木走日記

場末の時事評論

バカバカバカバカ目障りな舛添の安倍誹謗(週刊文春)〜こんなやつは普通除名だっての

●安倍は、視線を下に落とした。〜「針のむしろ」の安倍首相

 今日(8日)の毎日新聞紙面記事から。

惨敗続投:ドキュメント安倍政権 半世紀、守り続けた「とりで」落城

 ◇民主議員にどよめき

 開票作業が終わり、シンと静まりかえった参院本会議場内に、参院事務総長・川村良典の声が響きわたった。「よって江田五月君が議長に当選されました」−−。

 その瞬間、民主党議員から「オーッ」というどよめきと拍手が起きた。「議長は第1会派から」の慣例に従い、自民党議員も江田に投票。選挙敗北で辞任を表明した同党参院議員会長・青木幹雄は、何度かうなずきながら拍手を送った。

 7日午前10時16分。半世紀以上独占してきた議長ポストを、自民党はついに明け渡した。自民城「落城」の日だ。

 議長席に歩き出す前、江田は青木の方に向かって一礼した。自民党過半数を維持していたら、その席に座るのは青木だったかもしれない。青木は硬い表情のまま、江田に一礼を返した。

 江田の議事進行に沿って、次々進む常任委員長選出。午前10時45分、江田が「これにて休憩いたします」と宣言し、本会議は1時間足らずで幕を閉じた。心なしか元気のない自民党議員たち。40人近い新顔を含む民主党議員たちは、笑顔で言葉を交わし、にぎやかに立ち去った。

 首相・安倍晋三はこの日午後0時半すぎ、国会内で自民党両院議員総会、代議士会に顔を出した。議員総会の演説で、安倍は続投への理解を訴えた。だが代議士会で返ってきたのは、退陣を求める意見だった。

 ◇「針のむしろ」11分間

 「首相は一度身を退くべきだ」(元防衛庁長官中谷元)、「国民は投手交代を求めた」(前文部科学相小坂憲次)。マイクの前に立つ2人のわずか1メートル横で、安倍は、視線を下に落とした。表情は紅潮し、口は真一文字に結んだままだった。

 気まずい空気を、前副内閣相・桜田義孝が引き取って言った。「選手交代を急ぎすぎる結論は出すべきではない」。11分の代議士会。安倍には、ことのほかこたえる11分間だった。

 代議士会後、国会内大臣室にいた安倍を、江田が訪ねた。「大変な政治状況になったが、円満な国会運営をお願いしたい」と言う安倍に、江田は「みんなで一生懸命いい政治のため頑張りましょう」と応じた。穏やかな性格で知られる江田との、ささやかな「エール交換」だった。

 だが、民主党代表・小沢一郎はこの日の両院議員総会で、こう言って対決姿勢を強めた。「国民に責任を果たすということは、政府に協力し、与野党談合して2で割るという意味ではない。8月末からの臨時国会の対応を、国民はきちんと見ている。それに向けて準備をせよ」

 27日の内閣改造、31日からと見込まれる次の臨時国会。お盆休みをはさみ、自民・民主対決「秋の陣」が始まる。(敬称略)=おわり

毎日新聞 2007年8月8日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070808ddm002010094000c.html

 マイクの前に立つ2人のわずか1メートル横で、安倍は、視線を下に落とした。表情は紅潮し、口は真一文字に結んだままだった。

 ・・・

 当ブログも安倍政権には批判的に対峙してきましたが、それにしても身内からの辛辣な批判を堪え忍ぶ安倍さんなのであります、ここまで来るとモノの哀れをかんじますな、ま、自業自得の面はありますが。

 しかしかりにも安倍さんは自民党員が選出した総裁ですぞ、批判はおおいにしてけっこうだが、選出した側が自らの反省無しに「国民は投手交代を求めた」とご本人の1メートル横でどなっちゃうってのは、どうなっちゃってるの?(苦笑)

 まったくもう都合の悪い事実(選挙大惨敗)はすべて大将のせいにしてるけど、そんな安倍さんを「選挙に強い」からというさもしい理由で選んだ側の責任はどうなんでしょ。

 ・・・

 しかしなあ、あんまり身内がいじめると安倍さんもどこぞの国技のグランドチャンピオンのように「神経衰弱」とか「抑うつ状態」とか「急性ストレス障害」とかになって引きこもっちゃう可能性がありますよ。

 急性ストレス障害ていうのは、心的外傷(トラウマ)により悪夢を見たり、トラウマを避けるため神経が高ぶる状態が続くことだそうですが、症状は不眠、不安が続く状態となって表れるそうなのでありまする

 批判は批判で当然あっていいでしょうが、安倍さんにとって心的外傷(トラウマ)になるような身内からの乱暴な言い方は大人げないのでよろしくないですぞ。

 ・・・

 ん?

 こ、これは・・・



●バカバカバカバカ目障りな舛添氏の安倍批判

 週刊文春最新号の特集記事から抜粋引用

舛添要一激白「バカにつける薬はない」「決定的に資質に欠ける」

 まだ開票作業がはじまって間もない21時30分。ニュースで「安倍首相、続投の意向」との一報が流れた瞬間、舛添要一氏は次のように吐き捨てた。
 「バカだよなー。まだたたかっている候補がいるのに、なぜこの段階で言う。(自民党は)阿倍のために政治をやっているんじゃない。知恵をつける奴がいない。バカにつける薬はないよ!」
 選挙前から安倍政権に対して異を唱え続けた舛添氏が、怒りの胸中を激白した。

 ペナントレースをやっていて、試合が終わっていないのに監督が続投っておかしいでしょ。監督に責任がないというようなもの。「閣僚が悪い」というけれど、監督があのピッチャー(閣僚)を選んだんだろうって。安倍さんも、一度野球をやってみるといい。
 参議院選挙の敗因には、三つの原因があると思います。一つ目は年金。二つ目は安倍政権の構造的問題。三つ目は小泉改革のマイナス面です。こっちは命がけで野党と闘っているのに、敵の弾にやられるならまだしも、後ろから弾を撃ってくる。毎日のようにバカ大臣やバカ副大臣が失言、不祥事をやらかす。これじゃ闘えない。その不信感が大きかった。
 松岡さんや赤城君の事務所費問題のときも、安倍さんはすぐに「問題ないと聞いている」と言った。決断が早すぎるし、間違った判断をしている。今回の「続投発言」のタイミングもそうです。結果が出る前に続投を宣言しても、誰の同情も買わないし、みんな反発しますよ。安倍さんは周囲のいうことを素直に聞いてしまうのでしょう。人はいいのかもしれないけれど、政治家としての資質を決定的に欠いています。
 選挙の間にも、すでに続投というようなことをいう。やっぱり総理の器というか、リーダーの資格があるのかなと皆思っています。常識なら辞めるんだけど、そこは辞めないという。
 安倍さんはあくまで自民党員が選んだ総裁で、国民が選んだわけではありません。衆議院の三分の二議席だって、小泉前首相が取ったもので安倍さんが獲得した議席ではない。だから国民の審判を謙虚に受け止め、耳を傾ける必要があるのです。

 化石と若造の官邸

 (続投発言によって)安倍さんも自民党も永遠に政権から離れてしまう可能性がある。永遠に野党になってしまう可能性がどんどん出てきている。安倍さんは続投できるかもしれないが、自民党を自滅に追い込む道を選んでいる。それを分からせる人がいない。
 官邸にも問題がある。小泉さんのときは塩ジイ(塩川正十郎財務大臣)がいた。中曽根さんのときは後藤田官房長官がニラみを効かせていた。いまは的場(順三)という副長官がいるけど、オヤジの安倍晋太郎さんのときにいた人で、化石みたいになって使い物にならない。他はなにも知らない”若造官邸”ですよ。
 安倍内閣を「バカ社長にバカ専務」と言った気持ちは全然変わっていません。ボンボンでもなんでも社長に祭り上げるのはいいわけですよ。どこでも二代目社長、三代目社長はいる。そういう会社は、(社長が)バカだとわかっているけど、周りの専務たちがしっかりしているからもっているわけです。だけど、ボンボンのうえに周りの番頭たちも駄目だから駄目なんです。いまやらなければならないのは、それを替えることに尽きます。

 参議院選挙では民主党が躍進し、自民党結党後、初の与野党逆転を果たした。図らずも「戦後レジームからの脱却」を果たした首相に、舛氏はこう注文を付ける。

 私は安倍さんの続投がいい決定とは思わない。全ての責任はトップにある。辞任すべきだと思っています。だけどフライングして走っちゃったものだから、(自民党の)中にいる人間が連れ戻すわけにもいかない。「おい、ちょっと」と言って、また変な方向に走り出さないようにするしかない。”安倍降ろし”をやっている余裕はいまの自民党にはないですよ。
 だからまずは人臣の総ざらい、問題あった役職、大臣は全部切らないといけない。ピシッとした内閣をつくる。そこが最後ののぞみです。
 ただ、内閣改造はすぐにやらないと駄目。九月まで待てよ、というのはアウトです。バンソウコウ王子をあと四十日間、連れまわって(内閣が)もつと思いますか?赤城大臣じゃもちませんよ。おそらく8月8日に臨時国会を開くだろうから、勝負はそれまでの一週間で内閣改造をできるかどうかです。これはバカが考えてもわかることです。


週刊文春 8月9日号 特集記事 安倍自民37議席の「天罰」 28〜29頁より抜粋

 上記記事からバカ表現を列記。

 バカだよなー。まだたたかっている候補がいるのに、なぜこの段階で言う。

 バカにつける薬はないよ!

 毎日のようにバカ大臣やバカ副大臣が失言、不祥事をやらかす。


 安倍内閣を「バカ社長にバカ専務」と言った気持ちは全然変わっていません。

 そういう会社は、(社長が)バカだとわかっているけど、周りの専務たちがしっかりしているからもっているわけです。

 これはバカが考えてもわかることです。

 ・・・

 舛添さん、お下品です、ちょっとバカ表現使いすぎです(苦笑。

 いくら自分が東大卒だからって、一国の総理大臣をしかも自身も参院自民党の幹部職なのに、こうまでバカ呼ばわりするというのはちょっといただけませんな。

 私の母は短絡的で出来の悪い幼い私によく言い聞かせていたものです。

 「いいかいまさみず、よおくお聞き。人様をバカと面と向かってけなしてはいけませんよ。バカと言う人のほうが実は大バカ者なのですよ」

 その人がバカじゃなくても本当にバカでもとにかくバカといってはいけないと母は私にいってました(苦笑

 ・・・

 安倍首相を批判することはいっこうに構いませんが、このバカバカバカバカ目障りな舛添氏の安倍批判は、これは批判の域を越え、誹謗・中傷だと思うのであります。

 うーん、それにしても安倍さん、週刊誌に身内からこんな誹謗発言を堂々と載せられて何も処置しないんですか、これはりっぱな誹謗中傷発言ですよ。

 ここまでときの総理をバカ呼ばわりした舛添なんか除名でしょ、だんこ除名すべきです!

 ・・・

 自民党執行部はこの身内の暴言をどうして誰も問題にしないんだろう。

 ふう。

 なんだかなあ、本当にこの政権はもう末期なのかもしれないなあ・・・

 ・・・

 それにしても、舛添さん!

 安倍さんが心的外傷(トラウマ)になって引きこもったら舛添はA級戦犯だかんな(ぷんぷん



(木走まさみず)