木走日記

場末の時事評論

東京・豊島区は新成人4割が外国人〜この流れは不可避だ、現状を肯定的に受け入れよう

今回は小ネタです。

私は長年IT関連の教育機関で外来講師をさせていただいています、でその関係で何十年もほぼ毎週豊島区の池袋当たりを通っているわけですが。

何年か前からでしょうか、ここは日本なのかはたまた中国なのか、いや東南アジアか、通行する人々のルックス、会話する言語、いや文化の多様化ここに極まれりといった感のある「池袋文化圏」ともいったありようになってきたわけであります。

インバウンドで訪日者も東京では増えているわけですが、豊島区(池袋)で文化多様化が進行しているのは観光客だけでなく、留学生など若者中心に外国人「定住者」も増えているからなのでありますね。

毎日新聞記事によれば、豊島区の新成人の4割が外国人なのであります。

「KIMONO、うれしい」 東京・豊島区は新成人4割が外国人

 成人の日の13日、各地で成人式が開かれた。新成人の約4割が外国人の東京都豊島区では無料で着物を貸し出して着付ける取り組みがあり、留学生らが振り袖や、はかま姿で式典に臨んだ。

 区内の外国人の新成人の割合はこの20年間で10倍になったが、文化の違いなどから参加するのは数%にとどまる。立教大の中国人留学生、呉若嵐(ご・じゃくらん)さん(20)は振り袖姿で「日本で20歳を迎えられて、うれしい」と笑顔。「大人になったという自覚がわいた」と気持ちを新たにした。上智大のフランス人留学生、ローレン・コーナーさん(20)も「着付けしながら日本の美の意識を垣間見られた。日本に少し溶け込めたよう」とはにかんだ。

 総務省によると、新成人の人口は推計122万人で前年比3万人減。総人口に占める割合は10年連続で1%を下回った。【稲垣衆史】

https://mainichi.jp/articles/20200113/k00/00m/040/170000c

うーむ。

この記事は実感がありますなあ。

私が教育機関に講師に行くときに良く利用する池袋のコンビニにはよくある風景ですが無料のタウンワークが積まれているわけです。

場所柄「池袋周辺版」です、表紙はこんな感じです。

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※『木走日記』撮影


求人広告はこんな感じなのです。

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※『木走日記』撮影

「アリガトウゴザイマス」「日本語での日常会話、あいさつができれば」「警備の仕事で活躍できます」のところに着目してください。

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※『木走日記』撮影

興味深いですよね、池袋ではバイトの求人も外国の人を無視してはもはや成立しない時代が来ているわけです。

池袋だけではないのでしょうが、池袋(豊島区)では工事現場の作業員も警備員もコンビニ店員も飲食店店員も外国人の方の割合が高いわけです、場所によっては5割近くが外国人の方だったりしています。

現状を肯定的に受け入れましょう。

少子高齢化の進行する中でこの池袋(豊島区)の姿は5年後10年後の日本の姿を先行して出現させているとはいえまいか?

この流れは不可避なのでしょう。



(木走まさみず)