木走日記

場末の時事評論

sengoku38が誰かわかったとき仙谷さんが終了する〜とってもわかりやすい香ばしいダブルスタンダードを民主党政権が全国民の前で晒してくれるから

 6日付け各紙社説から。

【朝日社説】尖閣ビデオ流出―冷徹、慎重に対処せよ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
【読売社説】尖閣ビデオ流出 一般公開避けた政府の責任だ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20101105-OYT1T01236.htm
【毎日社説】尖閣ビデオ流出 統治能力の欠如を憂う
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20101106k0000m070135000c.html
【産経社説】尖閣ビデオ流出 政府の対中弱腰が元凶だ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101106/plc1011060311003-n1.htm
【日経社説】迫られる尖閣ビデオの全面公開
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE3E5E5E0E6E4E3E2E2E4E3E3E0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D

 今回は社説の中身は触れません(関心ある読者は是非各紙読み比べてください、失礼ながらどこも大したこと書かれてないですから(苦笑))。

 ・・・

 尖閣諸島沖の漁船衝突事件の映像が、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に「sengoku38」のアカウントで投稿されていたことが判明しました。

 元投稿は削除されましたが、複製と再投稿が繰り返され、映像は一気に拡散していきました。

 尖閣ビデオネット流出という快挙(暴挙?)にネットは騒然としておりますが、多くの意見は投稿者の勇気ある行動に対し「肯定的」でありまして、そもそもビデオを非公開としてきた菅民主党政権に批判は集中しています。

 もちろん、情報セキュリティの観点から、先月末に警視庁公安部の内部資料とみられる文書が大量にネットに流出した事件に続く今回のビデオ流出を、捜査機関が持つ情報が相次ぎ漏洩(ろうえい)する事態と深刻に受け止める意見もありますが、今回のビデオ流出を先月発生した警視庁公安部の内部資料漏洩と同一視して議論する意見は少数派のようです。

 私もその一人ですが見たかったビデオがネットで見られたのは嬉しかったですし、正直投稿者の勇気ある行動には「敬意」すら感じました、そもそもこのビデオを事件発生直後にさっさと公開しとけば何も問題なかったシロモノです、つまり本来機密でも何でもなかった、あたかも「国家機密」に祭り上げてしまったのは菅政権側の落ち度です。

 私は本件の投稿者(おそらく公務員と思われます)は捜査が及ぶ前に堂々と名乗り出て欲しいと思っています。

 下手をすると解雇となるかも知れませんが、なあに貴殿はヒーローです、本を数冊でも書けば、印税と講演料でじゅうぶん公務員給与よりも年収UPは大丈夫でしょう、タボさんみたいに(苦笑)。

 投稿者がわかれば本当に追い詰められるのは管政権のほうです。 

 なぜなら公務執行妨害という犯罪容疑の中国人船長を超法規的に釈放してしまったくせに、犯罪の証拠を告発した日本人には罰を与えるという香ばしいダブルスタンダードを全国民に晒すことになるからです。

 犯罪容疑の中国人は釈放し犯罪を告発した日本人を「犯罪者」扱いする、こんなわかりやすい香ばしいダブルスタンダード民主党政権が全国民の前で晒してくれれば、さすがの民主党支持者も目を覚ましてくれることでしょう。

 仙谷さんはどうか犯人探しに邁進してください。

 sengoku38が誰かわかったとき、終わるのは仙谷さん実はあなたのほうです。

 そのとき民主党政権の瓦解が始まります。



(木走まさみず)



<テキスト修正履歴>2010 11月7日 18:15
仙谷を仙石と誤記しているところを修正しました。
ブロゴスのコメント欄のtaru77様、ご指摘ありがとうございました。