木走日記

場末の時事評論

社民党と共に沈みゆくべき無責任な政治家・福島瑞穂氏

社民党は14日、都内で臨時党大会を開催し、事実上の分裂が決定的となりました。

一貫して合流反対を訴えてきた福島瑞穂党首は冒頭あいさつで「解散合流の道を選びません。社民党は残ります。社民党を再生します」としましたが福島党首を除く、吉田忠智幹事長、吉川元衆院議員、照屋寛徳衆院議員の3人が離党し、立民への合流が確実視されています。

社民党「分裂」の報道ですが、これは実質的には社民党「消滅」であると見て間違いないでしょう。

公職選挙法の政党条件は「国会議員が5人以上」、または「直近の衆院選参院選で2%以上の得票率」と定められています。

社民党は昨夏の参院選比例区で得票率が2%超え、2022年までは政党を維持できますが、所属国会議員が福島氏1人となった現状ではその後は政党を維持することは可能性としてゼロ、絶望的です。

さてこの事態を招いた責任は誰にあるのか、党大会の質疑応答では同党の衆院議員・照屋寛徳氏が福島氏を厳しく糾弾する場面も見られました。

(関連記事)
社民議員が福島党首を激しく糾弾「社会民主主義語る資格ない」「根性は最悪」
https://blogos.com/article/497779/

照屋氏は福島党首が「先輩方が築いた遺産をすべて食いつぶした」と痛罵します、上記記事より当該発言部分を抜粋。

はっきり申し上げます。あなた(福島党首)が2003年に党首になって10年間で、全国の社会党社民党の党員のみなさん、先輩方が築いた遺産をすべて食いつぶしたのはあなたなんです。そういう自覚はないんですか。

続いて「これまでいつも自分の都合が悪いと黙ってばっかり」と批判します。

あなたは一号議案に対する提案書をわざわざ書いて、その内容たるや悲惨なもの。三行半じゃありませんか。これほどね、党員、党友、国会議員を馬鹿にした意見書は前代未聞ですよ。

それについて、私が両院議員総会で聞いても、一言も答えない。そしてあなたは、これまでいつも自分の都合が悪いと黙ってばっかり。

「上辺はいいが、秘めたる根性は“最悪”」だと結びます。

書面による意見書にもまったく答えない。琉球王朝以来、沖縄の先輩方はあなたのような人を、「うゎーびちゅらーのうちくんじょ」(と呼ぶ)。上辺はいいが、秘めたる根性は“最悪”。

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どうなのでしょう、社民党が事実上消滅する事態の責任を、外ならぬ社民党国会議員が自身の党首を罵倒しつつ追求する、これは傍から見ていて痛々しいのです。

党首に一番の責任があるのは自明だとしても、福島氏を批判する資格がはたして他の社民党国会議員にそもそもあるのか、彼女を今も党首として掲げてきたのだから、分裂するからと急に猛批判始めても後の祭りです、所詮あなた方も「同じ穴のムジナ」ではないのですか。

そもそも福島氏が自らの無責任な行動・言動に対して、正当な批判を受けると一切反論せず、貝のように口を閉ざし沈黙を守り、議論から逃げまくるのは、昔から有名だったでしょう。

そんな人物を長い間党首として崇めていた(いる)のが社民党なのです、関わる全員に責任があるのは自明でしょう。

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当ブログでは過去何回も「従軍慰安婦捏造報道で沈黙を守る福島みずほ氏の大罪」を批判、「国会にて福島みずほ氏を証人喚問すべき」と主張してきました。

関連エントリー
従軍慰安婦捏造報道で沈黙を守る福島みずほ氏の大罪〜国会にて福島みずほ氏を証人喚問すべき
https://kibashiri.hatenablog.com/entry/20140810/1407653495

再度主張します、国会にて福島みずほ氏を証人喚問すべき!
https://kibashiri.hatenablog.com/entry/20140925/1411618171

最近の若い読者のみなさんの中には、本件をご存知ない人もおられるでしょう。

政治家・福島瑞穂氏の過去の無責任な振る舞いを、今一度確認します、しばしお付き合いをください。

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朝日新聞の一連の従軍慰安婦捏造報道では、当ブログでは、捏造であるかどうかしっかり検証すべき記事は数多いのですが、その中でも以下の3つのスクープ記事がその後の日韓関係の崩壊と本問題の国際化に致命的な影響を与えたものだと認識しています。

【1】1982年9月2日付け『朝鮮の女性 私も連行』記事関連に関しては、「吉田氏が済州島慰安婦を強制連行したとする証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します」と捏造を認めます。

【2】1991年8月11日付け『元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀 重い口開く』記事関連に関しては、「慰安婦と挺身隊の混同がみられたことから、誤用」とは認めますが、捏造記事とは認めていません。

【3】1992年1月11日付け『慰安所 軍関与の通達・日誌 募集含め監督・統制』記事関連に関しては、「宮沢首相の訪韓時期を狙ったわけではありません」とタイミングも否定、内容も問題はないのだとしています。 

【1】の吉田清治関連が捏造であると認められたのですから、次のステップは【2】と【3】の捏造記事の徹底検証です。

これらがすべて捏造であることが認められれば所謂「従軍慰安婦の日本軍関係者による組織的強制連行」はまったくの「創作」「ファンタジー」であることが証明されます。

とりあえず【2】1991年8月11日付け『元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀 重い口開く』記事関連に関して徹底検証すべきです。

そして、【2】1991年8月11日付け『元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀 重い口開く』記事関連に関して徹底検証するためには、福島みずほ議員、当事者であるあなたこそ重大な説明責任があるのではないですか。

現在沈黙を守っている福島瑞穂氏の責任は重大です。

本件で日本政府を相手に訴訟を起こそうとしたのが、福島瑞穂氏や高木健一氏などの弁護士で、彼らは韓国に渡って原告になる元慰安婦を募集しています。

そこで名乗り出たのが金学順で、キーセンに売られただけの女性を、朝日新聞の植村記者がこれを(吉田のストーリーにそって)「女子挺身隊として強制連行された」と誤って報じたのです。

福島氏はこの裁判に弁護士として深く関与します(ちなみに原告団側は敗訴、原告団長は植村記者の義母だったが、のちに裁判費用を詐取したとして逮捕され、行方をくらまします)。

さらに彼女は、直後の政府の慰安婦調査に、原告側関係者にも関わらず、なんとオブザーバーとしても参加しているのです。

朝日新聞とともに彼女にも重大な説明責任があります。

しかしながら、今に至るまで本件で一切の沈黙を守っている福島みずほ氏なのです。

私は福島氏が党首として社民党に残ることを支持いたします。

無責任な政治家・福島瑞穂氏は社民党と共に沈みゆくべきだと考えるからです。



(木走まさみず)