮家の悠仁さま誕生で生まれる命−。一年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が「命」に決まり、京都市東山区清水寺で12日、発表された。ほぼ同じ理由で2位と3位に「悠」「生」が続き、喜びと悲しみ両面で生命の重みを痛感した年を反映した結果となった。

 日本漢字能力検定協会(本部京都市)の公募に過去最多の9万2509票が寄せられ、「命」は8363票。2位に倍以上の大差をつけた。

 選ばれた理由として、皇族での約40年ぶりの男子誕生、いじめによる子供の自殺や虐待死、飲酒運転による交通事故などが挙げられ、北朝鮮の核実験に「命の不安を覚える」との指摘も。「命」の字を揮毫(きごう)した清水寺森清範貫主(かんす)は「現代の深い悲しみが潜んでいる。命ほど尊厳あるかけがえのないものはないと改めて考え直してほしい」と話した。
http://www.business-i.jp/news/top-page/topic/200612130018o.nwc

 恒例の一年の世相を漢字一文字で表す今年の漢字「命」に決まったそうであります。

 なるほど、秋篠宮家の悠仁さま誕生で代表された生まれる命、いじめや自殺で絶たれる命、清水寺森清範貫主(かんす)曰く「現代の深い悲しみが潜んでいる。命ほど尊厳あるかけがえのないものはないと改めて考え直してほしい」とは、確かに「喜びと悲しみ両面で生命の重みを痛感した年を反映した結果」なのでしょうね。

 ところで今朝(16日)のTVニュースを見ていたらなんとも微笑ましい阿倍首相の会見が放映されていました。
 録画したわけじゃないので一言一句覚えているわけじゃないですがこんな感じの会見でした。

記者「総理、「今年の漢字」が「命」に決まったそうですが、総理にとって今年一年を漢字一字であらわすと何という文字になりますか」
総理「そうですね・・・首相となり一年目ですから「変化」ですか」
記者一同「・・・(絶句」
記者「あの、漢字一字であらわすとどうですか」
総理「そうですね・・・「責任」ですか」
記者一同「・・・(大汗」

 ウフフフ、漢字一字でという質問に対し、最初「変化」と答え、次に「責任」と答えてしまった阿倍首相なのであります。

 なんともほほえましいじゃないですか。

 ・・・

 え? これってマジに阿倍首相が答えたんじゃないかって?

 ・・・(汗

 いやだなあ、冗談ですよ、当たり前でしょ。

 え? 冗談で2回も間違えるかって?

 ・・・(大汗

 ・・・

 いいですか、読者のみなさん。

 この会見はね、阿倍首相の深謀に基づいたものなんです(キッパリ

 つまりです、初の戦後生まれの総理大臣として、まさに漢字教育の見直しも含めて「改正教育基本法」の必要性を自ら広く国民に知らしめるための警鐘なのです。
 (↑木走、お前ってやつは(苦笑))

 ・・・(汗

 さらに「再チャレンジ可能」の「美しい国」になるために、ニートな若者達へのアツイメッセージにもなっているのです。

 つまり、漢字の使い方なんか少し下手でもがんばればこの国では総理大臣だってなれるんだぞ、っと。
 (↑また、いろんな意味で怒られるぞ)

 ・・・(大汗

 とにかく、今年一年を漢字一字であらわすと「変化」「責任」と答えちゃった阿倍首相なのですが、これはね、阿倍首相の深謀に基づいたものなんです(たぶん)

 ニートな若者達へのアツイメッセージなのです(きっと)。

 ・・・

 そうですよね阿倍さん(微笑。



(木走まさみず)