木走日記

場末の時事評論

朝日新聞記者と話題の大学生のあわい関係〜沈黙を守る朝日新聞記者にジャーナリストとしての姿勢を問いたい

 10月18日、朝日新聞原田朱美記者はツイッターにて、10月19日付けで朝日新聞に自身の記事が掲載されることをお知らせします。

 当該記事をご紹介。 

政治に熱気、学生の本気 慶大生が見た香港デモ
原田朱美2014年10月19日09時38分

 香港の中心部で続く学生たちのデモを見るために、ひとりの大学生が現地に飛んだ。ここ数年、もっと政治に参加しようと同年代に訴える活動を続け、壁にぶつかり、悩んできた。彼の目に、香港で熱く政治を語る若者たちは、どう映ったのか。

特集・香港、揺れる自治
 東京都文京区在住の慶応大2年、青木大和(やまと)さん(20)。デモが大きく盛り上がった今月4日に香港に入り、7日に帰国した。

 青木さんは若者の政治への関心を高めようと活動している。学生団体「僕らの一歩が日本を変える。」を2年前に立ち上げ、国会議員と高校生の対談イベントなどを開く。「学生が仕掛ける香港デモに、日本の若者を動かすためのヒントがないか」。それが現地入りの目的だ。

(後略)

http://www.asahi.com/articles/ASGBJ0R4ZGBHUTIL073.html

 この一人の大学生・青木大和(やまと)さん(20)が香港の中心部で続く学生たちのデモを見る記事は、異例にも朝日新聞デジタルトップページに掲載されます、原田朱美記者はツイッターにて喜びます。


 その後、青木大和さん本人からお礼の写真付きコメントが来ます。
 そうですか、「高校生の頃からずっとお世話になっている朱美さん」ですか、ファーストネームの呼称であります。

 ここで評論家の常見陽平氏のツイートが入って原田朱美記者は大喜びします。


 「大和君は超オススメです!」ですか、こちらもファーストネームであります。

 うむ、ここまでがプロローグであります。

 ・・・

 さて、それから一月、原田朱美記者の記事で取り上げた青木大和さんは、ネット上で”why-kaisan.com”というサイトを公開、「安倍さんはどうして700億円も使って解散するんですか」と安倍首相を批判するわけなのですが、小学4年生の中村君をよそおい、政治家や新聞記者や著名人に疑問をツイートしまくります。

 もちろん旧知の原田朱美記者にも小学生の中村君(本当は青木さん)の疑問が届きます。


 さっそく原田朱美記者は大事な問いだと反応します。

 で、ネットでは青木さんのサイトは大炎上、ついにご本人が謝罪するに至ります。

 現在サイトは青木さんの謝罪文が掲載されています。

皆さんこんばんは。
青木大和です。放送部の中村とは、僕のことです。

まずはじめに皆さんに謝らなければならないことがあります。
10歳の放送部の中村を名乗り、実際は私がリプライ、コメントをしていました。皆さんに嘘をつく形となり、本当に申し訳ありませんでした。

(後略)
http://why-kaisan.com/

 ・・・

 エピローグです。

 さて、「このアカウントが話題になる前からよく気づいたね。どうして?」と突っ込まれた原田朱美記者はツイッターにて苦しい弁明をいたします。


 このツイート以来現在(25日18時)まで、朝日新聞原田朱美記者は深く静かに沈黙を守っております。

 朝日新聞記者と話題の大学生のあわい関係を時系列でまとめてみました。

 「あわい関係」と表現したのは、報道する側と報道される側として、双方が相手をおそらく長年活用しあってきたであろうと推測するからです。

 当ブログとしては青木さんについては不問です、すでに社会的制裁を受けていますしね。

 そうではなく、朝日新聞原田朱美記者に、ジャーナリストとしての姿勢を問いたいのです。

 問題が発生したら、ここで沈黙するというのはいかがなものでしょうか?


(木走まさみず)