ふざけるな!んなもの政党としての無能さの何よりの証左だ!!〜140億もの余剰金を膨らませてきた民進党
岡田克也氏によれば、無所属で戦った民進党籍の13名で、衆議院の院内会派「無所属の会」が結成されました。
岡田克也
無所属の会結成─立民、希望と協力して巨大与党に対峙する足掛かりに
http://blogos.com/article/255153/
岡田氏の説明によれば野党第3会派の誕生なのだそうです。
岡田氏いわく。
今回の13名という数は、衆議院において、共産党が12名、維新の会が11名なので、それを上回る野党第3会派となり、立憲民主党、希望の党に次ぐ位置づけになります。
そうですか、なるほど、これにて、野党第1会派立憲民主党、野党第2会派希望の党、野党第3会派無所属の会の、衆議院の野党主要3会派と、参院野党第1会派である参院民進党、合わせて4会派に民進党が「増殖」したわけであります。
これですね、当ブログの正直な感想ですが、悪性のガンの除去の開腹緊急手術をしてみれば。予想外にもガンが飛び散り、自ら増殖・転移(ほとんどSFホラーですな(苦笑))して拡散、あわてて除去を諦めて何もせずお腹を閉じた患者に似ています。
結果論ですがこたびの選挙で民進党は、立憲民主党、希望の党、無所属の会、参院民進党の4会派に分裂・増殖し、議員総数つまり数的にも増えたのであります。
しかも不気味なのは彼らは増殖しつつも連動していくというのです。
岡田氏いわく。
今後、国会の中で、立憲民主党、希望の党とともに、理事会などで頑張って協力して、巨大与党に対峙していく、そのための足掛かりを作ったと考えています。
ただの連動ではありません、あたかもひとつの生命体のような連動です。
岡田氏いわく。
もちろん、民進党籍はあるので、両院議員総会にも参加をして、民進党の意思決定にも、しっかりと関わっていきたいと考えています。
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この分裂・増殖中の旧民進党グループ、生物学用語で生存するための群れをコロニーと呼びますが、4つの旧民進党コロニー、しばらくコロニー同士がつかず離れず並存しそうであります。
4つの旧民進党コロニー、その政治的求心力はなにでありましょうか。
ずばり参院民進党が所有する140億円の「M資金」・民進党資金であります。
この資金、10月2日の段階ですでに毎日新聞等で話題になっていました。
民進党資金140億円どこへ 枝野氏分与を期待
毎日新聞
2017年10月2日 23時56分
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171003/k00/00m/010/115000c
ここ最近の記事でも「立民vs希望が140億円争奪戦」と見出しが打たれています。
野党再編の主導権は…立民vs希望が140億円争奪戦
評論家「民進自ら離党した人物に受け取る権利ない」
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171025/soc1710250003-n3.html
そもそもこの巨額資金、記事によれば「旧民主党の岡田克也代表時代から「いざというときのために」と積み立ててきた」「政党交付金」なのだそうです。
昨年1年間に民進党に交付された政党交付金は総額97億4388万円で、4、7、10、12月の年4回に分けて支出された。先週20日にも、民進党には21億7974万円が交付されている。
旧民主党の岡田克也代表時代から「いざというときのために」と積み立ててきたもので、その額は140億円とも、百数十億円ともいわれる。
一体、民進党の巨額資金は誰が握るのでしょうか。
政党助成法では政党交付金を受けている政党が解散した場合、国庫に返還するよう定めています。
民進党が解散しないで参院民進党として残っているのも「国庫に返還しない」このためです。
みんなの党が2014年11月に解党した際は、保有していた政党交付金約12億円を返納しました。
昨年3月、民主党に維新の党が合流し、民進党が結成されたその際にも、維新の党は必要経費を差し引いた上で、残った2億円を国に返金しました。
その際維新の党の分裂時には、交付金の分配などをめぐって訴訟合戦となったこともありました。
小沢一郎大先生のように、かつて存在した政党の中には個人の関連政治団体に資金を寄付して、巨額資金をプールしたケースもありました。
これすべて私物化できる政党のお金じゃない、国民の税金なのに、おかしいですよね。
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やれやれです。
読者のみなさん。
この問題の本質、旧民進党政治家たちの本当の意味での深刻な問題を指摘させてください。
そもそも「政党助成金」という公金を、140億という桁外れな巨額に膨らむまで何年もかけて積み立ててきたという、この政治集団の無能さこそ、国民に対する最大の罪なのであります、しかもみなさん、理由は「いざというときのために」です。
そもそも政党助成金は、政党が健全な政治活動を行うために税金で賄われる公金であって政党が「貯金」して「プール」する、ものではありません。
これですね、問題になった自治体議員の政務調査費と全く同質の悪質な問題が横たわっているのです。
政務調査費は無理してインチキ「領収書」を作って不正し放題・使い放題で問題になりましたが、この政党助成金も同じようなインチキなカラクリになっていて、本来使わなかった助成金は毎年国に返納すべきなのに、そいつをプールしてせっせと溜め込んで、本来は公金なのにまるで私物化して仲間内で奪い合っているのが、いまの旧民進党コロニー、4つの群れの醜い構図なのです。
政党助成金は本来の目的にそって政治活動に使うべきであり、政党によって「プール」されるべき性質の私物化された金ではないはずです。
何年も掛けて140億もの余剰金を膨らませてきた政党、民進党。
いかになにもしてこなかったか、当ブログから言わせて頂けたら、こんなもの政党としての無能さの何よりの証左なのであります。
大阪維新の会の誕生理由を思い出してください。
そのむかし大阪自治体で組合がヤミ金をせっせとプールして、ヤミ年金・ヤミ残業の各種悪徳手当にヤミ退職金まで手をだしていたことを思い出します。
組合員たちは驚くほど真面目にヤミ資金運用をコツコツ何年も何年も維持していたのです。
ここに左傾コロニーの腐った本質があります。
まじめに公金を不正プールし私物化するのです。
ふう。
(木走まさみず)