木走日記

場末の時事評論

石破氏の安倍批判はまるで野党

 さて自民党総裁選に立候補した石破茂氏であります。

 今回は石破茂氏の総裁選戦略について取り上げたいのです。

 ネットで石破陣営は総裁選特別サイトを設置しました、こちらです。

石破茂総裁選特別サイト

http://www.ishiba.com/sousaisen/

 このサイト新設、今回の総裁選に掛ける石破さんの力の入れようがわかりますよね。 

 ご覧の通り、総裁選における石破陣営のキャッチフレーズは「正直、公正、石破茂」なのであります。

 さて、直近の石破氏の活発な発言を押さえておきましょう。

 まず、石破氏は派閥の会合であいさつし、安倍総理大臣との違いを明確にするため、政策テーマごとに討論を行う必要があるという考えを強調しました。

(関連記事)

自民総裁選 石破元幹事長「政策テーマごとの討論が必要」
2018年8月16日 15時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180816/k10011579331000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

 記事より石破氏の主張。

「反対意見も受け止めて、誠心誠意説明することが民主主義の根幹だ。私と安倍総裁のどこが違うか、国民にわかってもらう機会が絶対に必要だ」

 石破氏は自身が得意とする討論の場を求めます。

 その上で、安倍首相が次の国会に自民党憲法改正案を提出できるよう党内議論を加速させたいという考えを示したことについて「ありえない」と批判しました。

(関連記事)

自民 石破元幹事長 次国会に憲法改正案「ありえない」
2018年8月16日 20時46分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180816/k10011579841000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001

 記事より石破氏の主張。

「ありえない。安倍総裁の考えを1度も提示しないまま議論がつくされたというのはどういうことなのか」

「スケジュールありきで民主主義の現場を理解していないとしか思えない」

 さらに改憲自衛隊明記は“緊急性なし”と安倍首相を批判します。

(関連記事)

自民 石破氏 改憲自衛隊明記 “緊急性なし”
2018年8月17日 20時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180817/k10011580961000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001

 記事より石破氏の主張。

「9条改正は国民の理解を得て、世に問うべきものだ。理解なき改正をスケジュール感ありきで行うべきではない」

 ・・・

 石破茂氏の総裁選戦略について、苦言を呈したいのであります。

 まず得意の討論会を要求するのはよろしいでしょう、首相サイドが素直に応じるかは別としてですが。

 がしかし、その後の主張がいただけません。

 安倍首相が目指す次国会に憲法改正案を発議を目指すことを「ありえない」とするのはいかがなものか。

 今回の自民党安定政権のようなもとでなければ、国会議員の三分の二という極めて高いハードルをクリアすることは不可能なことは自明なわけで、「スケジュールありきで民主主義の現場を理解していないとしか思えない」とは、改憲を党是としている保守政党の総裁候補の発言とは、まったく納得いきません。

 全体として石破氏の安倍批判は、まるで野党のような印象を自民党支持者に与えていませんでしょうか。

 石破氏の総裁選戦術、自民党支持者に響くことはなく、実はアンチ自民党の人たちにだけ響いてはいませんでしょうか?

 ふう。



(木走まさみず)