木走日記

場末の時事評論

お下品すぎるぞ【産経抄】!〜「はしごをはずされた幹事長室の茶坊主たち」

 今回は与太話です、軽く流してくださいませ。


 なんだかなあ、これはありなのか、いいのかなあ。

 24日付け産経新聞コラム【産経抄】より。

産経抄】3月24日
2010.3.24 03:07

 インターネットは世界を変えたかもしれないが、国境は超えられなかった。米インターネット検索最大手のグーグルが、中国本土での検索事業から撤退した。「言論の自由」のない国で、ネットだけ自由というわけにはいかない。
 ▼小欄も最近、中国に出かけた折、グーグルで「天安門事件」を検索してみたが、何も表示されなかった。取材先で一流大学の学生にも聞いてみたが、曖昧(あいまい)に首を振るばかり。70年以上も前の南京事件については、立て板に水のごとく語ってくれたが。
 ▼中国の現政権は、民主化運動を弾圧し、学生らに人民解放軍が発砲した天安門事件をネットだけでなく、歴史からも抹殺したいはずだ。ならば、南京事件も水に流してもらいたいところだが、誇張した犠牲者数を子供たちに教え続けている。
 ▼「あった」ことを「なかった」ことにするのは、共産主義国家のお家芸であるが、民主党も得意らしい。産経新聞のインタビューで、小沢一郎幹事長を批判したとして筆頭副幹事長から解任を宣告された生方幸夫副幹事長の処分が取り消された。
 ▼小沢氏としては、懐の深さをみせたつもりだろうが、民主党の支持率が急落する中、宣告通り解任すれば、生方氏を「反小沢」のヒーローにするだけ損と踏んだはず。気の毒なのは、親分の顔色をうかがって処分を決めたのに、はしごをはずされた幹事長室の茶坊主たちだ。
 ▼女性タレントと浮名を流した過去のある茶坊主の一人は、テレビ番組をかけ持ちし、親分をかばって解任を正当化していたが、哀れで仕方なかった。茶番劇は、親分の登場でひとまず幕となったが、この党が民主主義の根幹である「言論の自由」を踏みにじりかねないことに気づかせてくれた効能はあった。

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100324/trd1003240308000-n1.htm

 気の毒なのは、親分の顔色をうかがって処分を決めたのに、はしごをはずされた幹事長室の茶坊主たち

 女性タレントと浮名を流した過去のある茶坊主

 茶番劇は、親分の登場でひとまず幕

 この党が民主主義の根幹である「言論の自由」を踏みにじりかねないことに気づかせてくれた効能

 ・・・

 お下品すぎるぞ【産経抄】!

 うーむ、「はしごをはずされた幹事長室の茶坊主たち」とは、なんともお下品な表現にお下品な不肖・木走も脱帽です、これが新聞一面のコラムなのかと。

 後段の内容が前回の当ブログエントリーと見事にシンクロしているのは当ブログの「レベル」の低さと今回の【産経抄】のお下品なレベルが同値ということでしょうかorz

 いや当ブログの方が「女性タレントと浮名を流した過去のある茶坊主」(【産経抄】)などのなんとも「レベル」の低い個人攻撃はしてなかったので、少しお下品レベルは【産経抄】よりましと信じたいです。

 4年前の山本モナさんとの不倫騒動の件で個人攻撃しているようですが、ご本人も全面的に非を認めホームページで国民に謝罪したし、けじめとして政調会長代理(当時)も辞任してます。

お詫びのご挨拶

国会活動 / 2006-10-06 15:09:37

この度、マスコミなどでお騒がせしております件では、皆様に大変なご迷惑をおかけ致しまして、本当に申し訳ございませんでした。深く反省しております。
今日まで私の政治活動にご協力いただいた皆様、期待して頂いた皆様のご恩を裏切ることになってしまいました。
今回の件で、政治家に最も大切な信頼を自ら損ねてしまったことを恥じております。今後、二度とこのようなことがないよう、自分を律して参ります。
 今回の問題を起こしてしまった最大の原因は、私の中の「おごり」であったと感じております。この間、民主党内で自らの実力以上の役職をいただき、テレビ出演などの機会も増え、それが自らのおごりにつながりました。今後は、失った信頼を取り戻すべく、気持ちを一新して、謙虚に取り組んでまいります。
 私の政治家としての活動は、7年前、知人のいない落下傘候補として、歩いて地域をまわり、一軒一軒のお宅をうかがい、自らの政治信条を訴えることから始まりました。もう一度、原点に立ち返り、皆様お一人お一人の御意見を真摯に受け止めていきたいと思います。
 民主党で頂いていた政調会長代理については、10月5日に辞任させて頂きました。9月29日に提出いたしました辞表を受理していただいたものです。これを機会に、国会においても原点に立ち戻り、委員会質問などの議会活動に全力を尽くします。
 一部の報道に、議員パスを私的な移動目的に利用したのではないか。との指摘がありますが、そのような事実はございません。
 今回の件では、私に期待をいただいた皆様を始め、応援してくださる全国の皆様に多大なご迷惑をお掛けいたしました。重ねてお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。

 そっとして差し上げるのが武士の情けというものです。

 ・・・

 ふう。

 なんだかブログの内容が一日遅れで産経新聞コラムにシンクロされたみたいで変な気分なのでした。

 しかもこんなお下品な文体なんだもの、なんか嫌だなあ・・・orz



(木走まさみず)



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