木走日記

場末の時事評論

感覚遮断

kibashiri2005-04-21


 最近、中国反日デモ関連でリキんだエントリーを連続でしてきたのですが、本日はひさしぶりに与太話でございます。(というかガス欠気味であります・・・)

 前から当ブログの読者の方はよく承知しておられると思いますが、ここのブログの管理人(私です)は、まじめな話を続けてしてると息がつまってしまうのです。(苦笑

 すこし自分語りをさせていただきますと、木走はインターネット新聞JANJANの市民記者に登録させていただいておりまして、ときどき記事を投稿しております。

●インターネット新聞JANJAN
http://www.janjan.jp/

●木走の最近の記事
拉致被害者 少女の運命は立証されたのか(4月1日)
http://www.janjan.jp/living/0504/0503285068/1.php

 げえ、最後に記事を掲載したのが4月1日だからもう20日も投稿していないわけでして・・・・まずいなあ、最近、自分のブログで手一杯になっておりますです。(汗

 そんなこたあどうでもよいのですが、不肖・木走は、ここ最近睡眠不足でありましてあまり寝ていないのであります。そんな眠い眼でうろうろみてたらこんな記事がございました。

 今日の朝日新聞から。

深い眠りで五感もお休み 東大教授ら「嗅覚もオフ」実証


 深く眠っているとき、脳は五感の入力スイッチをどこかで切っているらしい。目を開いても風景が見えず、音や味、皮膚の感覚も遮断されることが知られていたが、においもほとんど感じないことを、森憲作・東京大教授(細胞分子生理学)らの研究グループがネズミの実験で確かめた。21日付の米専門誌「ニューロン」に発表された。

 ネズミの脳波をとりながら、深く眠っているときと起きているときに、チーズやバナナなどを鼻に近づけ、においの情報が大脳に通じる伝達経路のどこまで伝わっているかを比べた。

 鼻から入ったにおい分子の刺激は通常、においを感じる細胞から、種類別のセンサーがある「嗅球(きゅうきゅう)」に伝えられて仕分けされる。さらに大脳の嗅覚野に届いて、においとして意識される。

 ところが、深く眠っているときは、刺激が大脳まで届いているのに、神経細胞の活動がほとんど起きず「意識」されなかった。

 におい刺激の伝達経路は他の四感とは違うのに、同じように知覚遮断が確認されたことから、深く眠っているときは大脳自身が情報処理スイッチを切り替えていると考えられる。森さんは「起きているときに得た情報を眠っている間に反復して、記憶として固定させているのでは、といった仮説も考えられそうだ」といっている。

2005年04月21日 朝日新聞
http://www.asahi.com/science/news/TKY200504200292.html?t

 へえ〜、感覚遮断ですかあ。すごいなあ。

 深く眠っているときは大脳自身が情報処理スイッチを切り替えているというらしいのですが、何か昔出処は忘れましたけど、修行を積むと苦痛を感覚しなくなるという話を聞いたことがたしかありましたが、このへんの情報処理スイッチを能動的にON・OFFできるのなら、これはお父さんには便利かもですね。

 例えば・・・

 お父さんはいい調子で午前様であります。「ただいま〜」と脳天気に玄関をあけるお父さん。お父さん靴を脱ごうにも、玄関には奥方が鬼の形相で立っております。

 まずい・・・

 せっかくの酔いもいっぺんにさめるお父さん。ピンチであります。

 はい、視覚情報処理スイッチOFF!

 お父さんの目はぱちりと見開いていますが、もうお父さんには鬼ようなおっかない顔など見えません。よかった、よかった。
 そのとき、恐ろしい怒鳴り声が響きます。

 「あなた! こんな遅くまでどこのみ歩いていたの!」

 はい、聴覚情報処理スイッチOFF!

 ふう、世の中静かになりました。と、そこに安物の香水のにおいとサロンパスの混ざった臭いが・・・
 むっ、奥方が近づいてきたのをお父さんは臭覚で感じ取ります。
 ま、まずい・・・
 家庭内暴力の予感がします。

 はい、臭覚情報処理スイッチOFF!
 はい、触覚情報処理スイッチOFF!

 ふうー、間に合いました。
 お父さんは五感を全てOFFすることで、平穏を手に入れたのです。

 ・・・・

 ・・・・

 スイッチをONに戻す勇気だけがないお父さんでした。(爆笑



 やっぱり、凡人がよろしゅうございますね。(汗



 (木走まさみず)