木走日記

場末の時事評論

血のにじむような努力?

「体操のお兄さん」

おかあさんといっしょ
お兄さん、お姉さんが交代
 NHKは1日、「おかあさんといっしょ」(教育、月〜金曜)の、「体操のお兄さん」と「ダンスのお姉さん」が交代する、と発表した。体操のお兄さんは、12年間務めた佐藤弘道さんから元日本体育大助手の小林よしひささんに、ダンスのお姉さんは6年間務めたタリ・キヨコさんからテレビ番組の振り付けなどを手がけてきた、いとうまゆさんに代わる。【保泉淳子】

毎日新聞 2005年3月1日 18時59分
http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/03/02/20050302ddm012200118000c.html

 ついにこの日が来ましたか。12年間もがんばってきたNHK「おかあさんといっしょ」の体操のお兄さん「ひろみち」お兄さんがとうとう引退するそうです。

 「ひろみち」お兄さんが12年間も異例の長期政権(?)であったのは、子ども達に絶大な人気であったのもあるのでしょうが、お母さん達の圧倒的支持によるものです。

 まあご存じない読者は、ネットで少し検索いただければ、フアンのサイトやBBSがいっぱいあります。内容は少し私的にはついていけませんが・・・・・

 ちよっと前の産経新聞のインタビューでそのさわやかな人柄・性格を拝見して、私も
すっかり娘と奥さんともどもフアンになっておりました。

佐藤弘道インタビュー
http://www.sankei.co.jp/enak/2005/jan/kiji/27oniisan.html

 同じ時期でのNHKの『長期政権』の終焉ではありますがNHKのドン『エビ・ジョンイル』氏の引退にくらべ、圧倒的に惜しまれて去って行くわけですね。
 気になるのは体操のお兄さんにはエビ様のような高額の退職金はでるのでしょうか?
 そもそも正職員ではないでしょうしねえ。
 でも、好感度からいえば、エビ様に1億以上のバカ高い退職金を払うなら、お兄さんにもそれなりの功労金が支払われてしかるべきだと思うのですが・・・・・

 ところで、このインタビューでは、

佐藤弘道インタビューより
体操のお兄さんは、オフのときでも体操のお兄さんだった。さわやかさは偽れない。よしんば大人をだませても、子供をだますことはできない。納得の取材の後、ENAK編集チョーが取材場所のビルのロビーで、グズグスとカメラをしまっていたら、丸めた背中に「おつかれさまでした!」と元気な声をかけられた。振り向けば、お兄さんの笑顔。薄いジャージー姿は、早足にさっそうと寒風の街へと飛び出していった。背筋は、ピンと伸びていた。

 こう結ばれていますが、私のうがった目で推察するに、不断のたゆまぬ努力をしているに違いないと思うのです。その辺をみじんも語らないところに、お兄さんのプロフェッショナルな側面を見た思いであります。

 血のにじむ努力なんて彼には似合わないですが、私は駆け出しエンジニアの頃、さる電鉄車両管理システム開発プロジェクトで一ヶ月半缶詰になり、徹夜徹夜で死にそうになったことがあります。
 ひさしぶりに自宅に帰って靴下を脱いだらびっくり。足の親指と人差し指の間が血だらけになっていてしかもかさぶたになってくっついていました。
 デスクの端末の前でこっくりこっくりすると、無意識に足をふんばるんですよね。

 なんか、私の話はだいぶさわやかさに欠けるなあ(汗