木走日記

場末の時事評論

政治家にあるまじき稚拙な山本太郎議員の暴挙〜もはや急進"反原発派"政治家の常軌を逸した行動についていけない穏健"脱原発派"

 まったくもって常軌を逸しています。

 山本太郎議員の行動は明らかな政治利用であり、天皇陛下の政治的中立ということをまったく理解していません。

 国会議員としての資質が問われるのは当然でしょう。

 彼の行動は、一部急進的かつ感情的な反原発派など彼の熱烈な支持者を除けば大多数の国民にとって、反発と嘲笑を買うだけであり、このような政治家にあるまじき稚拙な暴挙は、なんら反原発活動にとり政治的成果をあげることはないでしょう。

 それどころか、私を含めたサイレントマジョリティであろう国民の半数近くの穏健な「将来原発のない日本を実現したい」との心情を持っている"脱原発派"にとって、とても心情的についていけるものではありません。

 当ブログは、このような行動を正当化するいかなる論説も断固反対するものであります。
 このような行動は、将来この国の原発をどうするのか、建設的な議論にはまったくつながらないからです。
 原発を即刻全停止するのか、必要最小限な稼働を認めつつ全停止にフェードアウトしていくのか、それともエネルギー安全保障の観点からある程度の割合を原子力発電で維持し続けるために原発稼働を促進していくのか、科学的かつ経済的な観点から冷静な議論が求められているのです。

 山本議員は、天皇陛下に自己の主張をしたためた手紙を渡すその動機を、「この星に生きる命のひとつとして、その思いを伝えたかった」と発言しています。

「本当に自分の気持ち、自分の思いというものを、天皇陛下に対して知っていただきたい、そして、そこは、先ほども言ったが、立場であったり、身分というものは、もうしわけないですが、一度横におかしていただいて、この国に生きる、この星に生きる命のひとつとして、その思いを伝えたかった。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131031/stt13103122000014-n1.htm

 「この国に生きる、この星に生きる命のひとつ」ですか。

 「この星に生きる命」であるだけでなく、あなたはこの国の国会議員であることを忘れてはいけません。
 もはや穏健な脱原発派にとって迷惑この上ない急進"反原発派"政治家の常軌を逸した行動なのであります。
 本当についていけません。


(木走まさみず)