木走日記

場末の時事評論

もはや誰にも止められない?〜IOC審査に国を挙げて火病る韓国

 お隣の国韓国がなんだかすごい事になっております。

 11日、韓国の李明博大統領が日本固有の領土である島根県竹島に日本政府の中止要求を振り切って上陸いたします。

 この愚行に日本政府は強く抗議し、大使の召還、国際司法裁判所への竹島問題の提訴の検討に入ります。

 今回の件は国際的に広まれば広まるほど、日本領土が韓国に実効支配されている竹島の問題を国際的に知らしめてくれると言う点で、韓国の自爆行為であるわけですが、なぜか韓国は騒動を自ら国際的に大きくしていきます。

 12日、オリンピック男子サッカー日韓戦終了後の韓国選手の愚かなパフォーマンスが起きます。

 韓国・中央日報記事から。

<五輪>「独島セレモニー」の朴鍾佑、最悪の場合はメダル剥奪も
http://japanese.joins.com/article/386/157386.html?servcode=600§code=670

 この記事で興味深いのは、今回はたまたま一個人のスタンドプレーにはなりましたが、チーム全体での「独島はわれわれの領土」セレモニーも検討されていた事です。

これと関連し、「政治的に敏感な事案に対する意思表明の禁止」の必要性の事実を選手たちに明確に知らせなかったサッカー協会にも一部責任があるという意見が提起されている。キャプテンの具滋哲ク・ジャチョル)は日本戦の直後に開かれた記者会見で「光復節を控え意味あるセレモニーをしたかった。当初独島セレモニーを企画したが、『当たり前の話をあえて取り上げる必要はない』という一部チームメートの意見があって万歳三唱に変えた」と話した。もし韓国選手らが当初意見通りに「独島はわれわれの領土」とセレモニーを強行していれば大量のメダル保留事態が発生するところだった。

 オリンピックの男子サッカー3位決定戦という、世界中何十カ国にもTV中継され何千万という人々が見ていたであろうシーンで、「竹島問題」という日韓の「領土問題」が存在している事を、韓国自ら宣伝してくれているわけです。

 大統領自らが竹島に史上初めて上陸し注目を集め、さらにオリンピックの場で火に油を注ぐような自爆パフォーマンスを選手が行う、国際的に竹島問題を領土問題と各国に認識してもらうことが我が国のひとつの外交戦略だとすれば、一連の韓国の行為は「オウンゴール」ともいえる自爆行為であります。

 当然ながら、一切の政治活動を認めないIOCは当該選手のメダル授与を保留、メダル剥奪の可能性も含めて厳しく審査する事を表明いたします。

 このIOCの厳しい姿勢に対して、今度は韓国国内が騒然とします。

 14日付け韓国・東亜日報記事から。

「偶発的行為だ」「兵役免除の特別法制定」 与野党朴鍾佑選手に応援の声

AUGUST 14, 2012 07:09

政界が「独島パフォーマンス」でメダル剥奪もあり得る状況に追い込まれているサッカー五輪代表の朴鍾佑パク・チョンウ)選手の助命嘆願で意気投合した。
セヌリ党黄祐呂(ファン・ウヨ)代表は13日、国会で開かれた最高委員会議で「朴選手が観客から渡された太極旗とともに『独島はわれわれの領土』と書かれた紙を持った行為が議論を呼んでいる。この文言は韓国の若者たちの服にもプリントされているし、歌もある。意図的な行為ではなく偶発的な行動だ」と話した。また「国際オリンピック委員会(IOC)が、これを政治的行為と看做すなら政治的中立を守るべきIOCが日本の主張に同調していると誤解されかねない」とし、「韓国IOCは朴選手が不利益をこうむるような結果が出ないようにして欲しい」と語った。

鄭宇澤(チョン・ウテク)最高委員も、「自分たちの領土を自分たちのものだと言っているのが、なぜ政治活動なのか分からない」と言い、「IOCがメダルを剥奪するのなら、国家レベルで対応するべきだ。大韓体育会は政治的行為でなかったことを積極的にアピールするべきだ」と述べた。

民主統合党の禹相虎(ウ・サンホ)最高委員も、同党の最高委員会議で「政府はIOCの決定とは関係なく朴選手が年金や兵役面の恩恵で不利益を受けないよう配慮するための準備をするべきだ」と強調した。

ミン・ビョンドゥ議員は報道資料を出し、「もしIOCが賢明でない判断を下す場合、オリンピック3位入賞を兵役免除の要件としている兵役法施行令の改正を積極的に推進することを約束する」と話した。安敏錫(アン・ミンソク)議員も記者会見し、「国民が願う場合、朴選手が褒賞を受けられるよう仮称『朴鍾佑特別法』の制定に取り組む」と話した。

政府も対策作りに乗り出した模様だ。ある高官は、「オリンピック史上初めてサッカーでメダルを取った努力が台無しにならないよう腹案を練っていると聞いている」と話した。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2012081422468

 うーむ、「国際オリンピック委員会(IOC)が、これを政治的行為と看做すなら政治的中立を守るべきIOCが日本の主張に同調していると誤解されかねない」とし、「韓国IOCは朴選手が不利益をこうむるような結果が出ないようにして欲しい」(セヌリ党黄祐呂(ファン・ウヨ)代表)ですか、「自分たちの領土を自分たちのものだと言っているのが、なぜ政治活動なのか分からない。IOCがメダルを剥奪するのなら、国家レベルで対応するべきだ。大韓体育会は政治的行為でなかったことを積極的にアピールするべきだ」(鄭宇澤(チョン・ウテク)最高委員)ですか、なんだか韓国国会与野党を挙げてのお怒りモード全開なのであります。

 本当にIOCにたてつくつもりなのでしょうか。

 挙句に「国民が願う場合、朴選手が褒賞を受けられるよう仮称『朴鍾佑特別法』の制定に取り組む」だそうです。

 こんなことで本当に法律を変えちゃうのでしょうか(汗

 なんだか暴走列車のごとく、国を上げて火病ってしまって誰にも止められない韓国なのであります。

 ・・・

 一般に国際領土問題では、実効支配している側はそこに「領土問題」など存在しない態度で終始します。

 実効支配している現状を維持することが国益にかなうからです。

 一方実効支配されてしまっている側は「領土問題」として国際外交舞台で繰り返しPRをし、支持国を増やし相手国に圧力を掛け国際裁判所で決着するように持ち掛ける努力をします。

 今回竹島を実効支配している韓国側が竹島に領土問題が存在していることを国際的にPRしてくれているわけです。

 本件で騒ぎが大きくなればなるほど日本にとって有利な展開になるのに、彼らは暴走列車のごとく騒ぎだてています。

 なんだかなあ、国を上げて火病ってしまって誰にも止められない韓国なのです。

 この大人気ない国民性はどうでしょうか。



(木走まさみず)