これはデジャブなどこかで見たいやな光景〜「Go To キャンペーン」大幅前倒しのもとで1895億円委託費が業界新設団体「ツーリズム産業共同提案体」に
当ブログは3月26日の段階で、「新型の疫病に対して歴史的愚挙の自民案」と一兆七千億もの巨費を投じての「外食や観光に使途を限定した期限付きの商品券、クーポン券配布」政策を痛烈に批判しております。
2020-03-26
新型の疫病に対して歴史的愚挙の自民案〜新型コロナウイルスに対して、外食しろ、旅行行け、和牛食え、世界中見渡してもこんなアホな家庭支援策、日本だけ
https://kibashiri.hatenablog.com/entry/2020/03/26/130349
エントリーより結びを再掲いたします。
(前略)
自民党さん、一言よろしいでしょうか?
ふざけていますか?
それともただただ頭が良くないのですか?
自民案ですが、聞いている我々国民の頭のほうがクラクラしてしまいます。
新型コロナウイルスが猛威を振るわんとしている今、政府や自治体の要請を受けて国民が苦労して自宅で閉じこもり我慢している今、「外食や観光に使途を限定した期限付きの商品券」をばらまいてどうするのですか?
観光業界や外食業界を支援するのならば、各業界を個別にダイレクトに支援するべきです。
新型コロナウイルスに対して、外食しろ、旅行行け、和牛食え、世界中見渡してもこんなアホな家庭支援策、日本だけです。
生活に困窮しつつある世帯に、「お肉券」「外食券」「旅行券」ですと。
当ブログは、自民党安倍政権を支持しています。
しかし、この家庭支援策はまったくダメダメです。
まずは全国旅行業協会会長の二階幹事長など、党内の特定業界利権代弁者を黙らせるべきです。
新型の疫病に対して歴史的愚挙です。
さすが、自民党実力者『全国旅行業協会会長の二階幹事長』いち押しの利権まみれの政策です。多くの反対意見を押し退けて何故かこの世紀の愚策である「Go To キャンペーン」は、このコロナ禍再燃懸念の真っただ中で、東京で過去最悪数の感染者爆発が起こっているこの中で、計画大幅前倒しで今月22日から始めると発表します。
赤羽国土交通相は10日の閣議後記者会見で、政府の需要喚起策「Go To キャンペーン」の旅行・観光分野について、今月22日から始めると発表しました。既に予約している旅行についても補助対象とするそうです。
(関連記事)
「Go To キャンペーン」大幅前倒し、22日から…既に予約の旅行も補助対象
2020/07/11 07:02
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200710-OYT1T50177/
国交省はこれまで、「8月の早い時期」の開始を目指していましたが、早期実施を求める声が業界関係者から多く寄せられたため、大幅に前倒したとのことです。
1兆7千億円を投じる運営を担う事務局は、日本旅行業協会やJTBなど旅行関係7団体で作る「ツーリズム産業共同提案体」を選定しました。
ホテルの業界団体など7団体も協力団体として加わり、委託費は1895億円であります。
1895億円という高額の委託費が業界新設団体「ツーリズム産業共同提案体」に与えられ、1兆7千億円を投じる運営を担う事務局となります。
うーむ、これはデジャブです、どこかで見たいやな予算中抜き光景ですなあ。
さすが全国旅行業協会です。
コロナ禍が「終息段階」になったならば、経済活性化のために旅行業界などを支援するならばまだしもです。
いまだまだ感染者増加が止まらないこのタイミングで、大幅前倒しで「Go To キャンペーン」実施であります。
繰り返します。
これは新型の疫病に対して歴史的愚挙です。
(木走まさみず)