「日経のばかやろう、お前は悪徳サイトか?」と打っても日経電子版トップに誘導される不思議
どうも気持ちがよろしくないです。
日経新聞が3月23日から発刊した有料サイト日経電子版(Web刊)の使い勝手がすこぶる悪いのです、例えば過去記事検索がほとんど使いモノにならないなど。
で、電子版(Web刊)が使い勝手がよろしくないのはまあユーザビリティの改善を今後施していくのでしょうから(じゃないとみんな無料期間が終了するこの4月末で打ちきること間違いなしです)、日経サイト側の問題ですが、それとは別にちょっと看過できないこれはネット上のエチケット違反じゃないかと思い、読者に訴えたい事実があります。
旧来の日経電子版はみなさま、ご承知のように次のURL配下にぶら下がっていました。
で現在の日経電子版(Web刊)の記事は次のトップページ配下にぶら下がることになります。
でですね、私が指摘したい事実は次のような不条理なことが今ネット上で起こっていることです。
例えば当ブログで日経社説に対して反論を試みたエントリー。
2010-03-09 「世界に躍進する韓国企業に学ぼう」(日経社説)に反論する
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20100309/1268116441
当然ながらこのエントリーの中で日経社説にリンクを張ってますが、3月9日時点ですので旧来のURL配下のものです。
社説 世界に躍進する韓国企業に学ぼう(3/4)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20100303ASDK0300403032010.html
読者のみなさん、お手間ですが、この社説のURLをクリックしてみてください、どこ行くとおもいますか。
ね、現在の日経電子版(Web刊)のトップに強制誘導です。
これは、日経の過去記事をどんなにグーグルやヤフーで検索しても、過去URLでさかのぼることは遮断されたことを意味します。
過去のすべての記事・コンテンツを遮断することは日経の勝手かもしれないけど、リンク切れではなく、ユーザー側が意図してもいないのに、強制的に現在の日経電子版(Web刊)のトップに誘導するこの日経の「商魂」はちょっとお行儀が悪くないでしょうか。
日経電子版(Web刊)よ、お前は悪名高いフィッシングサイトか?
・・・
私はIT技術者ですから日経サイトがどのようなテクで上記のような強制誘導をしているのか、簡単に推測できます。
簡単な実験です。"http://www.nikkei.co.jp/news/"の後にでたらめの文字列入れてみてください。
例えば
http://www.nikkei.co.jp/news/日経のばかやろう、お前は悪徳サイトか?
あら不思議、でたらめなURLでもちゃんと日経電子版(Web刊)トップに連れて行ってくれます。
・・・
ふう。
「日経のばかやろう、お前は悪徳サイトか?」と打っても日経電子版トップに誘導される不思議なのでした。
日経さん、姑息すぎですよ。
(木走まさみず)