仲良く炎上するポッポ兄弟の無遠慮な言霊(ことだま)
23日付けスポニチ記事から。
鳩山総務相、激怒「最低の人間としか思えない」
鳩山邦夫総務相は23日、地上デジタル放送推進のキャラクターを務める草なぎ剛容疑者逮捕について、記者団に「事実とすればめちゃくちゃな怒りを感じる」と話した。
鳩山総務相は「国民に(テレビの買い替えなどで)負担をかけるアナログ放送停波のキャラクターなのに恥ずかしい。最低の人間としか思えない」と強調。地上デジタル放送普及への影響は「ゼロとは言えない」と話し、草なぎ容疑者が登場する地デジ普及のポスターはすべて取り換える考えを示した。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20090423054.html
なんだかなあ、兄貴の「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」発言がネットで炎上してボーボーした矢先なのに、今度はポッポ弟のほうが、真夜中の公園で酔っ払って裸で騒ぎを起こして公然わいせつ罪で逮捕されたSMAP草なぎ剛容疑者のことを「最低の人間としか思えない」とのたまったのであります。
どうもこの兄弟の発言は、「日本人だけの所有物じゃない」にしろ「最低の人間としか思えない」にしろ、なんというか庶民感覚とはかけ離れた無遠慮な「凶器」のような、聞いた人の心に激しく化学反応を起こされるパワーがあるようですな。
そう、こうまで無遠慮な表現を聞かされると大衆からは、当然「お前が言うな」「そこまで言うな」というネガティブな反応が返ってくることは自明なのに、この兄弟の出自、政治家としては4代続く名門鳩山家なのではありますが、なんというか、普通の会話のマナーができていないんだよな、不思議なことです。
ネットでは、早速、2ちゃん当たりで「お前のほうが政治家として最低だろが」などと過剰な反応が沸き起こりまして、兄に続き見事に炎上してしまったのであります(苦笑
で、24日産経新聞電子版速報記事から。
【SMAP草なぎ逮捕】鳩山総務相が「最低の人間」発言を撤回
2009.4.24 10:44鳩山邦夫総務省は24日午前の記者会見で、公然わいせつの現行犯で逮捕された「SMAP」の草なぎ剛容疑者を「最低の人間だ」と批判した23日の自らの発言を撤回した。
草なぎ容疑者は地上デジタル放送推進のメーンキャラクターを務めており、鳩山氏は「はらわたが煮えくり返り、言ってはいけないことを言った。人間が人間を評価することはできない。『最低、最悪の行為だ』と言い換える。反省して出直してもらいたい」と述べた。鳩山氏の発言には、「言い過ぎだ」といった抗議が総務省に寄せられていたという。
一方、鳩山氏は草なぎ容疑者の降板について「やむを得ない」と述べ、新しいイメージキャラクターの選定を急ぐ考えを示した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090424/stt0904241046002-n1.htm
うむ、あまりの抗議の多さに発言を撤回、「言ってはいけないことを言った」とし、「最低の人間」から『最低、最悪の行為だ』と軌道修正したのでありますが、『最悪の行為だ』といまだ火種というか「燃料」を投下しているところが、実にすばらしい、「反省して出直してもらいたい」のはいったいどっちなんだよ、という新たな抗議への見事な呼び水となっておりますな(苦笑
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ふう、やれやれでございます。
日本では古くから声に発する言葉には言霊(ことだま)、つまり霊的な力が宿っていると言われてきました。
で、自分の意志をはっきりと声に出して言うことを「言挙げ」と言い、それが自分の慢心によるものであった場合には悪い結果がもたらされると信じられたそうであります。
言霊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A8%80%E9%9C%8A
いや古(いにしえ)からの知恵といいますか、慢心から「言挙げ」しちゃうとロクな目にあわないぞ、口は災いの元だよ、って教えなんでありますね。
兄にしろ弟にしろポッポ兄弟の言霊(ことだま)は、やはりそのリスナーに対する配慮の無さは、慢心から来たということでしょうか。
私が幼少のころ、人のこと「バカ」というやつが一番「バカ」者なんだと、私の母はよく私があさはかに他人の悪口を言うといましめたものでしたが、鳩山家ではどのような教育が施されてきたのか・・・
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どうにも、私には理解できませんが、兄弟仲良く無遠慮な発言で炎上するポッポ兄弟なのでありました。
余計なお世話ですが、鳩山家の教育方針が気になる木走なのでした。
(木走まさみず)