木走日記

場末の時事評論

野党幹部諸氏に本気で問いたい〜あなた方は本心で心から鳥越俊太郎氏を都知事としてふさわしい候補として押したのですか?


 都知事選投票日であります。

 練馬区在住の私は、先ほど(AM10:00頃)近所の小学校で投票を終えましたが、すでに多くの有権者(年配の方だけでなく子連れの若い夫婦などもちらほら)が来てらっしゃる様子でした、校門では民放のカメラクルーが投票後の有権者にインタビューをしていたり、ちょっとした人の集まりでありました。

 東京地方は午後からは雨模様との予想です、投票率が気になりますが、期日前投票の数字も過去最高ですし、知事選挙としては、かなり高い投票率になるのではないかと期待しております。

 ベビーカーを押しながら投票されている若い夫婦のその真剣な表情が印象的でありました、彼らの真摯な想いは届くのでしょうか、選挙結果を待ちたいと思います。

 ・・・

 さて、今回の都知事選の結果が出る前に、再度大切な「問い」を提起しておきたいのです。

 それは、一人の人間としても過去の素行に問題がある鳥越俊太郎氏を統一候補とした四野党幹部の無責任さであります、このような「ひどいタマ」をさしたる検討もなく安直に祭り上げるとは、野党よ、あまりに東京都民をバカにしていなかったか?ということです。

(参考ントリー)。 

2016-07-25 都知事選「鳥越」脱落で急浮上する四野党の責任〜あまりに東京都民をバカにしていないか?
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20160725

 選挙活動を通じてその「ジャーナリスト」としてのお粗末な「人となり」が有権者ダダ漏れとなり、ご本人が選挙活動すればするほど支持率が落ちるというアリ地獄状態になりました。

 一部彼の支持者は週刊誌報道に「悪意ある意図的妨害活動」とレッテル貼りをしていますが、因果の関係がお粗末にも逆転しています、「タマ」がひどいからネタがごろごろ転がっていただけにすぎないのです。

 必然として、鳥越氏は間違いなく落選するでしょうが、落選するしないの結果論ではなく、私は強く問いたいのです。

 4野党幹部諸氏よ、あなたがたは本気で鳥越氏が東京都知事としてふさわしいとお考えだったのですか?

 そして2週間の選挙戦を終えて彼の人となりも理解が深まったことでしょう、その上で今でも彼を本気で支持しているのでしょうか?

 結果はともかくです。

 本気で問いたい。


 あなた方は本心で心から鳥越俊太郎氏を都知事としてふさわしい候補として押したのですか?

 もし、初めに統一候補ありきで戦略的に消去法で彼を結果として祭り上げたにしろ、あるいは逆に心から鳥越俊太郎氏を都知事としてふさわしい候補として心酔していたのにしろ、私は一都民として一人の有権者として、貴方がたの愚行を心から残念に思います。

 日本のリベラルの良心はどこにいってしまったのか?

 この選挙で真に問われたものは、野党統一候補のその「偽善性」そのものにあります。

 野党幹部諸氏よ、覚悟したほうがよろしいです。

 この選挙で多くの有権者が受けた印象は、貴方がたの将来に渡り、その政治活動にマイナスの影響を及ぼすことでしょう。
 野党は選挙に勝たんがためには「タマ」はどうでもいいんだと。
 野党はおのが主義主張を通すためなら、「地域住民」のその切なる付託など実現できてもできなくてもかまわないんだと。
 今回の選挙で最も失望したこと、それは日本のリベラルの良心が喪失されてしまっっている悲しい現実が、これでもかというほど有権者に残酷なほどに「露出」してしまったことです。

 このことは今回の選挙の結果以上に大きな影響を今後に与えることでしょう。



(木走まさみず)