木走日記

場末の時事評論

春日野親方「プチ嘘つき騒動」にみる日本相撲協会の「なんだかなあ」体質

 さて今回はスポーツネタの小ネタをいくつかから。

 さて電子版速報が入ってきました、メジャーリーグ大谷翔平選手が「圧巻」の投球で2勝目です。

「投手」大谷翔平が2勝目 7回1安打12Kの圧巻投球
http://www.sankei.com/sports/news/180409/spo1804090004-n1.html

 すごいですね、打者としてはホーム初戦から3戦連続のホームランを打ち、投手としてはホーム初戦で1安打毎回の12奪三振で7回零封であります、まさに「圧巻」であります。

 日曜日のTBSサンデージャポンで評論家の張本氏が大谷のこの派手なデビューを「まぐれか米国投手のレベル低下」と酷評、例によってネットで大炎上中なのですが、この「圧巻」のピッチングは同論評するのでしょうか。

(参考記事)

大谷翔平の3戦連続弾は「まぐれか米国投手のレベル低下」 張本氏の発言が炎上
https://news.nifty.com/article/item/neta/12189-20161571412/

 いや、大谷選手、すばらしいですね、今後が楽しみなのであります。

 さて爽やかなニュースはここまで、続いての速報はなんと「ハリル監督電撃解任」であります。

大激震!ハリル監督解任決定的…W杯2カ月前なのに 協会9日緊急会見
http://www.sanspo.com/soccer/news/20180409/jpn18040905050002-n2.html

 W杯ロシア大会まで約2カ月のタイミングで、日本が前代未聞の事態に直面したわけです。

 記事によれば、かねて指揮官の求心力は失われつつあったそうです。

 一貫して縦に速い攻撃を求める采配に対し、選手からは不満の声が一斉に表面化したのだとか。

 ワールドカップまでもう2ヶ月しかないのに、サッカー日本代表は大丈夫なんでしょうか?

 なんだかなあ・・・

 なんだかなあと言えば、レスリング女子の伊調馨選手が日本協会の栄和人強化本部長からパワーハラスメントを受けたと認定されたわけです。

 で、谷岡至学館大学長がわびを入れたと、「こんな状況になって申し訳ない」ですと。

(参考記事)

協会側「体質の問題」指摘 谷岡至学館大学長「こんな状況になって申し訳ない」
https://www.sankei.com/sports/news/180407/spo1804070004-n1.html

 しかしなあ、当初の谷岡至学館大学長の「パワハラ否定会見」が、「栄和人など私に比べればパワーなどない、彼はただの小心者だ、パワーのない人間がパワハラなどできるはずがない」発言がよっぽど「パワハラ的」(苦笑)で、さすが元民主党女性国会議員は「筋金入り」のブーメラン体質だと、ネットでも大炎上、個人的にテレビの前で失笑したのはついこの間だったのに、であります。

 さすが元民主党女性国会議員であります。

 なんだかなあ・・・

 で、なんだかなあ、の極めつけがこちらのスポーツニュースのわけですが、そう大相撲春巡業であります。

 4日に京都・舞鶴市で行われた巡業の際には、多々見良三市長が土俵であいさつ中に倒れ、救命処置を施していた女性に土俵から下りるよう場内放送で促される問題が起きたわけです。

 「土俵女人禁止」が守るべき国技の伝統なのかそれとも国際的に恥ずかしい「女性蔑視」なのか、そこのとこの議論には、当ブログは参加しません、どうか有識者のみなさん、とことん議論してくださいませ。

 当ブログが「なんだかなあ」と取り上げたいのは春日野巡業部長が「嘘つき」だった件であります。

 当初、巡業の責任者なのにあなたは何していたのかと問われた、春日野氏は、この場面の自身の行動についてトイレに行っていたので状況がわからなかったとだけ説明していました。

 ところがこの日までにネット上に、騒動が起きた土俵の後方に同部長と見られる人物が写り込んでいる画像が出回ってしまったのです。

 そこには星飛雄馬を柱の影から見守る飛雄馬のお姉さんのように、柱の影からそっと土俵を見つめる春日野巡業部長が写っていました、ネットで大炎上であります。

 そしたら画像の人物が自身であることをあっさりと認めた同部長は「花籠副部長(元関脇太寿山)が土俵近くにいたのを確認した。心配していた」と、話を一転させたのでした。

 「担架で運ばれる時は付き添った」と、その後の行動を説明したのですが、今度はこの「運ばれる時は付き添った」が嘘だとネットで暴かれ始めます、火にガソリン注いでます、やれやれです。

(参考記事)

春日野巡業部長が当初と違う説明、市長搬送見守る
[2018年4月7日20時22分]
https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201804070000722.html

 しかしなあ、春日野親方は、なんでこんなすぐバレる嘘をつくのでしょう。

 その嘘の目的がさっぱりわからんのです。

 こんな小さな嘘つかないで、「柱の後ろで事態を星明子みたいに見守ってました、ごめんなさい」でよかったじゃないですか。

(参考サイト)

星明子
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E6%98%8E%E5%AD%90

 ここに日本相撲協会のバカみたいな古い隠蔽体質、例の貴乃花親方理事解任騒動のときと同じ体質、頭が悪く閉鎖的な体質を、見てしまうわけです。

関連エントリー

2018-01-04 貴乃花親方理事解任におもう〜だったら白鵬はじめ暴行事件の現場にいた力士は全員引退じゃないのか?
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20180104

 さて八角理事長はこの春日野親方「プチ嘘つき騒動」をどうケリをつけるのでしょうか。

 予言しましょう、このなもん理事長はケリは付けません、傷害事件じゃないもの、こんな嘘もみ消しますよ。

 大丈夫、何があったって、理事長と同郷(北海道十勝地方出身)の後援会長である鈴木宗男先生は絶対に相撲協会の味方です(キッパリ。

(参考サイト)

鈴木宗男
宗男氏 野田聖子氏の発言に苦言
http://blogos.com/article/289119/

 この政治家のポジショントークを、私は決して嫌いではありません、むしろ生き様としては好みであります。

 最近安倍政権への擦り寄りもはげしいものがありますし・・・

 しかしです。

 春日野親方「プチ嘘つき騒動」

 なんだかなあ、体質がひでえなあ。
 
 ふう。



(木走まさみず)