ある意味あっぱれな辻元清美〜「他者の批判は徹底してするけど自分の批判は決して受け付けない」その生き様
実に興味深い人物です。
優秀な頭脳の持ち主ながら、その「生き様(いきざま)」は頑固一徹、何ども同じ失敗を繰り返しながらも、そこから自らのそれまでの「生き様」を反省しつつ修正する、あるいは新たなる生き方を学ぶ、といった前向きな学習能力がまったく発動されていないのです。
彼女の失敗パターンは単純です。
■第一ステージ:他者を「万人が認める正論」でもって徹底的に批判する。
■第二ステージ:やがてその「万人が認める正論」を辻元氏ご本人に適用され、批判の矛先がご自身に「ブーメラン」する。
■第三ステージ:今まで威勢よく他者批判してきた手前もあり、醜悪な対応に終始し墓穴を掘り続ける。(沈黙=>嘘で塗り固めた言い訳「そのような事実はまったくない」=>「そのような事実」が事実であると判明=>嘘がばれ辻元氏轟沈(たとえば有罪確定))
彼女の過去事例で上記展開を、事実からトレースしておきましょう。
それは2002年のことでした。
当時社民党の辻元氏は、国会にて、小泉首相に対して「ソーリ!」を12回も繰り返して厳しく迫りました。
また、鈴木宗男氏にも国会にて「あなたは疑惑の総合商社ですよ!」とバッサリ切り捨てます。
ご存知のとおり、辻元氏に責められた鈴木宗男氏は、受託収賄罪や政治資金規正法違反も容疑となり、同年9月には証人喚問において3件の偽証をしたとして告発され、議院証言法でも訴追、やがて有罪が確定することになります。
ところがそんな彼女が「万人が認める正論」でもって「逮捕」されてしまうわけです。
■第一ステージ:他者を「万人が認める正論」でもって徹底的に批判する。・鈴木宗男氏に対し国会にて「あなたは疑惑の総合商社ですよ!」とバッサリ切り捨てます。
■第二ステージ:やがてその「万人が認める正論」を辻元氏ご本人に適用され、批判の矛先がご自身に「ブーメラン」する。
・「週刊新潮」が、元参院議員の私設秘書の女性の名義を借りて、政策秘書の給与約1500万円を国からだまし取った疑いがあるとスッパぬきます。■第三ステージ:今まで威勢よく他者批判してきた手前もあり、醜悪な対応に終始し墓穴を掘り続ける。(沈黙=>嘘で塗り固めた言い訳「そのような事実はまったくない」=>「そのような事実」が事実であると判明=>嘘がばれ辻元氏轟沈(たとえば有罪確定)) ・最初、辻元氏は社民党本部で会見をして事実無根だと一蹴します。
「記事の内容は事実と違い、心外だ。法的措置も含めて今後の対応を検討する」(2002/03/20 東京読売新聞)
・だが、残念ながらこれは事実でした。
翌2003年7月18日、辻元本人と初代政策秘書、元公設秘書、名義借り指南役とされる土井たか子党首の元政策秘書ら4名が秘書給与詐欺容疑で逮捕されます。
・その後辻元氏は詐欺容疑をほぼ全面的に認めるのであります。
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さて今回、「森友学園」問題で、またしても辻元清美氏のその頑固一徹の「生き様(いきざま)」がクローズアップされています。
興味深いことです。
ここまでの事実だけトレースしておきましょう。
■第一ステージ:他者を「万人が認める正論」でもって徹底的に批判する。 国会にて「森友学園」問題に関し、安倍首相や昭恵夫人の対応を厳しく追求します。
安倍首相は国会にて、100万を渡した事実は「ないことを証明することは悪魔の証明だ」と、それは論理的に不可能であると訴えます。■第二ステージ:やがてその「万人が認める正論」を辻元氏ご本人に適用され、批判の矛先がご自身に「ブーメラン」する。 ところが、籠池泰典氏の妻・諄子氏と安倍昭恵氏の間に交わされたメールを、自民党が公開したことで、民進党の辻元清美氏に対して、本件に対する「関与疑惑」が浮上してしまったのです。
籠池夫人は辻元氏を名指しで、森友学園の幼稚園に「侵入しかけた」と批判。さらに、マスコミの前で工事の不審点を証言した者についても、「さしむけた」「潜らせた」という表現で、辻元氏が関与している可能性を昭恵氏に訴えていたのです。
その業者が「関西生コン」関係で、その団体に辻本氏が献金を受けていた事実も発覚して、一気に問題が拡大します。
■第三ステージ:今まで威勢よく他者批判してきた手前もあり、醜悪な対応に終始し墓穴を掘り続ける。(沈黙=>嘘で塗り固めた言い訳「そのような事実はまったくない」=>「そのような事実」が事実であると判明=>嘘がばれ辻元氏轟沈(たとえば有罪確定)) まずマスメディアに関し、この件は事実無根なので報道するなと、民進党として圧力を掛けます。
なおかつ、産経など一部メディアが報じると、今度は本件に関して会見する予定としながら会見は中止となります。
そしてペーパーにて産経報道に反論をします。
(現在ここ)
(参考記事・サイト)
民進党の抗議に反論する−恫喝と圧力には屈しない 政治部長 石橋文登
http://www.sankei.com/politics/news/170331/plt1703310004-n2.html
「ブーメランの女王」辻元清美氏の戦略はどこが間違っているのか
http://diamond.jp/articles/-/123005
鈴木宗男事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%AE%97%E7%94%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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実に興味深い人物です。
他者の批判は徹底してするけど自分の批判は受け付けない
同じ過ちを繰り返すも、たくましくその「生き様」を変えようとはしないのであります。
ある意味、あっぱれです。
しかし皮肉なことですが、野党第一党にこのようなモラルハザードな人物が所属している限り、結果として自民党は安泰なのでありましょう。
ふう。
(木走まさみず)