木走日記

場末の時事評論

いざ進め〜ツ! ガンバレ、朝日新聞!!!

kibashiri2006-01-15




●♪♪ケロッ! ケロツ! ケロッ! いざ進め〜ツ 地球侵略せよ!!!♪♪

 例によって下らないマクラ話から・・・
 最近、小学三年生の娘カナコが妙な唄を口ずさんでいます。

♪♪
ケロッ! ケロツ! ケロッ!
いざ進め〜ツ 地球侵略せよ
ケッケロッケロ〜!
傘持って出かけた日にはいつも晴れ

「気をつけ〜ッ、目を喰い縛れェェ!!」
カレーのライスを炊き忘れ

閉まるドア 小指はさんだ 飛び乗ったら行き先ちがう
社員旅行はケロン あ、買った方が安いね晩のおかずッ!
♪♪

 それにしても歌詞の内容がメチャクチャなんでありまして、なんだあ、「地球侵略せよ」とは物騒なんですが、「傘持って出かけた日にはいつも晴れ」とはマーフィーの法則みたいでまだいいですが、「気をつけ〜ッ、目を喰い縛れェェ!!」は、「歯」の間違いだろうが・・・

 メロディーが印象的でまあ行進曲というかマーチなんでしょうがとても覚えやすく、カナコが毎日家でうたっているものだからこちらまで覚えてしまったですよ。

 で、奥さんに「ヤツの唱っているへなちょこな「ケロッ! ケロツ! ケロッ!」は何の唄なの?」と尋ねれば、今小学生の間ではやっているケロロ軍曹とかいうアニメの主題歌である『ケロッ!とマーチ』だそうなのであります。

■『ケロロ軍曹』ホームページ
http://sunrise-inc.co.jp/keroro/

■ケロッ!とマーチ [Maxi]
角田信朗&いはたじゅり
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0001ZX2GI/ref=pd_bxgy_text_1/503-9038127-5751159

 ああ、これかあ、この宇宙カエルなら、時々当ブログを紹介してくれたことがある『ITALのクリップ』さんのとこで見たことがあったでした。

ITALのクリップ
http://italblog.txt-nifty.com/clip/

 で、アニメ評論家の氷川竜介氏のこのアニメの「ここが見どころ」評はこうです。

このアニメは生活ギャグ、少年マンガ伝統の「居候もの」である。人語を発するカエルたちの正体はケロン星人……地球侵略者の尖兵だったというから驚きだ。しかし、なぜか地球人も宇宙人も互いになじんでしまったところに、居心地のいい世界が出現する。笑いどころはケロロ軍曹の持つ二つのギャップだ。軍隊口調で任務に忠実な基本性格と日常生活のギャップ。宇宙人から見た地球文化のギャップ。この2つのギャップの間を右往左往するケロロのアクションが爆笑につながっていく。ガンダムなどアニメのパロディも満載で、キャラクターもすっきりと美しく、テンポよくリズミカルに笑える。主題歌「ケロッ!とマーチ」は一度聴いたら耳について離れない名曲だ!
http://www.b-ch.com/cgi-bin/contents/ttl/det.cgi?ttl_c=216

 うーん、たしかに「主題歌「ケロッ!とマーチ」は一度聴いたら耳について離れない名曲だ! 」は、名曲かどうかは別としても一度聴いたら耳について離れないのではあります。

 職場でも、朝は「♪♪ケロッ! ケロツ! ケロッ! いざ進め〜ツ 地球侵略せよ!!!♪♪」と自分を励まし、客先で商談に失敗すれば「♪♪ケッケロッケロ〜! 傘持って出かけた日にはいつも晴れ♪♪」と自分を慰め、従業員のソフトがバグを出せば「♪♪気をつけ〜ッ、目を喰い縛れェェ!!♪♪」と叱りつけております。(爆笑)
 歌詞の全文が知りたいと思っていたら全文を掲載している奇特なブログがありましたですよ。

1. 「ケロッ!とマーチ」(2004年4月3日から2005年3月26日まで)
   歌:角田信朗&いはたじゅり、作詞:もりちよこ、作曲、編曲:沢田完

(中略)

ケロッ!とマーチ

ケロッ! ケロツ! ケロッ!
いざ進め〜ツ 地球侵略せよ
ケッケロッケロ〜!
傘持って出かけた日にはいつも晴れ

「気をつけ〜ッ、目を喰い縛れェェ!!」
カレーのライスを炊き忘れ

閉まるドア 小指はさんだ 飛び乗ったら行き先ちがう
社員旅行はケロン あ、買った方が安いね晩のおかずッ!

ピロッ! ピロッ! ピロッ!
突撃は〜ッ 動く歩道で行け
ピッピロッピロ〜!
早寝して寝坊してまた二度寝する

「全体〜ッ、止まれ回れ、お手ッ!!!」
嫌われたいのに愛される

いらないもの買った大バーゲン ほしいものあるとお金がない
四の五の言えよケロン
あ、カミナリ鳴っても隠すヘソがないツ!!!

熟きこの血潮と 胸に刻まれし闘魂
永遠に勝ち誇れ 我らがケロン!
熟きこの血潮と 胸に刻まれし闘魂
永遠に勝ち誇れ 愛しき星よ! 我らがケロン!

「全体〜ツ、止まっちゃダメッ!!!」
「あ”〜〜〜……」

ゲロッ! ゲロッ! ゲロッ!
高らかに〜ッ 勝利のオタケビを
ゲッゲロッゲロ〜!
はりきって電話に出たらファクシミリ

「”平成”は本日より”ケロロ元年”でありま〜〜〜すッ!!!」
四角いトコロは丸く掃け

水かき汗っかきベソっかき 歯みがきならイチゴの香り
ケロンは宇宙一、たぶん あ、駅から5分は実は15分!!!
それじゃーソルジャーど疲れさん!!!

ケロッ ケロッ!
ケロッ!!
ケロッ!!! ケロッ!!!!

the Utopia 神在祂的天堂裡 這個世界平安無事 より抜粋
http://blog.yam.com/the_utopia/archives/341766.html

 あれ、ここ中国の人のサイトじゃないですか?

 へええ、日本アニメ恐るべしでありますね。

 それはさておき歌詞の内容に戻りますが、ハハハハ、しかし全文「あ、駅から5分は実は15分!!!」とか、おもしろいおばかな歌詞ですねえ(笑)

 いや、変な唄にはまっちゃったのであります。(苦笑



●一昨日(13日)の「問題がないわけではない」朝日社説

 で、本題なのですが、一昨日(13日)の社説で朝日と産経はまた靖国関連で揃い踏みしたのであります。

【朝日社説】自民総裁選 靖国を避けて通れるか
http://www.asahi.com/paper/editorial20060113.html
【産経社説】ポスト小泉 靖国を政争の具にするな
http://www.sankei.co.jp/news/060113/morning/editoria.htm

 うーん、この9月のポスト小泉の自民党総裁選では、例によって朝日が靖国を争点にせいと訴え、産経が靖国は争点にするなと訴えているのですね。

 ・・・

 はあ。

 もう、両紙社説ともタイトルだけで内容が手に取るように透視できるので、本文の引用はしません(苦笑

 一カ所だけ朝日社説にちゃちゃを入れておきますと、

 中国など相手側に問題がないわけではない。それでも、こじれにこじれた外交をどう立て直すか、次期総裁つまり次の日本首相の座を争う政治家たちに、打開策が問われないはずがないではないか。

 ここの「中国など相手側に問題がないわけではない」とは、社説テキストとしてはどうでしょうかねえ。

 「問題がないわけではない」という表現は実はほぼ100%の事象に付けることが可能な言語不明瞭意味ほぼ不明な表現なのでありますよ

 現代日本語では批判にはなっていないのです。

 たとえば「木走日記に問題がないわけではない」とか、「カナコの通信簿に問題がないわけではない」、「木走家の食卓のおかずに問題がないわけではない」、「木走の月のお小遣いに問題がないわけではない」って、どうよ(爆)

 実はこの世に100%完璧な正しい事象などほとんどないわけで「問題がないわけではない」のは大抵成立してしまうのであって、すなわち批判にはなっていないのであります。

 「カナコの通信簿」とか「木走の月のお小遣い」とか、問題だらけでかなり深刻な様相であっても「問題がないわけではない」で片づけてしまえば軽い問題だという印象操作が可能なわけでありますよね。
 ・・・

 ん? ちょっとこのテキスト木走家的には「問題がないわけではない」かな(苦笑



●いざ進め〜ツ! ガンバレ、朝日新聞!!!

 しかし、靖国参拝の朝日の主張はどうにも逆効果じゃないのかと、かねがね不肖木走も抱いていた素朴な疑問をスッパリと一刀両断で言い放ってくれたのが玄倉川の岸辺 』さんであります。
 失礼してちょっと抜粋。

最近の世論調査によれば、小泉総理の靖国参拝について国民の賛否はほぼ拮抗している。
反対派には野党および公明党の支持者が多い。
逆に言うと、世論調査から野党と公明党の支持者を除けば参拝支持の割合はさらに高くなるはずである。
総裁選で投票するのは自民党員である。保守政党である自民党の党員は、国民の平均よりは参拝への支持率が高いことは容易に想像できる。朝日や中日のように「靖国参拝の是非を総裁選の争点にせよ」と主張することは、自民党内の参拝支持派のエネルギーを高め、安倍氏や麻生氏への追い風になるだろう。

もし私が参拝反対派で「自民党には参拝支持派が多い」ことを知っており、「次の自民党総裁=総理大臣は靖国参拝しない人が望ましい」と考えるなら、「靖国問題を争点にすべきだ」とは決して主張しないだろう。敵が優勢なところで戦いを挑んでも勝利を得る見込みは薄い。むしろ意中の参拝反対派候補が「靖国問題」以外(たとえば景気回復、財政再建等)を前面に押し立てて総裁選を戦うことを望み、それを支援するだろう。


玄倉川の岸辺 』
目的と手段

http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/077e950b25e1cb1d660afc5a1d048b98

 全文は是非あちらにてお読みいただきたいのですが、これは正論でありますね。

 「むしろ意中の参拝反対派候補が「靖国問題」以外(たとえば景気回復、財政再建等)を前面に押し立てて総裁選を戦うことを望み、それを支援するだろう。」とは、まことに正鵠を得た、正しい分析でありましょう。

 ・・・

 私も朝日新聞にアドバイスいたしましょう。

 もし本当に靖国反対派の総理大臣を誕生させたいのならば、第一に玄倉川さんが鋭く指摘しているとおり、朝日は靖国批判の矛を収めて靖国問題は当面沈黙するべきです。

 現状では逆効果にしかなっていないのです。

 第二に、「中国など相手側に問題がないわけではない」などと箸にも棒にもかからない批判になっていない文章を社説に書くのじゃなくて、徹底的に中国の批判を展開すべきです。

 東シナ海ガス田問題、反日デモ問題、反日教育問題、外交官自殺問題、問題点の材料は、それこそあげればきりがないほど、ごろごろしているでしょう。

 つまり、「中国・韓国からの反対があるから靖国参拝を止めよ」という今までの論法を放棄し、「靖国は国内問題として放置します。中国・韓国には批判すべきは批判していきます。」と主張を180度大転換するのです。

 ・・・

 靖国肯定派の何割かは「別に首相が靖国に参拝するのもしないのも個人の自由だろう。しかし、外国に言われるから参拝止めろというのは納得がいかない」という、消極的支持派のはずです。

 その靖国消極的肯定派を反対派に取り組む現実的な戦略は、朝日が今指摘したたったふたつの点で戦略を大転換して主張を変えればいいのです。

 真に靖国参拝反対派の総理大臣を誕生させたいのならば、朝日新聞は「靖国問題」は当面沈黙し、中国・韓国に対しては堂々と批判すべきは批判していくべきなのです。

 ・・・

 うーむ、朝日には、中国様や朝日読者様を裏切るような転換はできっこないですかね。

 ・・・

 ふう。

 よーし「ケロッ!と朝日マーチ」で応援だ!

♪♪
ケロッ! ケロツ! ケロッ!
いざ進め〜ツ 靖国反対せよ
ケッケロッケロ〜!
脳内で記事書いた日にはいつも抗議

「気をつけ〜ッ、目を喰い縛れェェ!!」
ねずみ踊り検証を書き忘れ

環境破壊サンゴ壊した NHK批判したら事実ちがう
会見コメントは捏造 あ、5000万が安いね週間朝日ッ!
♪♪

 いざ進め〜ツ! ガンバレ、朝日新聞!!!


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(↑「神在祂的天堂裡 這個世界平安無事」世界人類が平和でありますように。)

(木走まさみず)