木走日記

場末の時事評論

日本語はおかしいが主張は正しい日経社説〜「かざしも」日本の憂鬱

●深刻化する海岸の漂着ごみ問題

 昨日の毎日新聞から・・・

漂着ごみ:環日本海4カ国、来月に初会合−−富山

 深刻化する海岸の漂着ごみ問題に取り組もうと日本海に面した日本、中国、韓国、ロシアの4カ国が参加する初のワークショップが11月14〜15日に富山市のタワー111で開かれる。行政担当者や研究者らが参加し、各国の漂着ごみの現状や処理方法、排出抑制策などを報告する。

 環境省とともに会合を主催する「環日本海環境協力センター」(同市)によると、日本の海岸や離島に流れ着く漂着ごみは10万トンを超え、年々増加している。海流に乗って海外から来るごみが多い一方、日本からもごみが流れ出しており、昨年11月に日中韓露の4カ国が連携して対策を進めることで合意していた。

 一般参加も募集中で、申し込みはファクス(076・445・1581)かメール(webmaster@npec.or.jp)で。同センターのホームページはhttp://www.npec.or.jp/

 海の環境保全に取り組んでいる市民団体「クリーンアップ全国事務局」も11月3〜5日に島根県隠岐島で「島ゴミサミット・おき会議」を開く。漂着ごみ問題に悩む国内の自治体やNPOが現状や対策を紹介する。韓国からの報告もある。問い合わせは同事務局(電話042・322・0712)へ。【下桐実雅子】

毎日新聞 2005年10月24日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20051024ddm016040011000c.html

 うーん、この漂着ごみの問題ですが早期に手を打たないとそのうち深刻な環境破壊を伴う事態になる可能性があるわけでして、「日本の海岸や離島に流れ着く漂着ごみは10万トンを超え、年々増加している」って集計もどうなんでしょう、以下の学術レポートなどを読むと控えめな数値のような気がしますですね。

海岸漂着ごみモニタリングの整理と進め方
鹿児島大学水産学部環境情報科学講座
クリーンアップかごしま事務局藤枝繁
http://www.npec.or.jp/0_info/contents/004.pdf

 この鹿児島大学水産学部環境情報科学の藤枝繁氏のレポートで興味深いのは、「C1:特定アイテム広域型調査」、「使い捨てライターを使った流出地と漂着地域の関係」を、韓国、中国、台湾から日本のどこに漂着しているか、詳細に調査分析しているのですが、 流出地と漂着地の関係、つまり流出地域と被害地域の関係がよく理解できます。

 単純な事実として理解できることは、東アジアの海流では「中国・台湾・韓国が上流」で「日本列島は下流」に位置し、「上流部」のゴミの受け皿になっているわけです。

 ただ、この漂着ゴミの問題で私達日本人がひとつだけ肝に命じておくことは、まあ、この問題は科学的アプローチで解決すべき事象であることは明らかで「日本だけが一方的に被害を受けている被害者だ」とする偏狭なナショナリズムに陥ってはいけないことです。

 例えば、以下の読売新聞(北陸版)の記事からも、日本沿岸の漂着ゴミの大半は「国内産」であり、日本も「加害者」であることは明らかであるわけです。

◆ 冬の内灘海岸   悩ましき 漂着ごみ

 冬場に木材やプラスチック容器などのごみが海岸へ大量に流れ着き、沿岸の自治体はその処理に頭を悩ませている。今月、約500個のプラスチック容器が漂着した内灘町の海岸を歩き、漂着ごみの実態を見た。

(小泉 朋子)

 内灘町役場総務課の橋本良さん(37)に、ごみが流れ着いた内灘海岸を案内してもらった。約8キロの海岸には、夏はビーチパラソルが立ち並び大勢の海水浴客が訪れる。だが、冬の今は見渡す限りプラスチック容器やペットボトル、瓶などのごみが散乱していた。

 この日は風速約25メートルの強い風が吹き付け、まっすぐ歩くことも困難で、舞い上がる砂で目も開けていられないほど。かがんで砂に埋まったペットボトルを掘り出してみると、ハングルの表示があった。洗剤の容器などに混じって、冷蔵庫、タイヤ、消火器なども流れ着いていた。橋本さんはため息混じりに言う。「毎年冬場はごみが流れつくが、今年は特別に多い」

 内灘町では流れ着くごみの処理費用に毎年、数十万円かかるという。今年は1月に木材約170本、2月にはプラスチック容器約500個が流れ着いた。木材は陸上自衛隊や県廃棄物協会の協力で処理したが、プラスチック容器は町職員が回収しているという。
 
 強風が吹き付け、プラスチック容器の中には砂が入り、相当な重さになる。9人の職員が2日かけて約400個を回収したものの、冬は天候の悪い日が多く、作業は思うように進まないという。橋本さんは「ごみを放置すれば危険だし環境に悪いことは分かっている。だが、大量でとても片づけきれない」とこぼす。

 大部分は「国内発」

 金沢海上保安部などによると、今冬、県内に流れ着いたプラスチック容器は約4000個、木材は約600本に上る。プラスチック容器は不法に投棄されたと考えられ、木材は外国船籍の運搬船が積み荷を崩した可能性が高いという。そうして漂流したごみなどが県内の海岸にたどり着くのは「冬に北西の季節風が吹くためではないか」と説明する。

 漂着ごみは、各自治体が費用負担し、一般廃棄物として焼却や埋め立て処分しなければならない。多くの自治体では、夏の海水浴シーズン前やシーズン中は海岸の清掃を行うが、冬の清掃の予算は組んでいない。ある自治体の担当者は「危険物が入っていないかの調査も必要で、処理の負担は重い」と打ち明ける。
 
 漂着ごみの増加を受け1996年から毎年、日本・韓国・中国・ロシアの四か国が共同で日本海黄海沿岸に流れ着く人工ごみの実態を調べる「海辺の漂着物調査」が行われている。結果を分析している富山県立大の楠井隆史教授(環境毒性学)によると、北陸の日本海沿岸に流れ着くごみの大部分はプラスチック製品で、韓国など海外からのものも含まれるが、大部分は国内の生活ごみだという。

 プラスチック製品は、環境ホルモン作用や野生動物が誤って飲み込むなど環境への悪影響も指摘されている。楠井教授は「プラスチック製品をなるべく作らない、使わないという市民や企業の意識を高めることが必要だ」と話す。漂着ごみの処理に苦悩する自治体担当者の姿を目の当たりにした。海外からの漂着ごみに混じって、生活ごみが多いことも知った。1人1人の心掛けが、きれいな海岸を守るために必要なことを今回、改めて感じた。

読売新聞 (2005年02月27日石川版掲載)
http://hokuriku.yomiuri.co.jp/kisya/5-0227.htm

 日本のゴミが中国や韓国に漂着しないのは単に海流の「下流」に位置しているだけの問題で、現に日本のペットボトルがアリューシャン列島沖を経由してアメリカ西海岸にまで達している報告もあるわけです。

 しかし中国・台湾・韓国等、東アジア諸国に限って言えば、日本列島は一方的な「ゴミの受け皿」になってしまっているのは問題であります。



●「漂着ゴミ」と様相が酷似する「大型クラゲ大量発生問題」

 最近話題になっている大型クラゲの大量発生の問題でも、中国沿岸で生まれたクラゲが大量発生して対馬海流に乗り日本海若狭湾辺りで吹き溜まり巨大群となり日本各地の沿岸に漂着しているわけですが、これも「漂着ゴミ」と酷似した海流の下流に位置する「日本列島」が受け皿になってしまっている問題であります。

 ここまで大量発生して海流に乗って日本列島にやって来てしまっては、対策といっても打てる手は限られているのであって、やはり「漂着ごみ」の問題と同じで、流出地域で抜本対策を講じないと「漂着地域」ではお手上げな状態なわけです。

 日本の水産総合研究センターや韓国の国立水産科学院で専門家が科学調査していてそのレポートが指摘されている、この大型クラゲ大量発生のメカニズムですが、いくつかの科学的推測がされています。

クラゲの異常増殖の原因及び研究計画
最近、韓国の周辺沿岸海域で大型Nemopilena nomurai が大量出現し、漁業に莫大な被害をもたらしている。2003 年の場合、8 月下旬から韓国南海及び西海南部海域を中心に出現し、9〜10 月には、韓国の東・西・南海の全海域に大量出現した。東海中部海域及び西海南部の一部海域では、12 月まで出現する様相を呈している。このような出現様相から考えると、Nemopilena nomurai は、西海南部及び南海から対馬暖流によって東海に移動・拡散されたものと推定される。西海の場合、半閉鎖的な海域で、水深40〜50mぐらいの浅海であるため、流入したクラゲが引き続き停滞・成長するものと判断できる。すでに明らかにされているAurelia aurita (表1)の時期別分布様相から、クラゲの分布が海流と密接な相関性のあることが分かる。
クラゲがこのように大量増殖・出現する原因については、次のような幾つかの仮定をすることができるが、これはまた、今後の研究で究明しなければならない課題でもある。
1.1990 年代末以降、持続的に水温が上昇し、2003 年夏季の沿岸水温は平年に比べ非常に高かった。沿海・近海水温の上昇と共に対馬暖流が我国周辺海域にかなり大きな影響を及ぼしていることから、このような海流が、クラゲを南海から東海・西海に移動させることに貢献したと判断できる。特に、西海と東海で広範囲に出現したのは、毎年、西海南部及び東海南部に形成される冷水帯が2003 年度には形成されておらず、これらのクラゲの移動がより容易になったのが原因ではないかと考えられる。
2.2003 年夏季・秋季、韓国の東海・南海にはコックロディニウム赤潮が大量発生し、これがクラゲの餌料生物として利用された可能性がある。しかし、これに関する研究は、今後、更に深く行われなければならない。
3.クラゲを食べるウマヅラのような資源が急激に減少したことによって、クラゲに対する捕食圧が減ったことが、クラゲ増殖に関わりがあるものと推定される。
このような幾つかの仮定を立証するため、2004 年度から研究を促進する計画が立てられている。研究の主な内容は「クラゲ出現の分布と調査」、「クラゲの異常増殖原因に関する研究」である。クラゲ出現の分布調査は、大型netting と目視調査、そして、定置網・トロールの調査などを実施する予定である。クラゲの異常増殖原因に関する研究では、コックロディニウム赤潮生物がクラゲの餌料生物として有用であるかどうかについての室内実験に、焦点を置くことになっている。
(2004年2月24日 大型クラゲに関する国際ワークショップ講演要旨集より)

(韓国国立水産科学院 : 康英實)
http://150.26.214.105/~aquadb/cgi-bin/speciesinfo.cgi?LANG=jp&TTAXID=197916&TARGET=1

 仮定の域は出ていませんが、地球規模の温暖化に影響された海流温度の上昇、中国沿岸流域における(大河からの汚染物質含む)海洋汚染によるクラゲの餌料生物の大量発生、クラゲを補食する魚類(ウマヅラ等)資源の乱獲による急激減少等が考えられているのです。



●日本語はおかしいけど主張は正しい今日の日本経済新聞社

 今日の日本経済新聞社説から・・・

社説2 日中韓の環境連携を強めよ(10/25)
 日中韓の第七回環境相会議が22、23の両日、ソウルで開かれ、三国が北東アジアの環境対策で連携を強化することで合意した。北東アジアでは酸性雨や黄砂、水質汚染などの被害が深刻化している。環境対策で三国の連携を強めることは結構だが、その内容が汚染の観測や早期警報システムの構築などの域にとどまっていることが物足りない。三国は環境破壊の根源をつきとめ、改善の具体策を急ぐべきだ。

 三国環境相会議は北東アジアや地球規模の環境問題での対話、協力を進めるために1999年から毎年開催している。今会議の共同コミュニケによると、三国は北東アジアに循環型社会を構築するための啓発活動や技術開発協力などを推進。

 具体的には黄砂や酸性雨の実態を把握するモニタリングシステムや早期警報システムの構築・強化などで合意した。水質管理、海域の漂流ごみ対策、三国国立研究機関の共同研究などでも協力を強化する。

 いずれも当然の施策だろう。しかし環境破壊の深刻さを考えると、三国環境相会議を始めて6年たって、まだこの段階にとどまっていることに歯がゆさを覚える。

 中国やモンゴルを主要な発生源とする酸性雨や黄砂は韓国、日本を覆い、被害は拡大する一方だ。今年は日本海で体長1―2メートルの巨大クラゲが異常発生して漁業に大きな被害を及ぼしているが、その一因は渤海湾に注ぐ黄河や海河など中国の河川の汚染にある、との見方が多い。

 北東アジアの環境破壊は、中国やモンゴルの抜本的な環境保全対策なしには成り立たない。これまで高度成長一辺倒できた中国も、来年からの5カ年計画で遅まきながら環境対策に本格的に取り組むことになった。大気や水質汚染、砂漠化などの弊害がこれまでの経済発展の成果を台無しにしかねない状況になりつつあるからだ。

 日中韓の三国はこれを機にさらに踏み込んだ協力に乗り出すべきだ。中国の外貨準備は近く日本を抜く勢いだが、環境技術、ノウハウ、人材が不足している。この分野で三国が協力を拡大することは地域経済の持続的発展はもとより、悪化した三国関係の改善にもプラスとなる。

10月25日 日本経済新聞 社説
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20051024MS3M2400224102005.html

 普段は環境問題を、地域経済問題として近視眼的にしか論じない日本経済新聞でありますが、この社説はタイムリーで的を得た主張であり評価して良いでしょう。

 そもそも、海洋ごみや大型クラゲのような海の問題だけでなく「中国やモンゴルを主要な発生源とする酸性雨や黄砂は韓国、日本を覆い、被害は拡大する一方」なのも実に深刻な問題なのであり、すでに日本各地の山林では酸性雨による立ち枯れ被害が急速に拡大しているわけです。

 考えてみれば「海」だけでなく「大気」の問題でも、東アジア地域特有の偏西風のお陰で、中国が「風上(かざかみ)」であり、またしても日本列島は「風下(かざしも)」なのであります。

 この社説、論点は素晴らしいものでありますが、いつものクセで少しリテラシーさせていただきますと次の一文は何言ってるか理解に苦しみます。

 北東アジアの環境破壊は、中国やモンゴルの抜本的な環境保全対策なしには成り立たない。

 「抜本的な環境保全対策なし」に成り立たないのは、普通「北東アジアの環境破壊」ではなくて「北東アジアの環境破壊防止」なんじゃないんですか。(苦笑)

 たまに書き慣れてない環境問題とか扱うと推敲漏れしちゃうのかも知れませんが、天下の日経社説としてはオソマツでございますよ。

 ・・・

 抜本的な対策は、「海洋汚染」にしても「大気汚染」にしても「風下(かざしも)」の日本で可能なことは少なくて、やはり「風上(かざかみ)」の中国に施さなければなりません。

 「海」にも「大気」にも国境などないわけで、この問題で偏狭なナショナリズムに陥っても何の解決にもならないし、国際協力するしか方法はないわけです。

 例えば『あんとに庵◆備忘録』さんでは、大型くらげに対する江ノ島水族館の館長さんの興味深い話が載っております。

(前略)
このエチゼンクラゲ、先だっての海上保安庁の集まりに江ノ島水族館の館長さんがいらしていた。水族館ではこのエチゼンクラゲを飼育しようと試みてはいるものの失敗に終わってしまうそうだ。大量にいて迷惑かけまくりのこの巨大クラゲは実はデリケートな存在であったのだ。館長さんの話ではこれらのクラゲは水質が汚れたときに大量に発生し、その水を浄化し続けながら漂い、一生を終えるのだそうで悪者にするにはあまりにもけなげな存在でもあるのだそうだ。海の浄化に欠かせない大切な存在だということである。さしずめウイルスに対し抵抗を示すキラー細胞みたいなもんだろう。

つまりこれらの大量発生はそれだけ発生元といわれる中国沿岸部の水質汚染が異常であるということの証でもある。
(後略)
あんとに庵◆備忘録
■[社会・時事]エチゼンクラゲ 10:59
http://d.hatena.ne.jp/antonian/20051025/1130205543

 そうですね「これらの大量発生はそれだけ発生元といわれる中国沿岸部の水質汚染が異常であるということの証」である可能性は極めて大きいのです。

 余談ですが、antonian さんの大型クラゲ新名称超弩級中国的生物兵器海月1号」ですが、気に入ってらっしゃるのはわかりますが、いただけませんってば(苦笑

 ・・・

 しかし憂鬱なのは、抜本的な対策は、「海洋汚染」にしても「大気汚染」にしても「風下(かざしも)」の日本で可能なことは少なくて、やはり「風上(かざかみ)」の中国に施さなければならないことなのであります。



 「風下(かざしも)」の日本は憂鬱なのであります。



(木走まさみず)




●追記:なんと素敵な思いつきなのでしょう〜『uumin3の日記』さんより

 『あんとに庵◆備忘録』さん経由で素敵なエントリーを知りました。

uumin3の日記
■単なる思いつき
http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20051025

 巨大クラゲを風の谷のナウシカのオーム風にまとめられております。
 是非あちらをご一読下さい。
 あんまりすばらしいので失礼して以下抜粋。

ふと思いついたのはこれ

あ:出てきちゃだめ!

男:やはりエチゼンクラゲにとり憑かれていたか… 渡しなさい、あんとにあん。

あ:いや! 何も悪いことしてない!

男:エチゼンクラゲとヒトとは同じ世界には住めないのだよ…

あ:ああっ。 お願い!殺さないで! お願い…(泣)

 すばらしいですよね。でもって続きもすばらしい。

少年:エチゼンクラゲの生れたわけか… 君は不思議なことを考える人だな。

少女:エチゼンクラゲは、中国の人々が汚したこの世界をきれいにするために生れてきたのよ。海の毒を身体に取り込んで、きれいにしてから死んでいくんだわ。

少年:だとしたら、ここの漁師はおまんまの食い上げだ。何千年かかるかわからないのに、エチゼンクラゲに漁場を占拠され続けるのはできないよ。せめてエチゼンクラゲを、これ以上拡げない方法が必要なんだ…

少女:あなたも政府と同じように言うのね…

少年:違う! ぼくらはエチゼンクラゲを戦争に使う気なんかない。明日みんなに会えばわかるよ。

少女:もう…寝ましょ…

 本当に素晴らしいですね。

 現実主義の不肖・木走にはこういう素敵な思いつきは皆無なのでありました(苦笑



●追記の追記:これも素敵なパロディです〜『コルホーズの玉ネギ畑の断片談義』さんより

 『コルホーズの玉ネギ畑の断片談義』さんで素敵なエントリーをTBいただきました。

コルホーズの玉ネギ畑の断片談義
エチゼンクラゲショートショート
http://blogs.yahoo.co.jp/birst_head/14636790.html

 巨大クラゲを風の谷のナウシカパロディ第二弾であります。

 是非あちらをご一読下さい。

 記念に失礼して以下抜粋。

老剣士「こ、これは…。漁業被害の元凶のエチゼンクラゲではないか。なんでこんなに小さく」
族長の娘「これでも成体なんです。この水槽の水は地下1000メートルから汲み上げているの。
    綺麗な水の中では、エチゼンクラゲも大きくならないことが解ったの」
老剣士「それを私に告げるために…」
族長の娘「汚れているのは水なんです。この谷の水源ですら、汚染されているんです」

 しかし、エチゼンクラゲですがいくらでも『風の谷のナウシカ』風味にアレンジできるのですねえ。

 みなさん、すごいです。