木走日記

場末の時事評論

日本がアンフェアではない、ルールがアンフェアなのだ!

 今回は小ネタです。

 何やら28日のワールドカップポーランド戦で日本サッカーのとった作戦に対して、インターナショナル・国際的に大批判が巻き起こっております。

 開催国ロシア紙は「サッカーばかにした」、「今やサムライと呼ぶのも気が引ける」と酷評しています。

ロシア紙「サッカーばかにした」=日本−ポーランド戦で−サッカーW杯
https://www.jiji.com/jc/worldcup2018?s=news&k=2018062900318

 ロシア国営TVも日本戦を酷評「もう日本を応援しない」と宣言です。

ロシア国営TVが日本戦を酷評「もう日本を応援しない」
ブリュッセル下司佳代子、モスクワ=中川仁樹2018年6月29日02時44分
https://www.asahi.com/articles/ASL6Y0H0HL6XUHBI035.html

 中国新華社「フェアプレーと程遠い」「恥ずかしい10分間」と日本を酷評です。

中国新華社「フェアプレーと程遠い」「恥ずかしい10分間」 日本の終盤の作戦を酷評
https://www.sankei.com/world/news/180629/wor1806290021-n1.html

 英国BBCも「そもそもとてもお粗末な試合だったものが、茶番と化した」、(日本には)「次の試合でぼろ負けしてもらいたい」と辛らつです。

【サッカーW杯】日本、ポーランドに敗北も警告数の差で決勝T進出
https://www.bbc.com/japanese/44649428

 さてお隣の国韓国では、「ベスト16落ちでも拍手受けた韓国、ベスト16行きでもヤジ飛ばされた日本」と、予選落ちの自国のほうが評判がいいと独自の視線の記事が中央日報に載っています。

<W杯>ベスト16落ちでも拍手受けた韓国、ベスト16行きでもヤジ飛ばされた日本
2018年06月29日06時41分
http://japanese.joins.com/article/724/242724.html?servcode=600§code=640&cloc=jp|main|top_news

 なにやら韓国だけは日本が批判を受けるのが嬉しいようですね。

 ・・・

 うーむ、サッカー日本代表、完全に嫌われモードであります。

 当ブログはスポーツには詳しくはないのですが、サッカーには、ボクシングで言うところの、ノックダウンから立ち上がった後で試合続行の意思表示としてレフェリーから求められるファイティングポーズ・戦う姿勢をとる義務とか、柔道で言うところの消極的な試合者には教育的指導が入り減点されるとか、そのようなルールはないのでしょうか。
 ならば日本はルールを守るという点ではフェアプレーを貫徹しておるのであります。
 ルールを守って取った行動・作戦がフェアでないというならば、それはルールがアンフェアなのです、ルールを改正するべきです。


 まじめな日本人の場合、あまりに思いつめると突如「暴走」する過去事例が少なからずあります。

 世界のみなさん、これ以上日本をいじめると日本は国際サッカー連盟(FIFA)脱退してまうぞ。

 だって、国際的にここまで日本が批判され孤立すると思い出しますのは昭和8年の国際連盟脱退(苦笑)なのであります。

 まあ、冗談はさておき。

 日本が選択した終了間近の10分間のパス回しが、久しぶりに日本を国際的ヒールに大化けさせたのでありました。

 再度指摘しておきます。

 日本はルールを守るという点ではフェアプレーを貫徹しておるのであります。
 ルールを守って取った行動・作戦がフェアでないというならば、それはルールがアンフェアなのです、ルールを改正するべきです。
 サッカーにも柔道のように消極的な試合者には教育的指導が入り減点されるルールを追加すればよろしいのです。

 そうは思いませんか、読者の皆さん。

 ふう。



(木走まさみず)