木走日記

場末の時事評論

先生にも「ドラフト制度」

 あまり教員にたいし批判的なテキストだけでは、偏ってしまいますので、産経新聞
からひとつ。

先生にも「ドラフト制度」 愛媛県教委、今春導入へ

 愛媛県教育委員会は今春から、定期異動の際に校長が「自分の学校にほしい教職員」を指名できる“先生版ドラフト制度”を導入する。

 特色ある学校づくりが狙い。公立の小・中学校と高校、養護学校など県内の全586校が対象で、指名される先生が現在の学校に3年以上勤務していることが条件。

 県教委は「学校づくりに明確なビジョンを持つ校長を人事配置面から支援し、教育現場の活性化につなげたい」と話している。

 導入するのは「教職員配置希望制度」。校長は教育理念や学校運営方針に沿い、学習面や児童・生徒の生活指導やカウンセリング、教員研修など自分が特に力を入れたい分野で、評判の良い他校の教職員を指名し、県教委に配置希望願を提出する。

 1人の校長が指名できるのは2人まで。競合した場合は、県教委が教職員本人の希望も聞いて調整する。優秀な教職員を手放したくない校長も、県教委に理由を説明して対抗でき、綱引きもありそうだ。

 文部科学省は「校長がリーダーシップを発揮でき、教職員の意識改革にもつながる」と歓迎している。

(共同)

(02/28 08:31) 産経新聞

 おお、愛媛県では、先生にも「ドラフト制度」導入するそうです。これはアイディアですね。
『1人の校長が指名できるのは2人まで。競合した場合は、県教委が教職員本人の希望も聞いて調整する。優秀な教職員を手放したくない校長も、県教委に理由を説明して対抗でき、綱引きもありそうだ。』って、やややや、思ったより本格的なシステム導入であります。

 日教組はどう判断するんでしょうか? たぶん反対するのでしょうか、興味深いところです。木走的には、しばらく成り行きを注目していきたい記事であります。

 ところで、ダメ教員に自由契約制度は導入しないのでしょうか?(爆)