A列車で行こう〜楽しく投票しよう
いよいよ投票日になりました。
●A列車で行こう〜Take The "A" Train
今日は朝からジャズなどを聞きながらPCの前で仕事をしております。
ハーレムのシュガー・ヒル方面に行くのなら、”北方面行きA列車”にお乗りください。
”A列車”に乗りそこねると、ハーレムへの近道を逃してしまいますよ。
急いで!もう列車がやって来ますよ。
ほら、レールのハミングの音が聞こえるでしょう?
さあ、皆さん、”A列車”にお乗りくださーい!
ハーレムのシュガー・ヒルにはすぐ着きます。
Take The "A" Train 〜さあ、エリントンの世界へ〜
http://www02.so-net.ne.jp/~jamtoast/a-train.html
「A列車で行こう」はスウィングジャズのスタンダードナンバーであります。ビリー・ストレイホーンの代表作で1940年の作品。デュークエリントン楽団のオープニング・テーマでした。
いつ聞いても軽快なタッチの体を軽くスウィングしたくなる心地よい旋律なのですよね。
ご存知の通り、”ハーレム”は、ニューヨーク、マンハッタンのセントラル・パークの北側の地域で、ニューヨークの黒人コミュニティーの中心地でありました。
「A列車」は、 ニューヨークの地下鉄で、マンハッタンを南北に走る8番街線の通称です。
いずれにしても40年代には、これらのクラブのジャム・セッションの噂を聞いて、アメリカ各地から黒人ジャズメンたちが腕試しに集って来たそうです。とすれば、「You must take the"A" train」というセリフは、マンハッタンの地下鉄に始めて乗るニューカマーたちに向けられた、この時代のジャズメンたちの日常用語だったのかも知れません。
まだ人種差別の酷い時代に、黒人ジャズメンたちが全米から、夢をいだいてやって来たニューヨーク・マンハッタン。
まさに地下鉄でA列車に飛び乗ることは、当時の黒人ジャズメンたちにとり、明日の夢をかなえるために、そして希望の扉を開けるために、聖地ハーレムへと自らを誘う象徴的な意味を持っていたのかも知れません。
●日本の夢を繋ぐ「A列車」はいずこの党なのか〜真摯に考えて選択しよう
今回の衆議院選挙は郵政民営化法案が否決されたことを受け、小泉首相が「郵政民営化に賛成か反対か、直接国民の信を問う」として強行してきたモノであります。
言うまでもなく選挙の最大の争点は「郵政民営化」でありますが、しかしながら、今この国の抱えている諸処の深刻な問題、年金問題、少子化対策、外交問題なども、郵政民営化ですべて解決されるわけでもなく、私達選挙民は真摯にそれぞれの公約を見比べて選挙権を行使しなければなりません。
今日の産経コラム「産経抄」の結語から・・・
(前略)
▼さて日本の9・11である。選挙結果についてはさまざまな予測が流れた。だが最後まで読みきれたという人は誰もいないだろう。有権者の投票行動もまた、ちょっとした発言やできごとで一変する。米国のイフを考えるまでもなく、そんな例はいくつもあるからだ。
▼情報社会や劇場型社会の民主主義だから、それも仕方ないことかもしれない。それでも今日だけは静かで、国民がじっくりとこの国のあり方を考える一日であってほしい。台風が近づく沖縄などを除けば、まずまずの選挙日和のようだ。
平成17(2005)年9月11日[日]
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm
「それでも今日だけは静かで、国民がじっくりとこの国のあり方を考える一日であってほしい。」ことは、真剣に考えるという点では全く同感です。
が、ここは少し陽気に行きましょうよ。
未来を選択する行為とは、真摯に真剣に考えるだけでなく、「A列車で行こう」をハミングしながら、希望に満ちて地下鉄に飛び乗ったであろう往時の黒人ジャズメンたちのように、楽しみながらおこなう行為でいいはずです。
今日は、肩の力を抜いて楽しく投票所に向かいましょう。
Take The "A" Train!
A列車で行こう!
Now, let's go to vote in everyone!
さあみんなで投票に行こう!
(木走まさみず)