木走日記

場末の時事評論

防衛庁よ私にも南極の氷をください。

『しらせ』

3万2千年ぶりに目覚めた 太古の微生物、NASA発表

 アラスカの永久凍土の中で見つかった約3万2000年前の微生物が、氷がとけると活動を始めた。米航空宇宙局(NASA)のマーシャル宇宙飛行センターが23日、発表した。NASAによると微生物は新種で、太古の微生物が生きたまま封じ込められていたのは極めて珍しいという。

 微生物は、常に零下4度に保たれている永久凍土の中で00年に見つかった。約5年かけて分析したNASAの研究者によると、マンモスやサーベルタイガーと同じ時代の更新世の氷河期のものとみられる。永久凍土のサンプルを顕微鏡で詳しく観察すると、氷がとけた水の中を微生物が泳ぎ始めたのが確認された。

 今回の件とは別に、欧州宇宙機関(ESA)は23日、火星の赤道付近に氷の海が存在していると発表している。NASAの研究者は「火星の氷の中にも、微生物が生きたまま封じ込められているかもしれない」とロイター通信に語った。
(02/24 13:45) 朝日新聞
http://www.asahi.com/science/update/0224/005.html

 へえ〜、すごいことですね。3万年も前の生物が氷からよみがえるんですか?
 氷と言えば、南極の氷は地中深くボーリングすると数百万年前のものまで採掘できるそうですが、日本の南極観測に利用されている砕氷艦『しらせ』が海上自衛隊に所属されていることはあまり知られていないようです。

 私の友人の某機器メーカーのS氏に伺った話でとてもうらやましく思った裏話があります。S氏は防衛庁担当で、その関係で『しらせ』にも関わっているそうですが、実は『しらせ』が南極から帰ってくるとき、たくさんの南極の氷を積んでくるのだそうです。

 そして、日本に来ると関係者にその貴重な南極の氷を内緒で配るのです。何のためか?って知ってますか?

 ロックですよ。水割りですよ。はるか南極の氷をグラスに浮かべて、お酒をいただくのだそうです。うらやましい・・・・ 正直、その話を聞いたとき酒好きの私はめらめらとしっとしたのでした。

 みなさん、想像してみて下さい。南極の氷、太古の昔に生成された貴重な氷をグラスに浮かばせて味わう至極の一杯。

 う〜む、呑みたい、一度でいいから味わってみたい。考えてみたら、その運搬費用も含めて私達の税金でまかなっているわけでありますから、私たちにも一かけらぐらいいただく権利もあるのではないでしょうか?

 防衛庁よ、内緒で私だけに1KGほどでいいから分けて下さい。無理かな・・・・