木走日記

場末の時事評論

茶番! 国交省内に設置した改革本部長は冬柴鉄三国交相〜これじゃ、暴力団取締本部をヤクザにやらせるようなもんだっての!(怒

●何が「専門性が高い分野でほかに契約先がない」だ! ふざけるな(怒

 ここへきて道路特定財源を巡る、官僚や官僚OBによる壮大(?)なる税金の無駄遣いの構図が徐々にですが報道されるようになってまいりました。

 9日付け西日本新聞記事から。

天下り先と随契86% 06年度道路特会 高額発注分 国交本省入札ゼロ

 揮発油税などを原資とする道路特定財源で主にやりくりしている道路整備特別会計から、国土交通省が2006年度に同省OBらの天下った独立行政法人公益法人などに発注した1件当たり500万円以上の調査検討費などは計814億円に上り、約86%に当たる703億円が随意契約だったことが8日、分かった。

 予算決算会計令によると、今回のように500万円を超える契約は、随意契約ではなく競争入札が原則。814億円のうち、国交省本省の発注分は51件、約25億円。この中で41件、22億円はすべて随意契約。残りも企画書を提出させて業者を選ぶ方式で行われ、競争入札はまったく実施されなかった。

 国交省は「専門性が高い分野でほかに契約先がない」と説明しているが、調査検討費などは道路整備とは直接関係がない上、身内に甘い姿勢も今後問われそうだ。

 国交省によると、06年度に道路整備特別会計から支出した独立行政法人公益法人などは計74法人。ほとんどの法人に役職員として国交省OB延べ1343人が天下っていた。道路投資の経済効果や海外の道路事情に関する調査検討費など計814億円のうち、一般競争入札は49億円にとどまった。


=2008/02/09付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20080209/20080209_014.shtml

 ほほう、「国土交通省が2006年度に同省OBらの天下った独立行政法人公益法人などに発注した1件当たり500万円以上の調査検討費などは計814億円に上り、約86%に当たる703億円が随意契約だった」そうで、とくに呆れるのは国交省本省の発注分は「競争入札はまったく実施されなかった。」そうであります。

 国交省のいいわけは「専門性が高い分野でほかに契約先がない」からだそうです。

 なるほど、「専門性が高い分野」ですかねえ・・・

 じゃ、22日付けZAKZAKニュース記事から。

無駄遣い1億円! 国交省公益公人、たった3部報告書

 国土交通省所管の公益法人道路特定財源を使って作成した調査報告書が、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」の表などを丸写したいい加減な“手抜き報告書”だったにもかかわらず、約1億円の経費がかかっていたことが、21日の衆院予算委員会で明らかになった。

 問題の報告書は「国際建設技術協会」が2007年、約9200万円を使って海外の道路事情をまとめたもの。国交省随意契約で同協会に発注したが、約1100ページのものが3部しか作られなかった。ちなみに同団体は国交省から15人の天下りを受け入れている。

 報告書では米国各州の郡の数や法定速度に関する表をウィキペディアから“盗用”。インターネット上の文書を自動翻訳したとみられる意味の通じない部分もあった。

 予算委で民主党細野豪志氏は「ウィキペディアを引用した学生のリポートは(大学の)教授が受け付けない」と皮肉ったが、ウィキペディアは誰でも書き込めるため事実誤認もある。

 冬柴鉄三国土交通相は「よく調査し法人の存続も含め検討したい」と苦しい答弁に追い込まれた。アロマテラピー(芳香療法)器具やマッサージチェアの購入など、国交省の無駄遣いはまだまだ出てきそうだ。

ZAKZAK 2008/02/22
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_02/t2008022225_all.html

 「国土交通省所管の公益法人道路特定財源を使って作成した調査報告書が、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」の表などを丸写したいい加減な“手抜き報告書”だったにもかかわらず、約1億円の経費がかかっていた」ですと。

 「報告書では米国各州の郡の数や法定速度に関する表をウィキペディアから“盗用”。インターネット上の文書を自動翻訳したとみられる意味の通じない部分もあった。」ですと。

 ウィキペディアから“盗用”で、おまけに自動翻訳ですか?

 「国際建設技術協会」よ、お前は場末のブログ「木走日記」か(苦笑

 これで約9200万円か。

 これが「専門性が高い分野でほかに契約先がない」実態なのであります。

 これすべて、道路特定財源、私たちの血税なのであります。

 ・・・

 国交省OBには、こんなモンスターのような輩(やから)も生息しているようです。

 22日付け日刊ゲンダイ記事をlivedoorニュースより。

ガソリン税を食い尽くす「道路役人の天皇」の正体

 ガソリン税を流用し、やりたい放題を続けてきた国交省の道路官僚たち。デタラメは退官後まで続いていた。呆れたことに、9つもの天下り法人で役員を兼任し、今なお道路財源を湯水のごとく使い続けている道路役人OBが存在したのだ。

 神奈川・横浜の東急田園都市線沿線の高級住宅地に敷地面積430平方メートル、延べ床面積150平方メートルの白い2階建て住宅がある。地元不動産業者によると「2億円は下らない」という。

 ここに住んでいるのが、建設省(現・国交省事務次官から日本道路公団総裁にのし上がった鈴木道雄氏(74)である。業界関係者からは「道路役人の天皇」と呼ばれる超大物だ。

「鈴木天皇は56年に東大土木工学科を卒業後、建設省に入省した典型的なエリートキャリア官僚です。道路局長などを経て89年に事務次官に就任。翌年退官した後、道路公団総裁に7年間も君臨した。ムダな道路を造り続け、借金を40兆円まで膨らませた“A級戦犯”のひとりですが、98年に財団法人『道路環境研究所』理事長に天下りし、02年から現在まで、社団法人『関東建設弘済会』理事長に就いている。ほかにも道路関連法人の非常勤理事長や会長、理事をかけ持ちし、現在9法人の役員に名を連ねています」(霞が関事情通)

 これら法人の国交省との取引は、ほぼ100%随意契約。もちろんカネの出どころのほとんどが道路財源である。鈴木天皇の巨額の報酬も、本をただせばドライバーから吸い上げたガソリン税で賄われているわけだ。

 鈴木天皇が常勤理事長を務め、給料を出している法人は、なぜか給与規定をヒタ隠しにするが、天下り問題を追及しているジャーナリストの堤和馬氏は、「生涯賃金は10億円」という。

事務次官を務めたキャリア官僚は、退官までに退職金を含めて約5億円を受け取る。また、鈴木氏が道路公団総裁だった7年間は、世間から批判の少ないラッキーな時代でした。年収は約3000万円、退職金も5000万円近く、計2億5000万円。10年間の天下り生活でも、毎年2000万円はもらっているはず。退職金も含めて試算すると、生涯賃金は10億円に迫る計算になります」

 あの冬柴国交相でさえ、国会で「不適切だ」と切り捨てたが、本人はどう説明するのか。鈴木氏は日刊ゲンダイ本紙の取材には応じず、家人を通してこう言った。

「帰ってきてすぐ“疲れたから寝る”と申して、休んでおります」

 そんなに疲れているのなら、天下りなんか辞めて隠居したらどうか。

【2008年2月22日掲載】
http://news.livedoor.com/article/detail/3524730/

 「鈴木天皇」ですか(苦笑

 9つもの天下り法人で役員を兼任、生涯賃金は10億円、ですか。

 ご立派です(←棒読み

 ・・・

 「帰ってきてすぐ“疲れたから寝る”と申して、休んでおります」ですか。

 ・・・

 「東急田園都市線沿線の高級住宅地に敷地面積430平方メートル、延べ床面積150平方メートルの白い2階建て」のご自宅で、どうか「末永く」お休みください。

 これも道路特定財源の行き着く先のひとつであります。

 ・・・

 ふう。

 ふざけるな(怒



●「暫定税率延長をお願いする役所として襟を正す」〜冬柴鉄三国土交通相

 昨日(26日)の東京新聞記事から。

外部有識者の参加も検討 道路財源改革本部で国交相
2008年2月26日 10時22分

 冬柴鉄三国土交通相は26日の衆院国土交通委員会で、道路特定財源の無駄遣いを是正するために国交省内に設置した改革本部について「裁判官や検察官経験者など公正な立場の第三者に入ってもらうことも考えなくてはならない」と述べ、外部の有識者の参加も検討する考えを示した。

 改革本部は冬柴国交相副大臣政務官、事務当局の幹部らで構成。国交省天下り先となっている公益法人の見直しや、職員の福利厚生費の支出適正化などについて6月までに結論をまとめるが「内部のメンバーだけで改革できるのか」という疑問の声が出ていた。

 冬柴国交相は「(揮発油税などの)暫定税率延長をお願いする役所として襟を正す意味でも(無駄遣い問題を)放置したままにするわけにはいかない」とあらためて決意を強調した。

 民主党三日月大造氏への答弁。

(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022601000189.html

 冬柴鉄三国土交通省改革本部長でございます。

 民主党議員への答弁として、冬柴鉄三国土交通相は、国交省内に設置した改革本部について「裁判官や検察官経験者など公正な立場の第三者に入ってもらうことも考えなくてはならない」と述べ、外部の有識者の参加も検討する考えを示したそうであります。

 ふふふ。

 笑止。

 「国交省天下り先となっている公益法人の見直しや、職員の福利厚生費の支出適正化」を、張本人達である冬柴国交相副大臣政務官、事務当局の幹部たちができるわけないでしょう。

 まず改革本部を「国交省内部に設置」した時点でアウトだっての。

 これじゃ、暴力団取締本部をヤクザにやらせるようなもんだっての!(怒

 改革本部は国交省と関係のない外部に設置すべきであり、それから、「公正な立場の第三者に入ってもらうことも」検討などとのんきなごたくをならべるのではなく、改革本部からは国交省関係者はすべて退場、「公正な立場の第三者」だけで構成すべきです、その上で国交省官僚、天下り先OBなど、びしばし参考人として呼び出せばよろしい。

 ・・・

 いくら国交省内部に改革本部を創っても、この巨大なる税金の無駄遣いの悪しき構造を国交省の官僚自らが、自浄できるはずはありません。

 こんなものは国民を欺くポーズに過ぎないです。

 冬柴鉄三氏は、こんな茶番ポーズエセ改革本部作りなんか辞めて、この国を思うならばとっとと職を辞してほしいです、ここまで無能だとこれは害悪です、百害あって一利無しです。

 ・・・



(木走まさみず)



<関連テキスト>
■[政治]さきに辞任すべきは冬柴鉄三国交相じゃないのか〜産経・FNN合同世論調査結果から「民意」を考えてみる
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20080226/1204011499
■[行政]現状はまさに「道路特定財源」ではなく「国土交通省道路局特定財源
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20080215/1203054946