守屋氏接待ゴルフ問題:地味だけど業界にとって成り行きが心配な読売プチスクープ
守屋武昌前防衛事務次官はいったい何社から接待を受けていたのでしょうか?
本日(29日)の産経新聞電子版速報記事から。
守屋氏、証人喚問 不適切行為認める (1/3ページ)
2007.10.29 13:58守屋武昌前防衛事務次官が防衛専門商社「山田洋行」の宮崎元伸・元専務からゴルフなどの接待を受けていた問題で、衆院は29日午後、テロ防止特別委員会(深谷隆司委員長)で守屋氏を証人喚問した。守屋氏は宮崎氏と5年間で100回以上にわたりゴルフをプレーしたことを認め、「利害関係者とゴルフをやるのは配慮にかけた不適切な行為だった」と述べ、自衛隊員倫理規程に違反することを認識していたことを明らかにした。
国会の証人喚問は、昨年1月に耐震強度偽装問題をめぐり、小嶋進ヒューザー社長(当時)らを喚問して以来、約1年9カ月ぶり。事務次官経験者の喚問は、平成8年の住宅金融専門会社問題での角道謙一・元農水次官以来となる。
証人喚問で、守屋氏は宣誓した後、深谷委員長の総括的な尋問に応じた。守屋氏は冒頭で、一連の事態について反省の弁を述べた上で、新テロ対策特別措置法案の審議に及ぼした影響について「私の不祥事が大きな障害になっていることを次官の職にあったものとして痛切に責任を感じている」と謝罪した。
守屋氏は、ゴルフ接待は多いときで月に4回、年で20−30回に上っていたと証言。半分以上は夫人が同伴し、プレーに際しては偽名を使っていたことを認めた。山田洋行は18年度までの5年間で約170億円分の装備品を納入した実績を持つが、守屋氏は装備品調達をめぐり便宜を図ったことは「一切ない」と否定した。
また、次期輸送機(CX)のエンジン納入をめぐり、宮崎氏が設立した防衛商社「日本ミライズ」との随意契約の可否を部下に相談したとされる疑惑について「そういう発言はしていない」と否定した。
守屋氏の一連の接待問題をめぐり、石破茂防衛相は守屋氏に退職金の返納を求める考えを示しており、守屋氏は「熟慮して自分なりに対応する」と述べた。
野党側は、守屋氏と宮崎氏との癒着の構図だけでなく、給油量訂正問題で、当時の防衛庁防衛局長だった守屋氏が組織的な隠蔽(いんぺい)工作に荷担したかどうかを追及。
証人喚問は議院証言法に基づき、正当な理由なく出頭や証言を拒否したり、偽証した場合は刑罰の対象となる。今回の喚問では、自民党側が「守屋氏の意向」として撮影の不許可を野党側に申し入れたが、最終的に許可された。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291358005-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291358005-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/071029/stt0710291358005-n3.htm
「ゴルフ接待は多いときで月に4回、年で20−30回に上っていた」
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うらやましい(爆)
守屋氏は宮崎氏と5年間で100回以上にわたりゴルフをプレーしたことを認めたそうですが、そうですか、接待ゴルフに接待マージャン、接待飲食と、週末はさぞや多忙なスケジュールだったんでしょうねえ。
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年で20−30回ほぼ毎週末接待ゴルフとは、防衛事務次官ってずいぶん暇な職業なんですね(怒
隊員達がイラクで命を賭して任務を遂行していたときも、中越地震のとき避難民を救援に緊急出動したり、震災後、被災地の復興を手伝っていたりしていたその週末にも、貴兄はゴルフにいそがしかったんでしょうか。
まったくなあ。
「不適切行為」かなんだか知りませんが、接待ゴルフの見返りがどうなったのか、収賄の事件性はどうなのか、今後の調査を待たなければなりませんが、それ以前に接待ゴルフのこの異様な回数にあきれてしまうのです。
国と国民を守るという国防をあずかる防衛省の事務方の最高責任者・防衛事務次官が、こんな「悪代官」みたいに「越前屋」とイイコト(ワルイコト)なことしていて、その事実のほうが情けないです。
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ん?
なんか、読売電子版が地味な記事載せましたが・・・。
守屋・前次官、富士通からもゴルフ接待…社員名でプレー
守屋武昌・前防衛次官が、「富士通」(東京都港区)と子会社の電子機器メンテナンス「富士通特機システム」(川崎市中原区)から、ゴルフや飲食の接待を受けていたことが分かった。
プレーの際は、富士通などの社員名を使っていた。
富士通によると、接待は同社防衛省担当の元営業本部長で、特機システムの元社長(64)が富士通在籍中の1988年ごろから99年までと、富士通特機システムの社長就任後の2001年7月から04年まで行われた。ゴルフは東京近郊で年1、2回行われ、1回のプレー代は2万5000円前後。守屋氏はプレー後の飲食代なども含めすべて負担してもらっていた。
元社長は社内調査に、「守屋氏に仕事は頼んでいない」と話しているという。富士通では、「疑義を招くことになり、遺憾」としている。
富士通は防衛省から06年、主にパソコンなどの通信機器を441億円受注、特機システムも約10億円を受注している。
(2007年10月29日14時30分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071029i107.htm?from=main1
あーあ、「富士通」(東京都港区)と子会社の電子機器メンテナンス「富士通特機システム」(川崎市中原区)からも、ゴルフや飲食の接待を受けていたですか。
守屋氏と「山田洋行」の一連の報道を見ていて一零細IT関連業経営者の立場から、我がIT業界は大丈夫なのかいな、防衛省や防衛施設庁に出入りしているITベンダー達は接待ゴルフなどはしていないだろうなと心配していたのですが、そうかFはやっちゃっていましたか・・・
どうなんでしょう、「年1、2回」の接待ゴルフでもってどこまで犯罪性が問われるのか、私にはよくわからないのですが、世間的にはFよ、お前もかって印象はぬぐえないのでしょうねえ。
Fがしちゃってたということは、アソコとかアソコとかは大丈夫なんでしょうか、ちょと心配であります。
なんせ横並び意識の強いITベンダー業界ですから(苦笑
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うーん、しかしこの人、あと何社接待ゴルフ受けてたのかな、とても疑わしいのであります。
しかしなあ、一年には52週しかないわけですが、この人はいったい一年間に、何社からのべ何回接待ゴルフを受けていたのやら、逆にとても興味深いのでありますね。
ある意味すごい根性であります。
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しかしなあ、さすがFは効率がよいのであります。
読売記事によれば、「1988年ごろから99年までと、富士通特機システムの社長就任後の2001年7月から04年まで行われた。ゴルフは東京近郊で年1、2回行われ、1回のプレー代は2万5000円前後」とありますでしょ。
「年1、2回」で、「富士通は防衛省から06年、主にパソコンなどの通信機器を441億円受注、特機システムも約10億円を受注」ですよ、みなさん。
「山田洋行」の場合、5年間で100回以上にわたり接待した結果が「5年間で約170億円分の装備品を納入した実績」ポッチですよ。
違法性がないならば、年当たり売上高と接待ゴルフ回数の費用対効果で言えば、Fの圧勝であります。
エッヘン。(←なにいばってんだか
・・・(汗
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それにしても読売はまた、守屋氏が国会証人喚問しているまさにその時刻にIT業界にとって嫌なプチスクープ載せましたねえ(苦笑
絶妙のタイミングなのでありますネ。
この読売プチスクープはF側の裏取りも済ましていることから、ぜったい読売は事前に知っていたんじゃないかと疑っています。
地味だけどIT業界としては成り行きが心配な読売プチスクープなのであります。
(木走まさみず)