木走日記

場末の時事評論

「党終わった」「興味ない」「ロケットスタート」だと?〜 民進党離脱者よ! 恥を知れ!!

 これですね、イデオロギー関係ない私憤であります、あしからず。

 非常に気分が悪い発言です。

 時事通信の記事から。

「党終わった」「興味ない」=民進、離党誘発も−幹事長人事撤回

 民進党前原誠司代表が5日、山尾志桜里政調会長の幹事長起用をいったん内定しながら断念したことに、党内からは「厳しい船出だ」「この党は終わった」などと先行きを憂う声が相次いだ。前原氏は新執行部発足を機に反転攻勢に出たい考えだったが、最重要人事をめぐる混乱の代償は大きく、新たな離党者を誘発する可能性もある。

 「興味がない」。離党予備軍と目されている議員は、幹事長人事の差し替えについて冷ややかに語った。党の中堅議員は「素晴らしいロケットスタートになった。代表も素晴らしい仕事をしている」と皮肉った。この2人は、5日午後に執行部人事を承認する両院議員総会を欠席する考えを示した。
 一方、菅直人元首相は5日、ブログに「人事を撤回することは前原新執行部がスタートからつまずくことになり、望ましくない。貫徹すべきだ」と記し、人事断念に反対した。若手議員は「山尾氏に期待していただけに残念だ。若手を起用してほしかった」と語った。(2017/09/05-11:52)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017090500474&g=pol

 なんでしょうか、一部の民進党議員のこの言い草は。

「この党は終わった」

「興味がない」

「素晴らしいロケットスタートになった。代表も素晴らしい仕事をしている」

 これがまがりなりにもこれまでお世話になってきた所属政党に対するものの言い草なのか?

 自党の幹事長人事に「興味がない」だと? 「この党は終わった」だと?

 政治家として有権者に対してなんと弁明するのだ?

 なんという恩知らず、なんという無責任、なんという非礼なのでしょう。

 このような物言いを匿名(少なくとも当該記事含めて関連記事すべてで名前は伏せられています)で発するとは、政治家として、いや人として「最低」です。

 私は政治心情として現在の民進党の有様を否定しています。

 今回の代表選挙においても見切りをつけています。
関連エントリー

2017-08-22 またあう日まで、さらば民進党〜おそらく最後だろう民進党代表選におもう
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20170822

 がしかし、イデオロギーを抜きにして、前原誠司氏や枝野幸男氏の誠実な態度には敬意を持っています。

 上記エントリーより当該箇所を抜粋。

 もう民進党というどろ船はとうに沈み始めており、汚らしい小物のネズミ共が逃げ始めています。

 沈没は避けれないでしょう。

 この二人、今だドロ船民進党に執着しているところが、政治家としての最大の欠点でしょう、こんなドロブネになんでしちゃったんだ、そしてなぜ放置し続けたんだ、政治家として重要な資質である危機管理能力がうたがわしいのであります。

 そして矛盾しますが、人間としての最大の長所は、逃げ出した卑怯者たちとは違い、ドロ船民進党と共に最後まで一緒にしずまんとしている、その潔さにありましょう。

 つまりお二人とも、人間としてはよく理解できますが、政治家としては危機管理能力に難があり、です。

 おそらく民進党としての最後の代表選でありましょう。

 お二人、そして代表選に関わる民進党の党員・党友のみなさま。

 ご苦労さまであります。

 いかに「泥舟」であろうとも最後までがんばろうと覚悟して努力している人間に対して、「この党は終わった」「興味がない」「素晴らしいロケットスタート」など、当事者意識ゼロの政治家としてあるまじき無責任批判はどうでしょう。

 言葉が悪くて恐縮ですが、これらの発言者は人として「クズ」だと思います。

 政治家として民進党をやめてどっかの政党にひろってもらって延命を図るのでしょうが、このタイミングでの民進党「脱走」を図るような輩(やから)は、絶対に政治家として大成しません、人として間違っているからです。

 このタイミングで所属政党を平気でののしり罵倒し裏切るような政治家は、困ったならば平気で有権者をも裏切りましょう。

 民進党離脱者よ! 

 恥を知れ!!

 読者の皆さんはどうお思いでしょうか。



(木走まさみず)