木走日記

場末の時事評論

韓国を東京オリンピックから排除してほしい件

さて韓国です。

昨年7月4日に日本政府は、「安全保障上の輸出管理措置」として半導体やディスプレイの製造に必要な感光材(レジスト)、エッチングガス(フッ化水素)、ディスプレイ用樹脂材料(フッ化ポリイミド)の3品目について、従来の簡略な手続きを改めて、個別に輸出審査を行なう方針に切り替えました。

これに対し韓国は猛反発、日本産製品不買運動日本旅行自粛などのNOJAPAN運動、また政府レベルでは
日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA(ジーソミア))破棄を決めたのは、我々の記憶にも新しいところであります。

その一連の反日活動の中で、一際非科学的な嫌がらせだったのが、東京五輪放射能まみれである、韓国スポーツは“放射能の恐怖”にどう対処するのか、といった東京五輪ボイコットも辞さずという論であります。

被災地福島県に対する韓国の言いたい放題が止まりませんでした。

与党・共に民主党の「日本経済侵略対策特別委員会」の崔宰誠委員長は、「ソウル外信記者クラブ」主催の会見で、「日本に、オリンピックを開催する資格があるのか」と発言します。

「日本の措置への国際世論の反発が広まれば、東京オリンピックにも影響が及ぶ。歴史認定と率直な謝罪をしない日本に、オリンピックを開催する資格があるのかを聞きたい」

「日本国民も冷遇する(福島の)食品を全世界の参加選手らの食卓に上げるという。政治に目がくらんで、オリンピック選手まで人質に取るものだ」

翌26日には、同委員会の幹事を務める呉奇炯幹事も、記者団に対し、「日本に平和の祭典であるオリンピックを主催する資格はない。放射能水産物にも問題があり、日本も落ち着いて考えねばならない」と語っています。

8月5日、崔宰誠委員長は、ラジオのインタビューで「それ(放射能)が基準値よりはるかに高く検出されたので、(日本)全域に旅行禁止地域を拡大すべきと見る」と述べます、実際に、特別委員会は外交部に対し「日本旅行規制措置を検討してほしい」と公式要請しました。

外交部のキム報道官は「今後、必要に応じて国際機関と被害が懸念される太平洋沿岸の国々とも緊密に協力し、福島原発汚染水の放出問題に積極的に対応していく」と述べました。

韓国政府は今年9月の国際原子力機関(IAEA)総会と11月に中国で開かれる韓中日原子力規制者会議などで、関連問題を提起する案を検討中です。

韓国政府は「福島汚染水に積極的対応」することで、対日本の新たなカードを切り出した形です。

与党・共に民主党の「日本経済侵略対策特別委員会」の崔宰誠委員長は、8月12日、みたび、暴言を放ちます。

記者たちを前に「日本の放射能のリスクが度を越えている。五輪選手らはもちろん、隣国の命まで人質にしている」と主張しました。

(関連記事)

韓国政府「福島汚染水に積極的対応」…新たなカードを切り出した
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/34094.html

韓国政府の日本の経済報復への対抗措置と受け止められていました。

当時の韓国スポーツ紙スポーツソウルより関連記事を抜粋。

東京五輪の福島開催に懸念の声。「食事は別途用意」「出場権確保してから検討する」

韓国スポーツは“放射能の恐怖”にどう対処するのか。

日本は来年、1964年以来56年ぶりに首都・東京で2度目のオリンピックを開催する。津波の被害に遭った2011年東日本大震災からの「復興五輪」もオリンピックのテーマのひとつだが、とあることが引っかかる。

放射能汚染があった福島原子力発展所がある福島県産の農産物が使われることと、福島で野球とソフトボールの試合が開催されるということだ。福島を「見て食べる」ということを世界の人々に経験させることで、「この地域が安全だということを知らせる」ということを東京五輪で実現させる考えたのようだ。

(後略)

https://sportsseoulweb.jp/sports_topic/id=5425

さて、2020年1月の最新ニュースです。

東京五輪選手村で提供される食事に東京電力福島第1原発事故が起きた福島産の食材が使われるとしてその食事をボイコット、選手村から約15分離れたホテルを借り切り、韓国選手団のための食事を提供することを正式決定したのです。

朝鮮日報1月2日付け記事より。

韓国五輪委 東京のホテル借り切り選手に食事提供へ=放射能懸念で

【ソウル聯合ニュース】大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長は2日、聯合ニュースとの新年のインタビューで、「昨年末に東京を訪問し、五輪期間中、わが国の選手団の食事をサポートする支援センターとの契約を終えた」と明らかにした。

 東京五輪を巡っては、選手村で提供される食事に東京電力福島第1原発事故が起きた福島産の食材が使われるとして、韓国をはじめ各国から安全性を懸念する声が出ている。

 大韓体育会は選手村から約15分離れたホテルを五輪期間中に借り切り、選手団のための拠点を用意した。

 放射能汚染に対する懸念が払拭(ふっしょく)されていない中、大韓体育会は韓国選手団の食の安全を最優先に考え、韓国選手団のための食堂を用意すると早くから明らかにしており、先ごろ関係機関との契約を終えた。

 忠清北道・鎮川の国家代表選手村から派遣された調理師が韓国から空輸された食材を使って選手団の食事を24時間サポートする。

(後略)

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/02/2020010280005.html

・・・

日本のメディアはどこも取り上げないのが不思議なのですが、本件は外交的に問題だと思うのです。

日本政府は一連の福島県に対する韓国の根拠なき暴言・暴挙に対し断固抗議をすべきです。

またオリンピック開催国として、韓国政府の選手村近傍で勝手に韓国選手に対する食事支援施設の設置を許してはいけません。

そこまで福島に嫌がらせ・ボイコットをするなら、いっそのこと望み通り東京オリンピックをボイコットしてほしいです。

読者のみなさんは、本件いかがお考えでしょうか?



(木走まさみず)