木走日記

場末の時事評論

世界平和のため「オキシトシン」ガス弾を打ちまくれ!!

 今日は与太話です。笑って読み流して下さいませ。



●すばらしきホルモン、その名は「オキシトシン

今日の読売新聞から・・・

攻撃性抑えるホルモン、東北大などが新機能を発見
 出産にかかわるホルモンの一種「オキシトシン」の働きを抑制すると、マウスの行動に様々な異常が起き、雄は攻撃性が高まることが、東北大を中心とする日米共同チームの実験で明らかになった。

 研究者らは、近く発行される米科学アカデミー紀要の電子版に発表、「遺伝子操作などでオキシトシンの働きを強めれば、ライオンのような猛獣でも性格を変えて、ペット動物に改良できるかも」と話している。

 西森克彦・農学研究科教授らが、雄マウス8匹の遺伝子を操作して、体内でオキシトシンを受け止める役割のたんぱく質(受容体)を破壊。

 各マウスのかごに別のマウスを入れたところ、相手を攻撃する回数が、正常な雄10匹に比べて最大で8倍も多かった。

 同じ遺伝子操作によって、雌は子マウスを巣に連れ帰るのを忘れたり、生後間もないマウスは母親を求める鳴き声の回数が少なくなったりと、行動に異常が見られた。

 研究チームは「オキシトシンは、哺乳(ほにゅう)動物が相互関係を築くのに重要な役割を果たしている」と分析している。

(2005年10月25日3時4分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20051025i501.htm

 おおオキシトシンですね。
 これ、4ヶ月前にも読売がネタにしていて当ブログでもご紹介いたしました。

「人を信頼させるホルモン」確認

 脳内で作られるホルモンの一種「オキシトシン」に、人間に対する信頼感を強める働きのあることをスイスのチューリヒ大学などの研究チームが実験で確認、2日付の英科学誌ネイチャーに発表した。

 研究チームは、58人の男子学生を対象に、合成したオキシトシンと偽薬を鼻に噴霧し、受託人(他人)にお金を預ける投資ゲームを行い、受託人を信頼し、どのくらいお金を預けるかを比較した。

 オキシトシンを噴霧されたグループの45%が、もっとも高い投資額を選んで受託人に預け、最も低い額を投資したのは21%だった。これに対し、偽薬を受けたグループの45%はもっとも低い投資額を選び、最も高い額を投資したのは21%だった。

 受託人をコンピューターに置き換えた場合は、預ける投資額に差は無かった。

 研究チームは「人を信頼できなかったり、逆に警戒心がきわめて薄いような症状への治療にオキシトシンが役立つ」としているが、一方で、悪用の危険性も無視できないとしている。

(2005年6月2日12時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050602it04.htm

 おお、すごいですねえ、人を信頼させるホルモンが発見確認されたのですか。

 よおし、これからは怒りっぽい人には「オキシトシン」ですよね。(爆笑

 そうだ、石原さんにはぜひオキシトシンを試してもらいたいです。

 ・・・

 ついでに、「オキシトシン」ミサイルを製造して、反日的な国に打ち込んじゃいましょうか。

 すみません、暴論でした。(汗




●英タイムスで吠えまくった石原都知事の発言内容を検証する より抜粋
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20050602/1117696850

 そうか、4ヶ月前はスイスの大学が「オキシトシン」の「人間に対する信頼感を強める働き」を発見して、今回は日本の大学が「攻撃性抑える」働きを発見したのかあ。

 ・・・

 これはすごいですね。

 さっそく「オキシトシン」錠剤や「オキシトシン」ガス弾を開発したらいかがでしょう。

 どうも世界中爆発寸前の怒っている人がいっぱいいるようですから、世の中の役に立つかも・・・

 よおし、世界平和のためだ、「オキシトシン」をばらまいちゃいましょうか。



●世界平和のため「オキシトシン」ガス弾を打ちまくれ!!

 今日の日経新聞から・・・

上院議員、3600億円の対日報復関税案・牛肉解禁迫る
 【ワシントン=吉田透】米共和・民主両党の上院議員団は26日、日本が年内に米国産牛肉の輸入を再開しない場合、日本製品に総額31億4000万ドル(約3600億円)の報復関税を課すとする対日制裁法案を上院に提出した。米通商代表部(USTR)が12月15日までに輸入の再開を証明できなければ、年末に報復関税を発動するとしている。

 米産牛肉の輸入再開問題を巡り、議会に対日制裁法案が提出されるのは初めて。民主党コンラッド議員(ノースダコタ州)、共和党のロバーツ議員(カンザス州)ら有力畜産州の約20人の議員が共同提出した。報復関税の対象品目は定めておらず、米政府の選定に任せるという。

 強圧的な措置を振りかざすことで輸入再開の遅れへの米議会の強い憤りを日本に示すのが狙いだとみられる。日本では内閣府食品安全委員会で輸入再開に向けた大詰めの検討が進んでいるが、こうした米側の強硬姿勢は日本国内で反発を呼ぶ恐れもある。 (10:11)
10月27日 日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051027AT2M2700N27102005.html

 うーむ、「対日報復関税案」提出とはどう喝まがいなことしてくれますねえ。
 ようしまずは米国議会に「オキシトシン」ガス弾を1発お見舞いしておきましょう。

 ・・・

 今日の毎日新聞から・・・

普天間移設:「希少動物へ影響避けられない」環境団体訴え

 普天間飛行場辺野古海域への移転に反対している日本自然保護協会(NACS−J)など四つの環境保護団体は、合意前の26日午前、東京都千代田区参院議員会館で集会を開き「希少動物のジュゴンやサンゴなどへの影響は避けられない」と訴えた。

 NACS−Jが今年9月、大浦湾で行った現地調査にかかわった江戸川大学社会学部の吉田正助教授(保全生態学)は「辺野古沖案にせよ沿岸案にせよ、どの案がどれだけ周辺環境に影響を及ぼすかを比較することなく、地図上で移転先を決めたのは問題だ」としたうえで、「希少動植物が生息している海域である以上、環境省など国が主体的にその影響を調査すべきだ」と指摘した。【佐藤岳幸】

毎日新聞 2005年10月26日 22時41分 (最終更新時間 10月27日 0時08分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20051027k0000m040114000c.html

 お気持ちはわかりますがまあ、押さえて押さえて。
 江戸川大学社会学部の吉田正助教授(保全生態学)には、「オキシトシン」錠剤を一粒進呈しましょう。

 ・・・

 今日の朝日新聞から・・・

仏の閣僚、米空港で尋問 中東系の顔つきで疑われる?

 フランスのアズズ・ベガグ機会均等相(48)が米アトランタの空港で税関当局に不審人物として尋問され、仏政府が抗議、米政府が謝罪していたことがわかった。仏外務省が記者会見で明らかにした。ベガグ氏はアルジェリア系で、9・11テロ以降アラブ人に対して警戒感を強める米当局の勇み足とみられている。

 米国の大学で人種問題に関する講演に向かうため、米国に13日入国したベガグ氏を、税関職員が別室に連行。外交旅券を見せた同氏を約15分間尋問したという。米側は職員の懲戒を約束し、仏側も了承したが、ルモンド紙は25日、ベガグ氏の「顔立ちからフランスの閣僚とみなされなかったようだ」との発言を伝えた。

 ベガグ氏はアルジェリア移民家庭出身の社会学者、作家で、中東系の顔立ちをしている。入閣前にも仏国内の銀行で警察に通報されたり、米国の空港で尋問されたりしたことがあるという。

2005年10月27日12時01分 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1027/007.html

 見た目が「中東系の顔つき」だけで疑られるとはひどい話です。一国の大臣に対して非礼極まりないですね。フランス政府の抗議もごもっともです。

 まあまあここはしかし冷静になられていただくためフランスのアズズ・ベガグ機会均等相には、今後の分も含めて「オキシトシン」錠剤を十粒進呈しましょう。(苦笑)

 ・・・

 昨日の産経新聞から・・・

原爆慰霊碑損壊の男に実刑 「民主主義をないがしろ」

 広島・平和記念公園の原爆慰霊碑の碑文を傷つけ、器物損壊の罪に問われた政治結社「誠臣塾」構成員、嶋津丈夫被告(27)に対し、広島地裁は26日、懲役2年8月(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 飯畑正一郎裁判官は判決理由で、「主張を通すため暴力的方法を辞さず、民主主義の基本原理をないがしろにした」と指摘。「碑文は世界の恒久的平和の願いを込めたものであり、先の大戦どん底から復興した社会に与えた影響も大きい」と述べた。

 公判で嶋津被告は「(原爆を投下した米国に過ちがあるという)信念は変えないが、暴力的行為はしない」と述べていた。

 判決などによると、嶋津被告は7月26日午後10時55分ごろ、平和記念公園で、のみとハンマーを使って「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」と刻まれた原爆慰霊碑の碑文の「過ちは」の部分を削り取るなどして壊した。

 被害額は約300万円。

 広島市は、碑文が刻まれている石板の取り換えを含め本格的な修復方法を検討中。(共同)

(10/26 11:53) 産経新聞
http://www.sankei.co.jp/news/051026/sha044.htm

 こんなことして「(原爆を投下した米国に過ちがあるという)信念は変えないが、暴力的行為はしない」とは、バカか(怒

 よし、この愚かな被告には「オキシトシン」点滴静脈注入の刑だ!

 ・・・

 今日の朝日新聞から・・・

ネット競売サイトに赤ちゃん「出品」 中国当局が捜査

 中国のインターネット競売サイトにこのほど、生後まもない赤ちゃんが「出品」された。赤ちゃんが実際に用意されていたかどうかは不明だが、中国では幼い子どもの誘拐事件が多発しているだけに、地元警察当局は人身売買の疑いがあるとみて捜査に乗り出した。
 赤ちゃんが出品されたのは上海に本社を置く競売サイト「eBay易趣」。同サイトの説明では、17日ごろからカー用品の競売コーナーで「生後100日以内の男女」が出品された。競売は1元(約14円)から始まるとされ、定価は男児が2.8万元、女児が1.3万元とされた。

 出品者は「創新者永遠」と名乗り「私たちの主な目的は子どものいない家庭に福音を届けること」と記していた。内陸部の河南省出身者とみられるが、赤ちゃんの出身地など詳しい情報には触れていない。サイト側が翌18日に削除し、地元警察に通報。アクセスは50件余りあったが、取引は成立しなかったという。

 同サイトの広報担当者は「悪質な冗談の可能性もあるが、詐欺や人身売買の恐れもあり、警察に通報した」と話した。

2005年10月27日11時36分 朝日新聞
http://www.asahi.com/international/update/1027/006.html

 何を考えているのかよくわかりません。「私たちの主な目的は子どものいない家庭に福音を届けること」などよくたわけた言葉がはけるものであります。

 赤ちゃんは商品じゃないのですぞ!(怒

 よおし、「創新者永遠」を見つけ出し全員「オキシトシンガス室送りだ!

 ん?

 こ、これは・・・



●タマネギ高騰に10億のインド国民はお怒りなのです。

 今日の産経新聞から・・・

インド揺るがすタマネギの恨み 洪水で品薄、緊急輸入/過去には暴動・与党敗北も

 【バンコク=岩田智雄】インドで食卓に不可欠のタマネギが急激に値上がりして、にわかに政治問題化しつつある。何しろ、同様のタマネギ高騰が国民の不満を高めて、与党を地方議会選敗退に追い込んだこともあるほどのお国柄である。今回も野党側はタマネギの高値を政権批判の材料に使い始めており、シン政権は中国やパキスタンからタマネギの緊急輸入を決め、事態の推移に神経をとがらせている。

 現地報道によると、タマネギの価格は現在、一キロ約三十ルピー(約七十七円)と前年同期の約三倍にもはね上がっている。

 政府は主産地の西部マハラシュトラ州が豪雨と洪水に見舞われたうえ、この多湿な気候が備蓄されたタマネギにも被害を与えたため、品不足に陥ったと説明している。

 インドでは社会上、及び宗教上の理由から菜食主義を取る人が極めて多く、その比率は70%とも80%ともいわれている。

 高温多湿な気候の下で保存が難しい肉類は野菜に比べて高価であり、人口の八割を占める八億人余の一日の生活費が二ドルに満たないという同国では肉類はもともと、祭礼や来客があったときに限られるぜいたく品だ。

 国民の80%に当たるヒンズー教徒は牛肉を、そして10%余のイスラム教徒は豚肉を食べないことになっており、それがまた国民を菜食中心にさせる要因となっている。

 インド人は、北部では小麦を原料とするパン類を、南部ではコメを主食とする。タマネギはカレーなどに多用され、ジャガイモと並んでおかずには欠かせない野菜だ。勢い、タマネギの需要は高くなり、消費量は首都ニューデリーだけで一日百五十トンに上るとされる。

 切れば涙が出るというその特徴から、過去、メディアに物価高騰の象徴として取り上げられ、野党による政権批判の格好のタネに使われてきた。

 例えば、一九九八年にはタマネギの価格は八倍にも達し、反政府デモばかりかタマネギ倉庫襲撃事件まで発生した。

 新聞には「タマネギ不足で涙」といった大見出しが躍り、当時の政権党であるインド人民党(BJP)が野党の国民会議派(現与党)に経済政策の失敗をたたかれた。同年十一月のデリー首都圏と三州の地方議会選では、BJPが二州で地方政権を失い全敗する憂き目に遭っている。

 八〇年の総選挙で国民会議派が圧勝しインディラ・ガンジー首相が復権した際も、国民会議派はタマネギの価格高騰を巧みに与党攻撃に利用した。

 今回のタマネギ不足、高騰でも、野党のBJPは食料需要が高まる十一月一日のヒンズー教の祭りを前に、業者がシン国民会議派政権と結託して値段をつり上げているとの批判を展開している。

 かつてのような騒ぎにこそまだ発展してはいないものの、シン政権は“タマネギの恨み”の恐ろしさは忘れてはいないようで、先週、中国から二千トン、パキスタンからも六百五十トンのタマネギの緊急輸入を発表した。

 大地震被災地への救援物資がインドからパキスタンに届けられているのとは逆に、タマネギ三十トンを乗せた貨物列車が二十二日、パキスタンからインドに到着している。

 政府は来月上旬にはタマネギの品不足は収まると訴えて、事態の沈静化に躍起になっている。

平成17(2005)年10月27日[木]
http://www.sankei.co.jp/news/morning/27int003.htm

 タマネギ高騰に10億のインド国民はお怒りなのです。

 うーむ、これはインドを揺るがす大事件になっておるのですね。

 まったくインド政府は何をやっているんだ!?(怒

 ・・・

 うーん、しかしインド亜大陸10億の民の怒りを静めるには、いったい何発の「オキシトシン」ガス弾を打ち込めばいいんだろう(汗

 これじゃ「オキシトシン」がいくらあっても足りません。(涙

 ・・・

 うーん、今の怒りに満ちた世界の人々の心を沈めるには、「オキシトシン」の大量生産しか道はないのあります。

 トホホ。



 本日は与太話でした。



(木走まさみず)



<木走よりお知らせ>
 前々回エントリーした内容を元にインターネット新聞JANJANに記事として投稿いたしました。本日記事が掲載されましたのでお知らせいたします。

「かざしも」日本の憂鬱〜日本語はおかしいが主張は正しい日経社説
https://www.janjan.jp/media/0510/0510254304/1.php

 お暇なときにでもお読み下されば嬉しゅうございます。