木走日記

場末の時事評論

ウラギリの朝日社説〜「尖閣諸島は我が国の固有の領土との教科書表記に反対」(朝日社説)

 「木に竹を接ぐ」とはちぐはぐで調和や釣り合いがとれないことのたとえであります。

木に竹を接ぐ

【読み】 きにたけをつぐ
【意味】 木に竹を接ぐとは、ちぐはぐで調和や釣り合いがとれないことのたとえ。
【木に竹を接ぐの解説】
【注釈】 木の性質と竹の性質は異なることから、木に竹を接ぎ木してもなじまないことから、前後がふぞろいであったり、物事の調和や釣り合いがとれなく、不自然なことのたとえとなった。
「木に竹を接ぐがごとし」「木に竹を接いだよう」「木に竹」とも。

http://kotowaza-allguide.com/ki/kinitakewotsugu.html

 さて、15日付け朝日新聞社説は「高校指導要領 木に竹を接ぐおかしさ」と2022年度から実施される高校の学習指導要領の改訂案を批判しております。

(社説)高校指導要領 木に竹を接ぐおかしさ
https://www.asahi.com/articles/DA3S13359788.html?ref=editorial_backnumber

 社説は冒頭から「こと愛国心や領土問題となると政府の立場を強く押し出す」のは「木に竹を接いだような内容」と批判を展開します。

 「多面的・多角的な考察」が全体の基調なのに、こと愛国心や領土問題となると政府の立場を強く押し出す――。2022年度から実施される高校の学習指導要領の改訂案は、木に竹を接いだような内容だ。

 「自国を愛し、その平和と繁栄を図る大切さについて自覚を深める」とか、「日本国民としての自覚、我が国の国土や歴史に対する愛情」とかは、「かなり踏み込んだ表現」であり、「人の内面に関わる問題を紛れ込ませるべきではない」と批判します。

 これまでの「現代社会」を再編した新科目「公共」は、目標に「自国を愛し、その平和と繁栄を図る大切さについて自覚を深める」をかかげる。

 「地理歴史」の目標にも「日本国民としての自覚、我が国の国土や歴史に対する愛情」を深める、と明記された。

 国際協調の大切さにも言及してはいる。しかし、いまの指導要領の「良識ある公民として必要な能力や態度を育てる」といった記述に比べると、かなり踏み込んだ表現である。

 教科を学ぶうえで大切なのは、学問的・客観的な事柄について理解を深め、追求する姿勢を養うことだ。そこに人の内面に関わる問題を紛れ込ませるべきではない。再考を求める。

 極めつけは、「尖閣諸島は我が国の固有の領土であり、領土問題は存在しないことも扱うこと」に関し「「これを正解として教え込め」という趣旨なら賛成できない」と真っ向から反対をしています。

 領土問題に関する書きぶりを見ても、たとえば「尖閣諸島は我が国の固有の領土であり、領土問題は存在しないことも扱うこと」などとなっている。

 政府見解を知識として生徒に伝えることは大切だ。だが「これを正解として教え込め」という趣旨なら賛成できない。相手の主張やその根拠を知らなければ、対話も論争も成り立たない。他者と対話・協働して課題を解決する。それが新指導要領の理念ではなかったか。

 社説は「政権批判や在日外国人の存在そのものを「反日」と決めつける風潮がはびこる」と指摘、「もっと生徒と教師を信じ、その自主性に任せていいはず」と結ばれています。

 いま、政権批判や在日外国人の存在そのものを「反日」と決めつける風潮がはびこる。それだけに、日本の立場をひたすら強調する方向での記述の変更には、危うさを覚える。

 全体のボリュームは現行要領のざっと6割増しになった。取り上げる題材や実験例などを細かく書き込んだためだ。経験の浅い先生も増えており、丁寧な説明が求められる面はある。しかし細かく書けば書くほど、現場の裁量や工夫は狭まる。

 新指導要領がめざすのは、主体的に考え、行動できる若者の育成だ。ならば、もっと生徒と教師を信じ、その自主性に任せていいはずだ。

 ・・・

 朝日新聞が日本の教科書の「愛国的」記述傾向にいかに批判しようとも、ある意味でそれは朝日新聞論説室の勝手であります。

 しかし、こたびの学習指導要領改訂案に対し、「木に竹を接ぐおかしさ」と茶化し、「尖閣諸島は我が国の固有の領土であり、領土問題は存在しないことも扱うこと」にも異議を唱えるとするならば、馬鹿をゆうな、どの口がほざくのだ、と強く批判せざるを得ません。

 日本の教科書が愛国的に過ぎては困る、だと。


 朝日新聞論説室よ、君たちは、中国の、韓国の教科書を読んでみたことはあるのか。

 そこには、朝日新聞の虚偽報道によるインチキな数字が、「20万以上の朝鮮半島出身の女性が少女も含めて性奴隷として日本軍に強制連行され従軍慰安婦とされた」と教えられているのです。

 今もってです。

 日本の教科書に「愛国的」と文句を言う前に、君たちは国際的にすべきことがあるのではないですか?

 対外的に「20万以上の朝鮮半島出身の女性が少女も含めて性奴隷として日本軍に強制連行され従軍慰安婦とされたことは、真っ赤な嘘でした、私達が捏造した報道でした」と通知し、各国の報道及び教科書の記述の誤りを正すように強く指摘を続ける、当たり前の報道機関としての義務を果たすべきであります。

 それを「尖閣諸島は我が国の固有の領土」と日本の教科書に表記するのは反対だと主張するのですか?

 貴方がたに日本の教科書をうんぬん批判する資格などないでしょう。

 捏造報道で取り返しがつかないほどの日本の国益と名誉を毀損しておきながら、その反省もなく尖閣諸島を日本の領土と教科書に書くなと、今も主張するその神経が理解できないのです。

 いいかげんにしろといいたいです。

 どの口がほざくのか?

 これはウラギリの朝日社説です。

 日本国に対するウラギリです。

 読者のみなさん。

 いかがお考えですか。



(木走まさみず)