木走日記

場末の時事評論

判明した恐怖のデブ・スパイラル〜我が「レプチン」軍団どもよ、どうした、なぜ働かんのだ!!

kibashiri2006-03-08


 今日は与太話です。笑って読み流して下さいませ。



●あのころ僕は若かった〜病床時の身内の献身に頭が下がる若木

 食欲にまつわる美談風マクラ話から・・・

 十数年前の冬のことです。

 不肖・木走は、珍しく39度前後の熱を出しどうにもこうにも身動き取れず、数日間仕事を休みベッドでうんうん唸っていたのであります。

 で、もう関節は痛いやら悪寒はするやら食欲も全然なく、奥さんの作ってくれたお粥すらほとんど食べられない状態が続いたのでした。

 当時はまだ若くからずっと、優しく思いやりある奥さんは心配して枕元でたずねてくれたのでした。

奥さん「何か食べないと。果物とか何でも食べたいもの言ってみて、用意するから」

うーん、基本的には何も食べたくはないのですが、思い浮かべたのが当時私が大好物であったマクドナルドのハンバーガーなのでした。

木走「ゼイゼイ・・・マクド・・・ナルド・・・・」

蚊の鳴くような声しかでなくてなさけなかったですが、取りあえず奥さんにマクドナルドと伝えました。

奥さん「・・・・。 病人にはどうかしらと思うけどわかったわ、準備するから」

 熱でうなされつつ数時間後、奥さんがベッドのそばに食事を運んできてくれました。

 上半身だけ無理して起こした私は、トレーの上にある小皿を見て絶句しました。

 そこには当時行きつけの飲み屋でいつも私がつまみとしてオーダーしていた「まぐろ納豆」の小鉢があるではありませんか!!!

奥さん「わざわざ店の人に頼んで特別につくってもらってきたのよ」

 ああ、なんと言うことでしょう。

 「マクドナルド」が「マグロ納豆」になっちゃった・・・(涙
 ・・・

 不肖・木走は、「マグロ納豆」なんか喰いたくないようと思いつつ、おそらくお店の仕込み時間に無理を承知でお願いにいってくれたであろう奥さんの心情を思うと、本当は「マクドナルド」だったんだとは言えないまま、ゲロはきそうになりながら「マグロ納豆」を食したのであります。

 ありがたきは病床時の身内の献身であります。

 ・・・

 うーん、しかしあの頃奥さん若かったなあ。

 不肖・木走も若かったなあ。

 すごいスリムだったし、今みたいに82キロの巨体を持て余すようなデブオヤジじゃなかったもんなあ・・・



●判明した恐怖のデブ・スパイラル〜肥満治療への道に?内臓脂肪から食欲抑える信号解明

 今日(8日)の読売新聞から・・・

肥満治療への道に?内臓脂肪から食欲抑える信号解明

 内臓脂肪から神経を通じて、脳に食欲を抑える信号が出ていることが、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(内分泌代謝学)らの研究でわかった。

 肥満の人はこの信号が弱くなっていると考えられ、回復させる方法が開発されれば、新たな肥満の治療法に道を開くと期待される。7日付の米科学誌「セル・メタボリズム」電子版に掲載される。

 肥満になると、食欲を抑えるホルモン「レプチン」の働きが悪くなることが知られている。研究チームが、肥満状態にしたマウスの内臓脂肪の細胞に、活動を活発化させる遺伝子を組み込んだところ、レプチンの働きが戻り、食事量は10分の1に減少、体重も数日で約1割減った。

 一方、内臓脂肪と脳を結ぶ神経を切断すると、同様に遺伝子を組み込んでもレプチンの働きは回復せず、この信号がレプチンの働きを制御し、食欲を調節していることがわかった。

 片桐教授は「肥満の人に食事・運動療法を指導してもうまくいかないことが多い。神経を刺激する方法を見つけ、新しい治療法を開発したい」と話している。

(2006年3月8日3時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060308i201.htm

 ほほう、これは興味深い発見ですね。「内臓脂肪から神経を通じて、脳に食欲を抑える信号が出ている」のですか。

 うーん、ややこしいですがつまりこういうことですか。

1.お腹いっぱい食べる
    ↓
2.内蔵のまわりに脂肪が付く
    ↓
3.その脂肪から脳に「食い過ぎやで〜」と食欲を抑える信号が出る
    ↓
4.食欲が抑えられ脂肪がとれる
    ↓
5.1に戻る

 簡単にいえば一般の人は上のような良い循環で太らないわけですか。

 で、デブチンは3.の食欲を抑える信号が弱いので、

1.お腹いっぱい食べる
    ↓
2.内蔵のまわりに脂肪が付く
    ↓
3.その脂肪から脳に「食い過ぎやで〜」と食欲を抑える信号が出るが弱い
    ↓
4.食欲が少ししか抑えられないから脂肪が少ししかとれない
    ↓
5.1に戻る

 うううむ、恐怖の肥満への螺旋階段、デブ・スパイラルなわけですね。

 ブルブルブルブル・・・

 我がビール腹をなでなで、重い気分でこの記事を読んだのですが・・・

 ・・・(汗

 うーん、我が体内の食欲を抑えるホルモン「レプチン」軍団どもよ、

 どうした、なぜ働かんのだ!!(←なにホルモンに怒ってるんだ(苦笑))

 若いときはあんなに頑張って見事にスリムな体型を維持し、不肖・木走と共に青春を謳歌したではないか!

 どんなに暴飲暴食しても諸君の働きで次の日にはげっそり食欲が落ちていたではないか。

 ・・・

 それがどうした。最近の諸君の体たらくは。

 つまみバクバク喰いビールガバガバ飲んでも、帰宅時にラーメン食べちゃうじゃないか?(←ホルモンのせいにするな、ホルモンのせいに(苦笑))

 暴飲しても翌日も暴飲できちゃうじゃないか?(←だから、自業自得じゃないのか)

 ・・・

 ふう。

 勘違いするではないぞ! 

 私はそんな甘い領主ではない。(←領主って)

 働かないもの喰うべからずだ!(←言ってることが破綻してないか(爆))

 お前らレプチンどもに頼らずとも痩せてやることはできるのだ。

 ようし病気になってやる。

 病気になれば食欲も落ちることは、私は良く知っているのだ。

 ・・・(汗

 うーん、ウソです、やっぱ病気はイヤでございます。

 ああ、しかしやせたいなあ(爆笑

 どなたか良い方法ご教授ねがいませんか。

 ・・・

 ふう。

 今日はすべてをホルモンのせいにしてみましたが、むなしいだけでした。

 ・・・

 マグロ納豆かあ、最近食べてないなあ。

 あれ、まぐろ納豆がひさしぶりに食べたくなってきたです。

 今晩当たり行きますか(←だめだ、こりゃ(爆))



 本日は与太話でございました。



(木走まさみず)