木走日記

場末の時事評論

出ました!「民進党は不滅です!」論!!〜頭大丈夫ですか、不自由なのですか?

 今回は小ネタです。

 さて、各メディアの選挙戦序盤の情勢分析によれば、立憲民主党が倍増の勢いだそうであります。

自民堅調、希望伸びず立憲に勢い 朝日新聞情勢調査概況
http://www.asahi.com/articles/ASKBC5D4HKBCUZPS001.html

 うむ、この傾向は実は当ブログも一週間前より掴んでおりまして、特に東京地区での希望の不調ぶり、立憲の堅調ぶりが顕著なのであります、菅元総理の東京18区の「不気味な胎動」(苦笑)もすでにエントリーしておりました、はい。 

2017-10-04 東京18区の予想だにしない不気味な胎動
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20171004/1507111244

 予想外の「小池劇場」の急な失速により、立憲民主党が倍増の勢いとなっているわけですが、これは勘違いするかもと心配していたら、案の定、勘違いな動きが出てまいりました。

民進党は不滅!? 参院民進党が選挙後の再結集模索 前原誠司代表を解任する動きも
http://www.sankei.com/politics/news/171012/plt1710120063-n1.html

 報道によれば、民進党参院議員の多くが希望の党に合流せず、希望の党立憲民主党、無所属として衆院選を戦っている民進出身者の再結集を模索しているとのことです。

 小川敏夫参院議員会長らが提唱しており、衆院選後の両院議員総会前原誠司代表を解任する案も検討されているとのこと。
 「長嶋茂雄さんの言葉を借りれば、民進党は不滅です!」(小川氏)だそうです。

 「これまでの民進党のように(左右)両ウイングが結集すべきだ」(小川氏)ですか。

 そして、衆院選後ただちに両院議員総会の招集を求め、前原氏が代表を辞職しない場合、解任決議案を提出すると。

 ・・・

 はあ。

 やれやれです。

 せっかく、小池さんが民進党を強引に解体してくれて、日本のリベラル勢力にいい意味で「リセット」がかかると期待していたのは、当ブログだけではありますまい。

2017-09-28 真にリセットされるのは腐りきった「日本のリベラル勢力」だ
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170928/1506559637

 これで、日本にも健全なリベラル勢力が誕生すると期待したものです。

 憲法改正なんてもってのほか、安倍政権のやることはなんでも反対、安全保障などどうでもいいからモリカケ問題で安倍政権を打倒せよ、こんな調子の野党から、建設的な議論ができる野党へと脱皮を期待したのに。

 ああ、それなのに、「(左右)両ウイングが結集」した民進党に逆戻りであります。

 今回は礼を失するのは覚悟で、きつく言わせてください。

 「民進党は不滅です!」(小川氏)だって、頭大丈夫ですか? だいぶ頭が不自由のようですが。

 「(左右)両ウイングが結集」って、元の木阿弥(もとのもくあみ)に戻ってどうするんでしょう。

 ばらばら離脱者が続出して政党の体をなしていなかったの忘れたのですか?

 消費税(8%)に支持率が届かなかったこと、忘れたのですか?

 元に戻ったら国民の支持をまた失うだけなのです、そんなの自明でしょ?

 そんな単純なこと、わからないんですか?

 頭悪いんじゃないですか?

 ・・・

 「民進党は不滅です!」なら、国会での建設的議論は永遠に不可能「死滅」「仏滅」ですね。

 何でも反対「民進党」復活ならば日本の国会議論は万事休す、はい「仏滅」であります(キッパリ

 あーあ、使えない野党、勘違い野党のゾンビ復活であります。

 ・・・

 まあ残念ですが、しょうがないです。

 憲法改正議論は、立憲・共産・社民をオミットして、粛々と国会で論議して、発議にまで持っていくだけです。

 おそらく改憲勢力は十分に国会の三分の二をキープできそうですから、安倍政権は公約どおり、改憲勢力でしっかり議論を積み上げて、憲法改正を目指せばよろしいです。

 読者の皆さん。
 
 「民進党は不滅!」なんですって。

 元に戻るんですって。

 記憶力がほとんどないのか、それともそもそも嫌な記憶は排除する能力に長けているのか、いずれにせよだいぶ頭が不自由なようで心配なのであります。

 ふう。



(木走まさみず)