木走日記

場末の時事評論

「オーマイニュース」VS「夕刊フジ」〜フジ産経に「トップが交代」と「捏造(?)」された鳥越俊太郎氏(爆)

●【お知らせ】オーマイニュースが新体制〜元木編集長代理を迎えました

 昨日(20日)のオーマイニュースのお知らせから。

【お知らせ】オーマイニュースが新体制
編集長代理に元木昌彦が就任 (動画あり)
OhmyNews編集部 2007-02-20 17:44

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■読者ならびに市民記者の皆さんへ

 オーマイニュースが昨年8月28日に創刊して、今月末でちょうど半年になります。インターネット新聞の立ち上げは、確かにそれほど簡単ではなく、いろいろなことがありました。今も試行錯誤の毎日です。

 しかし、「モノを言う」市民記者が、責任を持って参加するネット新聞を日本にも実現するために、毎日さまざまな努力を続けています。市民記者の数もようやく3000人を超えました。少しずつですが、私たちの前進は続いているのです。

 今年初めには、私の体調不良につけこんで、私を「事実上の解任」などと言う輩も出て来まして(笑)、皆様に余計な心配などをおかけしました。

 さあ、そこで、創刊半年を1つの区切りとして、編集部の新体制を組むことにしました。その中の大きな目玉は、『週刊現代』と『フライデー』の元編集長で、またウェブマガジン『Web現代』の創刊に携わった経験を持つ、元木昌彦氏を編集長代理に迎えることです。私が健康上の不安を抱えているので十分な働きができませんが、元木さんには私のフォローだけではなく編集全般を統括していただこうと思っています。

 オーマイニュースは当面、(1)市民記者の人数の拡大、(2)編集部発の企画の拡充――などを課題としていますが、元木編集長代理には、編集部発の独自の記事を皆さんにより多く届けられるように頑張ってもらおうと思っています。

 市民記者の皆さん!! これからも皆さんの身近にあるニュースをどしどし投稿してください。さらにオーマイニュースを盛り上げていきましょう!!!


2007年2月20日
オーマイニュース編集長 鳥越俊太郎

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オーマイニュース編集長代理就任のご挨拶

 皆さんこんにちは。このたびオーマイニュース編集長代理に就任した元木昌彦です。

 私の経歴を簡単にお話ししましょう。1970年に講談社に入社し、もっぱらジャーナリズム系の月刊誌や週刊誌の現場を経験してきました。90年に『フライデー』編集長に就任、92年から97年まで『週刊現代』編集長。その後、99年10月に、おそらく日本で初めてのインターネットを使った週刊誌『Web現代』を立ち上げ、2年間編集長を務めました。立ち上げた主旨は、急速に発達してきたインターネットをメディアとしてとらえ、第4のメディアとして育てたいというものでした。

 そのときの私の夢は、出版社が小さいながらもラジオ局やテレビ局のようなものを持ち、訓練されたビデオジャーナリストたちが世界各地から送ってくる情報を、時にはライブ中継で、パソコンユーザーたちに届けることができるかもしれないというものでした。

 残念ながら、日本のブロードバンド化は、私が思っていたよりもはるかに遅れ、当時は夢は実現できませんでした。そのやり残した夢を含めて、世界初の市民参加型メディアの編集をお手伝いすることができて、ワクワクしています。

 まだまだ、日本では生まれたばかりのメディアですが、大事に大きく育てていきたいと思っています。

 ご支援のほど、よろしくお願いします。


2007年2月20日
オーマイニュース編集長代理 元木昌彦

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■その他の新体制について

市民記者トレーニングセンター: 小田光康(市民メディア『PJニュース』編集長)
オーマイTV(動画コンテンツ): 白石草(市民メディア『OurPlanet-TV』共同代表)
http://www.ohmynews.co.jp/InterView.aspx?news_id=000000005433

 ほほう「編集部の新体制」ですか。

 アイタタ「今年初めには、私の体調不良につけこんで、私を「事実上の解任」などと言う輩も出て来まして(笑)、皆様に余計な心配などをおかけしました。」ですか。

 「私を「事実上の解任」などと言う輩も出て来まして(笑)」ってどうよ(爆

 で「さあ、そこで、創刊半年を1つの区切りとして、編集部の新体制を組むことにしました。その中の大きな目玉は、『週刊現代』と『フライデー』の元編集長で、またウェブマガジン『Web現代』の創刊に携わった経験を持つ、元木昌彦氏を編集長代理に迎えること」にしたですか。

 なにが「さあ、そこで、」なのよ(苦笑

 なるほど「私が健康上の不安を抱えているので十分な働きができませんが、元木さんには私のフォローだけではなく編集全般を統括していただこうと思っています」ですか。

 ・・・

 ふーん。

 ・・・(長考

 鳥ちゃん、カッコワリー(←オリエンタルラジオ風)

 ・・・

 これってトップ交代でしょ?

 はっきりいって降板でしょ?

 これって事実上降任じゃないの?!!!(怒

 「辞任」とか「降任」とかの言葉さえ使わなければいいとでも言うのですか? 

 ・・・

 ばからしい・・・



●フジ産経グループまたしても「捏造」か????〜「真実」を報道するフジ産経グループの雄・夕刊フジに光あれ!!(爆)

 ここんとこあっちで「ねつぞう」こっちで「さくら」とメディアとして謝罪しまくる散々なフジ産経グループなのでありますが、こんなとき頼りになるのは、フジ産経グループ内の異端児的存在、われらが夕刊フジであります。

 今日の夕刊フジのメルマガ「本日のニュース」欄で、本件が取り上げられていますが。

鳥越俊太郎氏、ニュースウェブサイトの編集長降りる
http://www.yukan-fuji.com/

 フジ産経のネツゾウ記事、キターーーーーーーーー!!!(爆)

 はい、そのままズバリ「鳥越俊太郎氏、」「編集長降りる」です(爆

 うん、読者のみなさん実に正しい日本語、じゃなかった「捏造記事」ですよね。(苦笑)

 ・・・

 さて私の手元に刷りたてで湯気が出ている今日の夕刊フジ(2月22日号東京AB総合版)紙面がありますので当該記事をご紹介しちゃいましょう。

ニュースウェブサイト オーマイニュース トップが交代
鳥越氏から元木氏へ

 鳴り物入りで昨年8月に設立された市民参加型のニュースウェブサイト「オーマイニュース」が新体制を組んだことが21日までにわかった。編集長でジャーナリストの鳥越俊太郎氏(66)の体調が思わしくないことから、「フライデー」元編集長の元木昌彦氏(61)が編集長代理として、編集全般を統括する。
 一般公募で集めた市民記者が時事ネタをはじめ、あらゆるニュース記事を作成し、公開できるこのサイトは2000年に韓国でスタート。その支局という位置付けで、設立された日本版を鳥越氏が”顔”として任され、昨年末までに3000人近い市民記者が登録していた。
 韓国版サイトは、02年の大統領選で不利な情勢だった盧武鉉大統領の逆転勝利に影響を与えるなど、市民の目線を反映した新たなメディアとして政界を揺るがすほどの地位を築き上げた。ところが、期待された日本版は、鳥越氏がサイト開設前の準備ブログ上で巨大掲示板2ちゃんねる」の一部ユーザーの書き込みに対し、挑発的な発言をしたことからブログが”炎上”するなど、創刊前からゴタゴタ続き。開設後も一部で記者の質、記事のレベルに対する批判的な声も上がっていた。

鳴り物入りで韓国から上陸もゴタゴタ続きで再生急務

 再生が急務だったが、鳥越氏の体調が思わしくないため、編集トップが交代することになった。サイト上で、鳥越氏は「健康上の不安を抱えているので十分な働きができませんが、元木さんには私のフォローだけではなく編集全般を統括していただこうと思っています」としている。
 元木氏は、「フライデー」、「週刊現代」の編集長、さらに、ネット週刊誌「Web現代」を立ち上げ、編集長を務めた経験もある敏腕。サイトをどう再生するか手腕が注目される。

夕刊フジ(2月22日号東京AB総合版)紙面 4ぺージより抜粋

 はい、「オーマイニュース」が「鳥越氏から元木氏へ」、「トップが交代」です(爆

 「真実」を報道するフジ産経グループの雄・夕刊フジに光あれ!!(爆)

 いや気分がいい、じゃなかった、ずいぶんはっきりと「捏造」した見出しですね。

 ・・・

 もうね、これはね、オーマイニュース産経新聞東京本社内「夕刊フジ」編集部に断固「訂正と謝罪」を求めなければいけませんね。

 こんなひどい「捏造記事」を発行部数50万部を越える夕刊紙に大々的に報道されちゃったんですからね。

 ・・・

 読者のみなさん、これは見物ですよ。

オーマイニュース」VS「夕刊フジ

 ・・・

 「どっちが勝っても、生き残った方が人類の敵になるだけだ」
(↑「ゴジラVSキングギドラ」にてGフォース・カズマ隊員のお言葉(爆))

 ・・・(汗)

 ・・・

 ・・・

 鳥越氏にオーマイニュース編集部よ、

 もし市民メディアJANJANの「捏造」記事にはクレーム付けたくせに、夕刊フジのこの「捏造」記事にはクレームしなかったら、とっても格好悪いですよね。

 世間から笑いモノになりまっせ。

 やっぱりあいつらはマスメディアには弱いんだなあ、ってね。



(木走まさみず)



<関連テキスト>
■一市民記者を辞任に追いやった「恫喝」と「沈黙」〜鳥越俊太郎氏とJANJAN編集部は責任を全て市民記者にかぶせるつもりか!
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070124/1169608510
■「オーマイニュース」VS「JANJAN」(3)〜君たちに「正義」など誰も期待していない
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070119
■「オーマイニュース」VS「JANJAN」(2)〜よもや鳥越編集長が大嘘つきだったのか?
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070114/1168747310
■「オーマイニュース」VS「JANJAN」〜大嘘つきはどっちだ?
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070112/1168569774
■「オーマイニュース」鳥越氏の無責任な「責任ある参加」論
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20070103
■二枚舌とはオーマイニュース編集長の鳥越俊太郎氏のことです。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20060801
産経新聞メディア論に対するメディアリテラシー的考察
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20050327/1111912094