木走日記

場末の時事評論

はたして日本で「感染者爆発」は起こるのか?〜感染者が爆発する直前だとの見方もできる?

私が外来講師をしている学部から、4月からの授業開始を5月12日以降に延期する旨のメールが届きました。授業再開のメドがたてば追ってメールにて通知しますとのことでしたが、状況によってはさらなる延期の可能性もあるようです。

おそらく、ほとんどの東京の大学や短大・専門などが、授業開始を1ヶ月以上延期することになることでしょう。

さて31日に、1日当たり242人と、過去最多の感染者数が確認されました。

推移を図で確認しましょう。

■日本国内の感染者数<日別>
f:id:kibashiri:20200401154838p:plain
※『木走日記』データ集計・作成

明らかに日本国内の感染者数は増加傾向にあります。

当然ながら日々の発生数の積み重ねである感染者数<累計>も急速に増えつつあります、31日現在、2千人を突破し2214人となりました。

■日本国内の感染者数<累計>
f:id:kibashiri:20200401154920p:plain
※『木走日記』データ集計・作成

いかに増加ペースが加速しているか、500人増えるのに要した日数をご覧ください。

最初の感染者が国内で発覚した1月16日から、500人を突破するのに54日を要したのに、次の1000人突破は11日、1500人突破は7日、2000人突破は4日と、明らかに増加ペースが加速しているのが見て取れます。

さてこのまま「指数関数」的に増加し続けると、この日本でも、ある日を境に「感染者爆発」を起こしてしまい「医療崩壊」が起きてしまうのでしょうか。

まず実際の指数関数のグラフはこちら。

■指数関数のグラフ例
f:id:kibashiri:20200401163309p:plain
Pythonプログラムで『木走日記』作成

明らかに日本国内の感染者数<累計>のグラフより、爆発的に急拡大していますね。

日本は未だ指数関数的な感染者爆発には至っていないことが理解できます。

しかしです。

数学的にはもう一つの見方も可能です。

日本の現状のグラフは指数関数のこの部分だとすれば、話は変わります。

■指数関数のグラフ例2
f:id:kibashiri:20200401164258p:plain
Pythonプログラムで『木走日記』作成

つまり感染者が爆発する直前だとの見方です。

個人的には1日の感染者発生数が500人を超えてしまえば、「赤信号」だと考えています。


数学的には、この一週間ではっきりすると思われます。



(木走まさみず)