木走日記

場末の時事評論

貴乃花親方理事解任におもう〜だったら白鵬はじめ暴行事件の現場にいた力士は全員引退じゃないのか?

 産経新聞電子版速報記事から、

貴乃花親方の理事解任を承認、相撲協会評議員

 元横綱日馬富士関による暴行事件への対応を問題視された貴乃花親方(元横綱)への処分が4日、日本相撲協会の臨時評議員会で審議され、出席者によると、貴乃花親方の理事解任を承認した。理事解任は初めてで、役員待遇委員へ2階級降格となる。

http://www.sankei.com/sports/news/180104/spo1801040015-n1.html

 うむ、日本相撲協会の臨時評議員会において貴乃花親方の理事解任が承認されました。

 ほほう、理事解任は初めてだそうで、役員待遇委員へ2階級降格となるそうです。

 では、今回は相撲ネタです。

 今回の騒動で私が思ったことは昨年も少しふれましたが、ふたつです。

 まず貴乃花親方に強く言いたいこと。

 室内ではマフラー取りなさい、マナーがなっていません、そんなの常識ってことです。

 あとせっかくネクタイしてるのだったらゆるんじゃダメですよ、ピシッとしなさい、と。

 それと椅子の座り方、ふんぞり返るのはお行儀悪いです、まだ若いのだからね。

 ただでさえ生意気に見られやすい(苦笑)ようですから、小さいことからコツコツとです。

 で、つぎに言いたいこと。

 日本相撲協会って、ひどく閉鎖的な組織だなあってこと。

 たとえば、高野利雄危機管理委員長です。

 元名古屋高検検事長だそうですが、TVでの会見、反貴乃花感情が剥き出しでしたね、失礼ながら、相撲協会べったりのひどい裁きでした。

 今回の裁き、とても元検事とは思えない偏ったものでありました。

 だって、貴乃花親方の言い分を次々と罵るように批判していましたが、一歩譲って相撲協会の言い分が100%正しいとしても、これでお茶の間の見方は、被害者側なのにここまで怒られて貴乃花がかわいそう、相撲協会って加害者側をかばってんじゃないの?、危機管理委員会ってなにえらそうに裁きをしてるの?何あの委員長の態度、不愉快だわ、となること、必至でありました。

 親方が報告義務怠ったって言ったって、一番報告義務怠っていたのは暴行現場にいたモンゴル人力士達じゃないのですか?
 なにしろ犯行現場にいたんだもの、加害者側とも言えるその人たちが報告義務を怠ってことが明らかになるまでだんまり決め込んでいたのに、たかだか減俸処分でしょ。
 それなのに被害者側である貴乃花親方の役員としての忠実性だけ責めるのはいかがなものなのかしら?
 かたや加害者側当事者は報告義務も不問で減俸のみ、かたや被害者の力士は十両陥落、被害者側親方はその役職責任が厳しく責められ理事解任、おかしくはないでしょうかね?
 確かに貴乃花親方の態度その他行動は不遜です。

 室内ではマフラー取るべき(苦笑)ですしネクタイはちゃんと締めるべきだし、まだ若いのだから椅子にふんぞり返ってはいけません。反省すべきです。

 しかしです、態度が悪いのは貴乃花親方だけど、頭が悪く閉鎖的なのは相撲協会ではないでしょうか。

 このような一方的な裁きは理解できません。

 白鵬はじめ暴行事件の現場にいた力士は全員引退、理事長以下全理事引責辞任、このぐらいのペナルティなら平等でよろしいのではないでしょうか。
 だめですか。そうですか。

 ふう。

 読者のみなさんはどうお考えでしょうか?



(木走まさみず)