籾井NHK新会長よ、なぜ発言を撤回する?〜朝日新聞により捏造された従軍慰安婦問題を正しただけではないか?
朝日新聞の報道がちょっとした「お祭り騒ぎ」状態と化しております、ネット上で確認できる記事だけでもわずか一日でご覧のとおりマシンガン乱れ打ち状態であります。
NHK会長を与野党批判 「歴史認識なってない」「アウトだ」 慰安婦発言
http://www.asahi.com/articles/DA3S10947108.html
NHK会長の慰安婦発言、官房長官は問題視せず
http://www.asahi.com/articles/ASG1W3PKZG1WUTFK001.html
NHK籾井新会長「従軍慰安婦、どこの国にもあった」
http://www.asahi.com/articles/ASG1T5J3XG1TUCVL005.html
NHK会長発言を一斉批判 韓国与野党「無知の極み」
http://www.asahi.com/articles/ASG1V63LTG1VUHBI011.html
「NHK会長は慎重な発言を」 与野党、国会審議影響も
http://www.asahi.com/articles/ASG1V5D7RG1VUTFK00B.html
従軍慰安婦「どこの国にも」 韓国の補償要求を疑問視 NHK新会長、後で取り消し
http://www.asahi.com/articles/DA3S10945657.html
中立・公平性、疑問の声 籾井NHK新会長発言
http://www.asahi.com/articles/DA3S10945570.html
籾井NHK新会長会見 主なやり取り
http://www.asahi.com/articles/DA3S10945589.html
冒頭発言―NHK籾井新会長の会見詳報1
http://www.asahi.com/articles/ASG1T7VLWG1TUCVL019.html
領土問題、主張は当然―NHK籾井新会長の会見詳報2
http://www.asahi.com/articles/ASG1T7VQ1G1TUCVL01B.html
慰安婦、戦地に付きもの―NHK籾井新会長の会見詳報3
http://www.asahi.com/articles/ASG1T7VRGG1TUCVL01C.html
いちおう朝日記事から「問題発言」の詳細を押さえておきましょう。
朝日記者から「慰安婦を巡る問題についての考え」を求められます。
――政府との距離の問題について、2001年の番組改変問題があった。慰安婦を巡る問題についての考えは
コメントを控えたい。いわゆる、戦時慰安婦ですよね。戦時だからいいとか悪いとかいうつもりは毛頭無いが、このへんの問題はどこの国にもあったこと。違いますか。
いったんは「コメントを控えたい」と答えつつ、「このへんの問題はどこの国にもあったこと。違いますか」との一言を添えています。
この一言に会見後半で記者が反応して質問がぶり返します。
――先ほどの発言から、慰安婦は戦争していた国すべてにいた、というふうに取れるが
こっちから質問ですけど、韓国だけにあったことだとお思いですか。
――どこの国でも、というと、すべての国と取れる
戦争地域ってことですよ。どこでもあったと思いますね、僕は。
うむ、で「何か証拠があってのことなのか」とさらに突っ込まれると、「この問題にこれ以上深入りすることはやめたいのですが」と前置きした上で一気に語り始めます。
――何か証拠があってのことなのか
この問題にこれ以上深入りすることはやめたいのですが、いいですか。慰安婦そのものが良いか悪いかと言われれば、今のモラルでは悪いんです。じゃあ、従軍慰安婦はどうだったかと言われると、これはそのときの現実としてあったということなんです。私は慰安婦は良いとは言っていない。ただ、ふたつに分けないと、話はややこしいですよ。従軍慰安婦が韓国だけにあって、他になかったという証拠がありますか?
言葉尻をとらえてもだめですよ。あなた、行って調べてごらんなさいよ。あったはずですよ。あったんですよ、現実的に。ないという証拠もないでしょう。やっぱり従軍慰安婦の問題を色々うんぬんされると、これはちょっとおかしいんじゃないかという気がしますよ。私、良いといっていませんよ。しかしどう思いますか。日本だけがやっていたようなことを言われて。
さらに「他の国にもあったということと、どこの国にもあったということは違う」との追求には、「ここまで言うのは会長としては言い過ぎですから、会長の職はさておき、さておきですよ、これを忘れないで下さいよ」としつつ語りは止まりません。
――他の国にもあったということと、どこの国にもあったということは違う
戦争をしているどこの国にもあったでしょ、ということです。じゃあ、ドイツにありませんでしたか、フランスにありませんでしたか? そんなことないでしょう。ヨーロッパはどこだってあったでしょう。じゃあ、なぜオランダに今ごろまだ飾り窓があるんですか? 議論するつもりはありませんが、私が「どこでもあった」と言ったのは、世界中くまなくどこでもあったと言っているのではなくて、戦争している所では大体そういうものは付きものだったわけですよ。証拠があるかと言われたけれども、逆に僕は、なかったという証拠はどこにあったのか聞きたいですよ。
僕が今韓国がやっていることで一番不満なのは、ここまで言うのは会長としては言い過ぎですから、会長の職はさておき、さておきですよ、これを忘れないで下さいよ。韓国が、日本だけが強制連行をしたみたいなことを言っているから、話がややこしいですよ。お金寄越せと言っているわけですよ、補償しろと言っているわけですよ。しかしそういうことは全て、日韓条約で国際的には解決しているわけですよ。それをなぜそれを蒸し返されるんですか。おかしいでしょう。そう思いますよ、僕は。
ここで「ここは会長会見の場だ」とのツッコミが記者から入ると、あっさり「じゃあ、全部取り消します」とあっさり発言全面撤回です。
――今のところ、「会長としての職はさておいて」というが、ここは会長会見の場だ
失礼しました。じゃあ、全部取り消します。
記者から「取り消せないですよ」とダメ押しされると「しつこく質問されたから、答えなきゃいかんと思って答えましたが、会長としては答えられません」と意味不明の弁明です。
――取り消せないですよ
しつこく質問されたから、答えなきゃいかんと思って答えましたが、会長としては答えられませんので。「会長はさておき」と言ったわけですよ。じゃあ、取り消しますよ。まともな会話ができなくなる。「それはノーコメントです」と、それで済んじゃうじゃないですか。それでよろしいんでしょうか。
・・・
うーん、「コメントを控えたい」「この問題にこれ以上深入りすることはやめたいのですが」「ここまで言うのは会長としては言い過ぎですから、会長の職はさておき」「じゃあ、全部取り消します」「じゃあ、取り消しますよ。まともな会話ができなくなる」ですか。
メディアへの対応がなっていません、ダメダメであります。
ここまでベラベラ持論を展開しておいて「じゃあ、全部取り消します」って、どういうことですか?
話している内容は精度はともかくほぼ正論なだけに、この無防備で稚拙な記者対応では朝日が大騒ぎではしゃぐのも致し方ないです、従軍慰安婦問題で朝日新聞の一連の捏造報道を正すべく朝日新聞を批判しているものにとって、この「じゃあ、全部取り消します」会見は迷惑です。
いいですか、発言を取り消すぐらいならば、ハナから朝日新聞記者の誘導質問に乗ってはいけません。
逆に覚悟を持って発言をするならば、NHK新会長の立場で最後まで堂々と正論を展開すればよいのです。
・・・
いわゆる「従軍慰安婦問題」は一連の朝日新聞捏造報道がきっかけなわけです。
朝鮮半島で日本軍による強制連行などはなかったことは、ソウル大学の安秉直(アン・ビョンジク)教授が繰り返し告発しています。
22日付けガジェット通信記事から。
ソウル大学教授が告発「従軍慰安婦連行が強制的でないのは歴史的事実 お金のため」
2014.01.22 19:45ソウル大学の安秉直(アン・ビョンジク)教授が従軍慰安婦について告発している。彼は「慰安婦動員が強制的ではないのは歴史的事実です」とコメント。慰安婦を集め業者が商売をしたかっただけだと語り、それは従軍慰安婦ではなく単に売春婦だったという。「それは何が目的か」と聞かれたら「お金のためでしょう」と語る。
安秉直教授の告発は今回が初めてではなく、過去にも行われている。その際は「朝鮮王室が所有していた“国有地”を朝鮮総督府の所有に移し換えたものに過ぎない。公然たる土地の略奪はなかった」と発言している。
また過去に安秉直教授は慰安婦問題の真実を知るために韓国挺身際問題対策協議会と共同で調査を行っていたが、3年で辞めてしまったそうだ。その理由としては協議会の目的が真実を知る事ではなく、日本に慰安婦問題を認めさせることだけ(対日)であったからだったそうだ。
今回の告発を行った安秉直教授のプロフィールは『NAVER』のウェブサイトに掲載されている。ソウル大学大学院経済学修士を修めている。
韓国にも真実を知りたいという思う人はまだまだいるのである。韓国からしたら「売国奴」と言われそうであるが、安秉直教授はそんな罵倒にも耐えながら真実を追究しているのだろう。
これらの動画は『YouTube』に公開されており翻訳付きで見ることができる。
http://getnews.jp/archives/499577
堂々と「慰安婦動員が強制的ではないのは歴史的事実です」と喝破している安教授ですが、現在韓国本国のネットでは「売国奴」呼ばわりされて四面楚歌な状態ですが、自説を曲げることはありません。
誰に批判されようと、安教授の真実を追求する学者としての立場がぶれることがありません、敬服いたします。
それに比べて、籾井NHK新会長の対応は稚拙です。
朝日新聞記者の誘導質問に乗ったとはいえ、自身の信じるところを開陳したのなら、メディアに何を言われようが堂々と自説を維持すべきです、その場で「じゃあ、全部取り消します」などと撤回してはいけません。
NHK新会長として、つまり公共放送メディアの責任者として、無責任なメディアである朝日新聞により捏造された慰安婦問題を正して、真実を述べただけではないですか、メディアとして間違っていません、撤回する理由などまったくなかったのです。
(木走まさみず)