8月14日は「慰安婦の日」と韓国法制化〜やはり「可逆的」に続いていく韓国の反日活動
韓国国会が正式に「慰安婦の日」法制化を可決しました。
すなわち、毎年8月14日を「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」に指定し、被害者の死去時に遺族へ葬儀費を支給することなどを盛り込んだ慰安婦被害者生活安定支援法の改正案を可決したのであります。
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「慰安婦の日」法制化へ 韓国国会の法制委員会で可決
11/23(木) 17:05配信 聯合ニュース【ソウル聯合ニュース】韓国国会の法制司法委員会は23日、毎年8月14日を「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」に指定し、被害者の死去時に遺族へ葬儀費を支給することなどを盛り込んだ慰安婦被害者生活安定支援法の改正案を可決した。
同改正案は9月に国会の担当委員会である女性家族委員会で可決した。近く本会議で成立する見通しだ。
8月14日は故金学順(キム・ハクスン)さんが1991年に慰安婦の被害を初めて公の場で証言した日だ。
改正案には慰安婦問題を国内外に伝え、被害者を記憶するための行事などを行う内容が盛り込まれている。また、政府が被害者に関連した政策を策定する場合、被害者の意見を聴取し、政策の主な内容を国民に積極的に公開するようにした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000029-yonh-kr
しかしなあ、よりによって毎年8月14日であります。
2年前、平成27年12月28日の「この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」された日韓合意を外務省公式サイトで確認しておきましょうか。
日韓両外相共同記者発表
http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001664.html
一言一句味わいましょう。
1 岸田外務大臣
日韓間の慰安婦問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,日本政府として,以下を申し述べる。
(1)慰安婦問題は,当時の軍の関与の下に,多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり,かかる観点から,日本政府は責任を痛感している。
安倍内閣総理大臣は,日本国の内閣総理大臣として改めて,慰安婦として数多の苦痛を経験され,心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し,心からおわびと反省の気持ちを表明する。(2)日本政府は,これまでも本問題に真摯に取り組んできたところ,その経験に立って,今般,日本政府の予算により,全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置を講じる。具体的には,韓国政府が,元慰安婦の方々の支援を目的とした財団を設立し,これに日本政府の予算で資金を一括で拠出し,日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。
(3)日本政府は上記を表明するとともに,上記(2)の措置を着実に実施するとの前提で,今回の発表により,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。
あわせて,日本政府は,韓国政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。2 尹(ユン)外交部長官
韓日間の日本軍慰安婦被害者問題については,これまで,両国局長協議等において,集中的に協議を行ってきた。その結果に基づき,韓国政府として,以下を申し述べる。
(1)韓国政府は,日本政府の表明と今回の発表に至るまでの取組を評価し,日本政府が上記1.(2)で表明した措置が着実に実施されるとの前提で,今回の発表により,日本政府と共に,この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する。韓国政府は,日本政府の実施する措置に協力する。(2)韓国政府は,日本政府が在韓国日本大使館前の少女像に対し,公館の安寧・威厳の維持の観点から懸念していることを認知し,韓国政府としても,可能な対応方向について関連団体との協議を行う等を通じて,適切に解決されるよう努力する。
(3)韓国政府は,今般日本政府の表明した措置が着実に実施されるとの前提で,日本政府と共に,今後,国連等国際社会において,本問題について互いに非難・批判することは控える。
今回の韓国国会における「慰安婦の日」の法制化により、この2年前の国家間の約束は、残念ながら完全に反故にされたとみなすべきでしょう。
2年前の日韓の国際合意は完全に破綻したといってよろしいでしょう。
少なくとも日本の立場からすれば韓国の振る舞いは何も変わっていません、どこにも「不可逆的に解決」する配慮など見られません。
なぜこのタイミングでこのような暴挙に出るのかよく理解できないのですが、国際合意を一方的に破棄することで国家の信用を失うことを理解していないのでしょうか?
そして、このような一方的な「約束破り」は、日本政府及び日本国民をして、それこそ「不可逆的」に韓国不信に陥れることを、理解していないのでしょうか?
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2年前当時、当ブログは、この合意は「実効性はゼロ」であり、「韓国の反日活動は半永久的かつ可逆的に続いていく」と予言いたしました。
当時のエントリーより抜粋。
(前略)
昨年12月の日韓共同声明で、慰安婦問題は『最終的かつ不可逆的に解決される』ことは、今検証した通り、残念ながらその可能性はゼロです。
大使館前の慰安婦像も撤去されないだろうし、ユネスコ世界遺産登録など韓国側の執拗な反日的活動は、韓国政府公式の動きはなくなっても、「民間団体」に委託される形で続いていくことでしょう。
今回の声明は外交的妥協の産物であり、実効性はゼロなのです。
反日的活動の母体が、韓国政府主体から「民間団体」主体に潜伏するだけです。
韓国の反日活動は半永久的かつ可逆的に続いていくことでしょう。
2016-01-13 韓国の反日活動が半永久的かつ可逆的に続いていく理由
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20160113/1452668818
苦笑するのは当時それでも「韓国政府公式の動きはなくなっても」と当ブログは予測していましたが、今回は堂々韓国国会での法制化です、いやはやなんともです。
・・・
そもそもあの合意自体無理があったのです。
これからも、このように、韓国の反日活動は半永久的かつ可逆的に続いていくことでしょう。
日本としてはそれを前提に距離感をもってお付き合いするしかないと考えます。
読者のみなさん。
この韓国による一方的な国際公約破棄行為は、逆にいろいろな意味ですっきりしてよろしかったと思いませんか。
いかがお考えでしょうか。
(木走まさみず)